苺栽培を悩ます害虫の正体と対策:三大害虫からアブラムシ、ゾウムシまで徹底解説

甘酸っぱくて美味しいいちご。しかし、その栽培は多くの苦労が伴います。特に悩ましいのが害虫の存在です。小さな体で、せっかく育てたいちごを蝕んでしまう憎き害虫たち。この記事では、いちご栽培者を悩ます代表的な害虫の種類や特徴、そして効果的な対策を徹底的に解説します。三大害虫と呼ばれるハダニ、チャノホコリダニ、アザミウマはもちろん、アブラムシやゾウムシなど、発生しやすい害虫から具体的な対策方法まで、いちご栽培を成功させるための情報が満載です。

いちごの害虫とは?主要な種類と特徴

いちご栽培において、害虫は収穫量と品質を大きく左右するため、その種類と特性を把握し、適切な対策を講じることが非常に重要です。いちごに発生する害虫は多岐にわたり、よく知られているものから、専門家でも見過ごしてしまうような微細なものまで存在します。代表的な害虫としては、ハダニ(ナミハダニ、カンザワハダニ)、チャノホコリダニ、アザミウマ(特にミナミキイロアザミウマ)、コナジラミ、ナメクジ、アブラムシ、ハスモンヨトウ、ネコブセンチュウ、コガネムシ、キノコバエ、ゾウムシ(特にイチゴハナゾウムシ)、コナガなどが挙げられます。これらの中でも、特にいちご栽培で深刻な被害をもたらし、生産者を悩ませる「三大害虫」として警戒すべきは、ハダニ、チャノホコリダニ、アザミウマです。これらの害虫は、いちごの生育段階や環境条件によって発生のしやすさが異なり、それぞれに応じた識別方法と対策が求められます。

特にハダニ類は、0.5mmから1mm程度の大きさで、日本全国に生息しています。屋外では比較的弱い存在ですが、ビニールハウスのような環境下では驚異的な繁殖力を発揮し、あっという間に増殖して「厄介な害虫」へと変化します。彼らは主にいちごの葉の裏に潜み、成虫も幼虫も葉から養分を吸い取るため、吸われた部分が白く見えるのが特徴です。葉緑素が失われるため、光合成が阻害され、最終的には葉が枯れてしまいます。チャノホコリダニも同様に、肉眼では確認しづらいほどの小さなダニで、新葉などの柔らかい部分に潜伏し、新芽の成長を妨げたり、葉が縮れたり奇形になったりする被害を引き起こします。一方、アザミウマは冬の寒さで活動を控えるため被害は少ないものの、暖かくなる春先から繁殖が活発になります。特にミナミキイロアザミウマは体長1.2mmで、いちごの花だけでなく葉も食害し、養分を吸われた部分は黄色く変色して硬くなります。アザミウマが増えすぎると受粉を阻害したり、果実が変形したりして、収穫量が大幅に減少し、栽培を断念せざるを得なくなるほどの深刻な被害をもたらすこともあります。特に「越後姫」や「桃薫」といった品種は、アザミウマの発生による影響を受けやすいとされています。

アブラムシは0.3mmから3mmほどの小さな昆虫で、驚くほどの繁殖力を持つことで知られています。いちごの葉の表面や蕾の付け根、葉の裏などに大量に発生し、新芽や若い葉から養分を吸い取ることで生育を妨げ、株の成長を阻害します。また、アブラムシの排泄物である「甘露」が原因で「すす病」が発生し、カビによる被害につながることもあります。さらに、アブラムシは、いちごのモザイク病などのウイルス病を媒介する可能性もあるため、早期の対策が重要です。幼虫も成虫も被害をもたらすため、継続的な注意が必要です。いちごを注意深く観察すると、苗の周りを小さな黒い虫が飛んでいるのを見かけることがありますが、これは翅(はね)を持ったアブラムシであることが多いです。アブラムシは一定数以上発生すると、個体群の分散のために翅を持った個体に変化し、周囲を飛び回るようになります。翅を持ったアブラムシは、飛来を防いだり直接駆除したりすることが難しいため、野菜用の殺虫剤を使用することが効果的な対処法となることがあります。

ゾウムシの一種であるイチゴハナゾウムシは、体長約3mmで黒褐色をしており、背中の翅に白い筋模様があるのが特徴です。主に3月から7月にかけて長期間発生し、いちごの蕾の中に卵を産み付け、孵化した幼虫が蕾の内部を食害します。これにより、蕾が開花しなかったり、奇形の花になったりして、結果的に果実の収穫量に大きな影響を与えます。コナガは蛾の幼虫で、体長は5mmから1cmほどと比較的大きく、見つけやすい害虫です。主にいちごの葉を食害し、食害された部分は白く変色したり、穴が開いたりする症状が見られます。ナメクジは、日中は土壌やマルチの下など、日の当たらない場所に隠れ、夜間や湿度が高い日に活動し、いちごの果実を食害します。コナジラミは葉の裏に群生し、養分を吸い取ることで株を弱らせ、排泄物である「甘露」によってすす病を誘発することもあります。ヨトウムシ(ハスモンヨトウなど)は、一般的に「青虫」と呼ばれ、新葉などの成長点を食害するため、いちごの生育に不可欠な部分を損傷させます。早期の駆除が不可欠です。キノコバエは、株元やマルチの内側の根などに発生し、幼虫が根を食害することで株を弱らせる被害をもたらします。これらの主要な害虫の生態と被害の特徴を理解することは、いちごを守るための第一歩となります。

Image

いちごの害虫防除の基本的な考え方

いちご栽培における害虫防除は、単に害虫を退治するだけでなく、「予防」と「駆除」という二つの段階を計画的に、かつ継続的に行うことが重要です。この防除の考え方は、病害虫の発生を未然に防ぐ「予防」と、発生してしまった病害虫を取り除く「治療」のバランスを保つことに他なりません。特に、病気の発生を予防するという視点を重視することが、健全な株を維持し、安定した収穫を得るための重要な要素となります。害虫や病気の初期段階で対応できるかどうかが、その後の被害の拡大に大きく影響するため、常に注意を払う必要があります。

効果的な防除の「予防」段階で最も重要なのは、日頃から植物を「注意深く観察すること」です。まず、健康的で正常ないちごの株がどのような状態であるかを把握しておく必要があります。具体的には、葉の色つや、形、茎の太さ、花の咲き方、果実の生育状況など、細部にわたって観察し、正常な状態をしっかりと記憶します。その後、毎日いちごを丁寧に観察し、わずかな違和感や異変がないかを確認します。例えば、葉に斑点がないか、変色していないか、奇形がないか、小さな虫がいないかなど、小さな変化も見逃さないようにします。もし違和感や異変を感じた場合は、その株をより詳しく観察し、病害虫が発生していないかを確認します。初期段階で病害虫が確認できた場合には、速やかに適切な農薬を散布するなどして「防除の予防」を行います。同時に、病害虫の発生を予防するための薬剤を定期的に散布することも、広範囲な発生を防ぐ上で非常に有効な手段となります。早期発見と早期対応、そして予防策の継続が、いちごの健全な成長を支える上で不可欠です。

農薬の種類と安全な使用について

農業に携わる人々にとっては周知の事実ですが、一般の方にはあまり知られていないことがあります。それは、農薬には使用回数に制限が設けられているものと、そうでないものが存在するということです。化学農薬は、毎日摂取しても人体に影響が出ない範囲で使用が許可されており、そのために農薬取締法によって使用回数が厳しく規制されています。この回数制限は、消費者の安全を確保し、残留農薬が基準値を超えないようにするための重要なルールです。一方、植物由来や食品由来といった安全性の高い農薬については、使用回数に制限がなく、何度使用しても人体に影響はないと考えられています。これらの農薬は、天然由来の成分を主成分としているため、環境への負荷が少なく、有機栽培などでも使用されることがあります。

農薬の使用においては、定められた回数、濃度、使用時期などのルールを厳守することが非常に重要です。特に、収穫した果実を安心して食べたい場合は、野菜や果物に使える安全性の高い薬剤を選ぶことが不可欠です。もし農薬の使用回数を守らずに基準を超えて散布した場合、そのいちごは出荷することができなくなり、経済的な損失につながります。これは、消費者の健康と安全を守るための最後の砦であり、生産者にとっては最も注意すべき点の一つです。農薬は正しく使用すれば非常に効果的な防除手段となりますが、誤った使用方法は食品安全上の問題を引き起こすだけでなく、害虫に抵抗力をつけさせてしまい、防除がより困難になるリスクもあります。そのため、農薬を使用する際には、製品に記載されている使用方法や注意事項をよく読み、常に最新の注意を払って適切に取り扱うことが求められます。安全で安心ないちごを消費者に届けるためには、農薬に関する深い知識と責任ある行動が不可欠となります。

いちごの害虫が潜む場所と具体的な被害

いちごの害虫対策を効果的に進めるためには、それぞれの害虫が植物のどの部分に潜伏し、どのような被害をもたらすのかを正確に把握することが非常に重要です。害虫の種類によって発生する場所が異なるため、この知識を持つことで、防除の「予防」の精度が向上します。的を絞った観察と対策が可能になり、無駄な労力や薬剤の使用を減らすことができます。例えば、葉の裏側を重点的にチェックすべき害虫もいれば、新芽や花、果実に特化した害虫もいます。以下に、主なイチゴの害虫と、その発生場所、具体的な被害について説明します。

いちごの害虫は、それぞれ好む環境や隠れ場所が異なります。ハダニは、主としていちごの「葉の裏側」に潜んでいます。自然界では比較的弱い存在ですが、ビニールハウスのような保護された環境下では、その高い繁殖力から非常に厄介な害虫となります。養分を吸われた葉には白い斑点が現れ、光合成能力が低下し、最終的には枯れてしまいます。チャノホコリダニは、「新葉などの柔らかい部分」に好んで潜伏し、新芽の成長を妨げ、葉が縮れたり奇形になったりする被害を引き起こします。アザミウマ、特にミナミキイロアザミウマは、主に「いちごの花、特に花びらの付け根あたり」に集まり、花を食害することで受粉を妨げ、果実の変形や着色不良を引き起こします。また、葉を食害し養分を吸った部分は黄色く変色し硬くなるのが特徴です。特に「越後姫」や「桃薫」といった品種は、アザミウマの発生が収穫に大きな影響を与えることがあります。イチゴハナゾウムシは、3月から7月にかけて「蕾の中」に卵を産み付け、孵化した幼虫が蕾を食害することで開花を妨げます。ナメクジは、「日中は土壌やマルチの中」など、日の当たらない場所に隠れ、夜間や湿度が高い日に活動し、「いちごの果実」を食害します。コナジラミは「葉の裏側」に群生し、養分を吸い取ることで株を弱らせ、排泄物である「甘露」によってすす病を誘発することもあります。アブラムシは、「いちごの蕾の付け根」や「葉の裏側」に寄生し、新芽や若い葉から養分を吸い、株の成長を阻害するとともにウイルス病を媒介する恐れがあります。また、大量発生すると翅を持った個体が飛び回り、さらに広範囲に被害を広げる可能性があります。ヨトウムシ(ハスモンヨトウなど)は、「新葉などの成長点」を好んで食べる「青虫」で、いちごの生育に不可欠な部分を食害するため、早期の駆除が必要です。コナガも同様に蛾の幼虫で、葉を食害し白く変色させたり穴を開けたりします。キノコバエは、「株元」や「マルチの内側の根など」に発生し、幼虫が根を食害することで株を弱らせます。これらの発生場所を知ることは、害虫の早期発見と的確な駆除、そして予防策を講じる上で不可欠な情報となります。

Image

効果的な害虫対策とおすすめの対策方法

いちご栽培において、害虫対策で最も重要なのは「初期段階での対処」です。これにより、被害が広がるのを最小限に抑えられます。幸いなことに、多くの害虫は目で確認できるため、早期発見が可能です。家庭菜園など小規模な栽培では、農薬に頼るよりも、見つけ次第「手で取り除く」のが、最も確実で直接的な方法です。ただし、チャノホコリダニのように肉眼では見えにくい害虫もいるため、拡大鏡などを用いて注意深く観察しましょう。また、同じ農薬を繰り返し使用すると、害虫が抵抗力を持ち、効果が薄れてしまうことがあります。そのため、農薬をローテーションで使用したり、農薬以外の対策を組み合わせたりすることが重要になります。

化学農薬への抵抗性や安全性を考慮するなら、食品由来や植物由来の薬剤、あるいは物理的・生物的な防除方法がおすすめです。例えば、デンプンを主成分とした薬剤は、うどんこ病やハダニにも効果を発揮します。この薬剤は、害虫の呼吸器官である気門をデンプンでふさぎ、窒息させるというユニークな仕組みで効果を発揮します。物理的に作用するため、害虫が薬剤への抵抗力を獲得することがなく、安心して繰り返し使用できます。環境負荷も低く、収穫直前まで使用できるものも多いので、安全ないちご栽培を目指す上で、非常に有効な選択肢となるでしょう。予防のために定期的な薬剤散布は有効ですが、収穫して食べることを考えると、野菜や果物に使える薬剤を注意して選ぶことが大切です。

農薬以外にも、物理的、生物的、環境的な対策が有効です。畝にマルチを敷くことで、アブラムシなどの成虫が飛来するのを物理的に防げます。ただし、すでに葉に付着している害虫には効果がないため、予防策として活用しましょう。防虫ネットを張ることも、害虫の侵入や産卵を防ぐ効果があります。生物的防除としては、天敵を利用する方法があります。例えば、アブラムシはアリが捕食することで知られており、アリを味方につけることでアブラムシの発生を抑えられます。特に、ミナミキイロアザミウマは薬剤への抵抗性が高いため、天敵を利用した防除が推奨されます。カメムシはミナミキイロアザミウマを捕食するため、畑に放して利用することも有効です。環境的な対策としては、ミナミキイロアザミウマやハダニが雑草で繁殖することが多いため、いちごの周りの雑草をこまめに取り除くことで、害虫の発生源を減らすことができます。

家庭菜園や小規模栽培では、「牛乳スプレー」も有効な非農薬の駆除方法です。牛乳を薄めずに霧吹きに入れ、いちごの葉の裏側や茎、つぼみに丁寧に吹きかけます。牛乳の膜が乾燥することで、害虫の呼吸器官である気門を塞ぎ、窒息させる効果が期待できます。この方法は、害虫に抵抗力を与えず、環境にも優しいですが、2〜3時間後に必ず水で洗い流すことが重要です。洗い流さずに放置すると、牛乳が腐敗して異臭を放ったり、カビが発生したりする原因となります。いちごを守るためには、害虫の種類や発生場所、生態を理解し、適切な予防策と対策を講じることが大切です。知識と実践を結びつけ、美味しいいちごを収穫しましょう。

まとめ

いちご栽培における害虫対策は、品質と収穫量を安定させるために欠かせません。この記事では、いちごに発生しやすいハダニ、チャノホコリダニ、アザミウマ(ミナミキイロアザミウマを含む)、コナジラミ、ナメクジ、アブラムシ、ハスモンヨトウ、イチゴハナゾウムシ、コナガなどを紹介し、特にハダニ、チャノホコリダニ、アザミウマが「三大害虫」として深刻な被害をもたらすことを解説しました。これらの害虫は、葉の裏、新葉、花、つぼみなど特定の場所に潜み、生育を阻害したり、果実の品質を低下させたり、ウイルス病を媒介したりします。特にアブラムシは、羽化して飛び回り、被害を拡大させる性質があります。

効果的な防除の基本は、「予防」と「駆除」を徹底することであり、日々の観察による早期発見が最も重要です。農薬の使用については、化学農薬には使用回数に制限がある一方、食品由来や植物由来の安全な農薬には制限がないことを説明し、収穫時期を考慮した薬剤の選択が大切であることを強調しました。特にデンプンを主成分とする農薬は、害虫に抵抗力を与えることなく窒息死させるため、環境に優しく効果的な選択肢となります。物理的な防除策としては、マルチや防虫ネットの設置が有効です。環境的な対策としては雑草の除去、生物的な防除としては天敵(アリ、カメムシなど)の利用が有効です。さらに、非農薬の駆除方法として牛乳スプレーを紹介し、その効果と注意点について説明しました。害虫の生態と発生場所を把握し、早期の予防と適切な対策を多角的に行うことで、大切ないちごを害虫から守り、美味しい収穫につなげることができるでしょう。

いちごにつく代表的な害虫は何ですか?

いちごに発生する代表的な害虫は数多く存在しますが、特に注意が必要なのはハダニ(ナミハダニ、カンザワハダニ)、チャノホコリダニ、アザミウマ(ミナミキイロアザミウマを含む)の「三大害虫」です。その他、コナジラミ、ナメクジ、アブラムシ、ハスモンヨトウ、ネコブセンチュウ、コガネムシ、キノコバエ、ゾウムシ(イチゴハナゾウムシを含む)、コナガなどが挙げられます。

いちごの周りを飛んでいる小さな黒い虫は何ですか?

いちごの苗の周りを飛んでいる小さな黒い虫は、多くの場合、羽のあるアブラムシです。アブラムシは個体数が過剰になると、生息範囲を広げるために羽を持つ個体に変化し、飛び回るようになります。羽のあるアブラムシは予防や駆除が難しくなるため、野菜用の殺虫スプレーが有効な場合があります。

牛乳を活用した害虫対策:その方法とは?

牛乳スプレーを用いる場合、希釈せずにそのまま霧吹きに入れ、イチゴの葉裏、茎、蕾など、害虫が見られる箇所に丁寧に噴霧します。牛乳が乾く過程で、害虫の呼吸孔を物理的にふさぎ、窒息させる効果を期待できます。ただし、牛乳が腐敗するとカビや悪臭の原因となるため、必ず2~3時間後に水で洗い流してください。

アザミウマやハダニ対策に有効な環境整備とは?

アザミウマやハダニは、しばしば雑草で繁殖します。そのため、イチゴ畑の周辺の雑草を定期的に除去することが、効果的な予防策となります。雑草を取り除くことで、害虫の発生源や隠れ場所を減らし、被害を抑制できます。

イチゴハナゾウムシによる被害の実態

イチゴハナゾウムシは、体長約3mm程度の小さな甲虫で、主に3月から7月にかけて発生します。イチゴの蕾の中に産卵し、孵化した幼虫が蕾を内部から食い荒らします。その結果、蕾が開花しなくなる、あるいは奇形の花が咲くなどの被害が発生し、最終的には収穫量の減少につながります。

アザミウマ対策に天敵を用いるメリットとは?

アザミウマは、多くの殺虫剤に対して抵抗性を持つことが知られています。そのため、化学合成農薬の効果が期待できない場合や、薬剤耐性の発達を遅らせるために、天敵を利用した生物防除が推奨されます。捕食性のカメムシなどが、アザミウマの天敵として利用されています。

いちご