秋が深まる頃に旬を迎える銀杏は、独特の香りともちっとした食感が魅力です。ただ、硬い殻のむき方が分からず、扱いにくいと感じる方も少なくありません。この記事では、電子レンジを使った手軽な銀杏の殻むき方法を中心に、薄皮をきれいに取るコツ、家庭での食べ方、冷蔵・冷凍の保存術までまとめて解説します。
秋の味覚・銀杏の魅力
銀杏は、茶碗蒸しや炊き込みご飯の彩りとして親しまれ、少量でも季節感を出しやすい食材です。香りとほろ苦さが特徴で、加熱するとホクッとした口当たりと弾力が引き立ちます。調理の幅が広い一方、殻の処理が面倒で敬遠されがちなので、まずは殻むきをラクにする方法を押さえておくと扱いやすくなります。
銀杏を食べるときの注意点
銀杏は一度にたくさん食べるのではなく、季節の味として少量を楽しむのが基本です。体質や体調によって合わない場合があるため、初めてのときは控えめにし、体調の変化があれば無理をしないようにします。小さなお子様、特に5歳未満の幼児には銀杏を食べさせないことが望ましいです。お子様の手の届かない場所に保管し、誤って口にしないよう十分にご注意ください。
電子レンジで簡単に銀杏の殻むきをする方法
殻むきの手間を減らしたいなら、電子レンジで殻にヒビを入れてから剥く方法が便利です。短時間で進み、道具が少なくても取り組みやすいのがメリットです。
用意するもの
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殻付き銀杏:20粒程度
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クッキングシート:25×40cm程度を1枚
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キッチンバサミまたはペンチ:必要に応じて
手順
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クッキングシートに銀杏を広げる(重ねない)
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手前から包み、左右を内側に折り込んで巻く
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先端まで数回折り返し、開かないようにしっかり包む
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巻き終わりを下にして電子レンジへ入れる
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500Wで30〜40秒を目安に加熱する
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パンッと弾ける音が2〜3回したら止める
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ヒビが入ったものから殻を剥く
失敗しにくくするコツ
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一度に加熱する数を増やしすぎない
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音が続くまで加熱しない(硬くなりやすい)
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包みがゆるいと飛び散りやすいので、巻きをしっかりさせる
ヒビが入らない銀杏の割り方
加熱しても殻が割れない粒が混ざることがあります。無理に手で剥こうとせず、軍手や布巾を着用し、合わせ目を狙って道具を使うと安全です。
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キッチンバサミの持ち手部分で挟む
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ペンチで合わせ目にゆっくり力をかける
殻が飛ぶのが気になる場合は、布やキッチンペーパーで包んでから作業すると片付けもラクになります。

薄皮をきれいに取るコツ
殻を剥いた後は薄皮が残ります。薄皮は温かいうちのほうが外れやすいので、冷めきる前に作業するのがポイントです。
温かいうちに剥く方法
加熱直後は薄皮がゆるみやすく、指でつまむと取れることがあります。熱い場合は、布で包んだり、指先だけ水で冷やしながら進めると無理なく扱えます。
仕上げに茹でて落とす方法
薄皮が頑固な場合は、殻を剥いた実を短時間だけ茹でてから冷水に取ると、こすり合わせるだけで外れやすくなります。色をきれいに出したいときにも向きます。
レシピ:レンジ加熱の銀杏を塩で楽しむ
電子レンジで加熱した銀杏は、殻と薄皮を取ればそのまま食べられます。最初はシンプルに味わうと香りと食感が分かりやすいです。
材料(作りやすい量)
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殻付き銀杏:20粒
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塩:ひとつまみ〜適量
作り方
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クッキングシートで包み、電子レンジで加熱する
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殻と薄皮を剥く
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温かいうちに塩をふって軽く混ぜる
食べる量は少しずつにすると、満足感を保ちつつ楽しみやすくなります。
銀杏の保存方法
殻付きか、殻むき後かで保存の考え方が変わります。使う予定に合わせて選ぶと無駄が減ります。
殻付きの保存
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冷蔵:乾燥を防ぐため、湿らせた紙で包み袋に入れて野菜室へ
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水に浸して冷蔵:容器に水と一緒に入れ、定期的に水を替える
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冷凍:水気を拭き、保存袋で空気を抜いて冷凍。使うときは凍ったまま加熱できる
殻むき後の保存
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冷蔵:乾燥しやすいので、湿らせた紙で包んで密閉して早めに使い切る。塩茹でしてから保存するか、水を入れた容器に浸して冷蔵するのがおすすめ(定期的に水を替えるようにしましょう)
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冷凍:小分けして包み、保存袋へ。必要な分だけ取り出して加熱調理に使える
まとめ
銀杏の殻むきは、電子レンジで殻にヒビを入れてから剥くと、手間がぐっと減ります。クッキングシートでしっかり包み、加熱中の弾ける音を目安に止めると失敗しにくく、食感も整いやすいです。薄皮は温かいうちに処理し、取れにくいときは短時間の茹でと冷水で仕上げるときれいにむけます。殻付きは冷蔵や冷凍で管理し、殻むき後は小分け冷凍が便利です。旬の銀杏を扱いやすい手順で取り入れ、気軽に秋の味を楽しんでください。

電子レンジで銀杏を加熱するとき、なぜ包む必要がありますか?
殻付きのまま加熱すると、中の水分が急に温まり、殻が弾けることがあります。包んでおくと破片の飛び散りを防げて安全性が上がり、後片付けの手間も減ります。包み方がゆるいと開いてしまうことがあるため、巻き終わりまでしっかり折り込むのが大切です。
殻がうまく割れないときは、もう一度レンジで加熱してもいいですか?
追加で加熱すること自体はできますが、やりすぎると実が硬くなりやすい点に注意が必要です。まずは短い時間で様子を見て、必要なら少しずつ追加するほうが安心です。時間を足しても割れにくい粒は、合わせ目を狙ってバサミやペンチで処理すると、実をつぶしにくくなります。
薄皮がきれいにむけません。どうすればいいですか?
薄皮は冷めると実に密着しやすいため、温かいうちに剥くのが基本です。熱くて触れない場合は、布で包む、指先だけ水で冷やすなどの方法で進めると作業しやすくなります。それでも取れにくい場合は、殻を剥いた実を短時間だけ茹でて冷水に取ると、こすり合わせるだけで薄皮が外れやすくなります。
銀杏の殻むき後、すぐ食べないときはどう保存すればいいですか?
殻むき後の銀杏は乾燥しやすいので、短期間なら湿らせた紙で包んで密閉し、冷蔵で早めに使い切るのが向いています。すぐに使わない場合は、小分けにして冷凍するほうが扱いやすく、必要な分だけ取り出して汁物や炒め物に加えられます。用途を決めてから保存すると無駄が出にくくなります。
銀杏の殻むきをラクにするために、事前にできる工夫はありますか?
殻付きの状態で水に浸して冷蔵しておくと、乾燥を防げるだけでなく、後の殻むきが進めやすくなることがあります。また、一度に多く処理しようとすると加熱ムラが出やすいため、加熱は少量ずつに分けるのが現実的です。準備と手順を小分けにするだけでも、作業の負担はかなり軽くなります。













