太陽がきらめく季節、ひんやりとしたスイーツが恋しくなりますよね。そんな夏の日にぴったりなのが、まるで青く澄んだ海をそのまま閉じ込めたような「海のレアチーズケーキ」です。 透き通るようなブルーの層と、白く滑らかなチーズ層が美しいこのケーキは、まさに見た目から涼を感じる夏のごちそうスイーツ。しかも、生クリームの代わりに寒天を使うことで、カロリー控えめ&さっぱりとした口当たりに仕上がります。混ぜて冷やすだけの簡単レシピなので、オーブンを使う必要もなく、暑い日でも気軽に作れるのが魅力。子どもと一緒に作っても楽しい、夏の手作りデザートです。
寒天を使ったヘルシーアレンジの魅力
一般的なレアチーズケーキは、生クリームをたっぷり使って濃厚な味わいを楽しむものですが、今回の「海のレアチーズケーキ」は、寒天で固めることで軽やかでヘルシーな仕上がりに。
寒天は食物繊維が豊富で、腸内環境を整える働きがあるため、ダイエット中のデザートにもぴったりです。カロリーはほとんどゼロに近く、ゼラチンよりもしっかり固まるので、層の透明感を美しく保てるのも嬉しいポイント。
また、ブルーの層には天然色素の「バタフライピー」や「ブルーキュラソーシロップ」を使うことで、人工着色料を使わずに美しい海の色を再現できます。自然の色合いが食卓に爽やかな夏の風を運んでくれます。
材料(直径15cmの丸型1台分)
【チーズケーキ層】
- クリームチーズ:200g
- ギリシャヨーグルト(または無糖ヨーグルト):100g
- 牛乳:100ml
- 砂糖:40g
- 粉寒天:2g
- レモン汁:小さじ1
【海のゼリー層】
- 水:200ml
- 砂糖:20g
- 粉寒天:2g
- ブルーキュラソーシロップ(またはバタフライピー液):大さじ1〜2(お好みの濃さで)
【底のクラスト】
- ビスケット:80g
- 無塩バター:40g
※仕上げに、白いチョコスプレーやゼリーを散らすと、まるで「波打ち際」のような見た目になります。
作り方:混ぜて冷やすだけの簡単ステップ!
1. ビスケット台を作る
ビスケットを袋に入れてめん棒で細かく砕き、溶かしバターを加えてよく混ぜます。型の底に敷き詰め、スプーンの背でしっかり押さえて平らにし、冷蔵庫で冷やしておきましょう。
2. チーズケーキ層を作る
クリームチーズを常温に戻して柔らかくし、ボウルでなめらかになるまで混ぜます。そこにヨーグルトと砂糖を加えてよく混ぜ、牛乳を少しずつ加えてさらに混ぜます。
小鍋に粉寒天を入れ、100mlの水を加えて火にかけ、沸騰後1〜2分しっかり煮溶かします。これをチーズ生地に加えて混ぜ、最後にレモン汁を加えましょう。
型に流し入れ、冷蔵庫で30〜40分ほど冷やして固めます。
3. 海のゼリー層を作る
鍋に水と粉寒天、砂糖を入れて火にかけ、寒天が完全に溶けるまで沸騰させます。火を止めてブルーキュラソーシロップ(またはバタフライピー液)を加え、よく混ぜます。
粗熱が取れたら、チーズケーキ層の上にゆっくりと流し入れます。このとき、スプーンの背を使って優しく注ぐと層がきれいに仕上がります。
4. 冷やして完成!
冷蔵庫で1〜2時間ほどしっかり冷やし固めたら完成。お好みでミントの葉や白い飾りゼリーをのせると、まるで波にきらめく夏の海のような仕上がりに。
失敗しないコツとポイント
海ケーキを失敗しないためのコツとポイントをご紹介します。
- 寒天はしっかり沸騰させること 寒天はゼラチンと違い、完全に溶けるまで加熱が必要です。沸騰後1〜2分は煮立たせることで、しっかり固まります。
- 層を重ねる前に粗熱をとる 熱いまま注ぐと下の層が溶けてしまうため、40℃くらいまで冷ましてから重ねるのがコツです。
- 透明感を出したいときは濃くしすぎない ブルーの液を濃くしすぎると不自然な色合いになります。少し薄めに仕上げると、海のような透け感が美しくなります。
まとめ|手作りで感じる、夏の海のひととき
今回は、「涼やかでヘルシー!簡単海のレアチーズケーキレシピ」をご紹介しました。 透明なブルーのゼリーと白いチーズ層のコントラストが美しく、見ているだけで涼しくなれる夏のデザート。寒天を使っているから、罪悪感なく食べられるのも嬉しいポイントです。
混ぜて冷やすだけの簡単レシピで、特別な道具も不要。お子さんと一緒に作ったり、おもてなしスイーツとして楽しんだり、夏のひとときを爽やかに彩ってくれます。
今年の夏は、手作りの「海のレアチーズケーキ」で、涼やかなティータイムを過ごしてみませんか?
Q1. ブルーの層は何で色をつけるの?食用色素を使っても大丈夫?
A. ブルーの層には、「ブルーキュラソーシロップ」や「バタフライピー(青いハーブティー)」を使うのがおすすめです。どちらも自然な色合いで、美しい海のような透明感を出すことができます。もちろん、市販の食用色素(青)を少量使ってもOKです。ただし濃く入れすぎると人工的な印象になるため、少しずつ加えて色の濃さを調整しましょう。
Q2. 寒天の代わりにゼラチンでも作れる?
A. はい、ゼラチンでも作ることは可能です。ただし、寒天とゼラチンでは食感が異なります。寒天はしっかりとした固さがあり、ゼラチンはややぷるんと柔らかい仕上がりになります。また、寒天は常温でも溶けませんが、ゼラチンは高温で溶けやすいため、夏場は冷蔵庫保存が必須です。 透明感や見た目の美しさを重視するなら、寒天を使うのがおすすめです。
Q3. どのくらい日持ちする?保存方法は?
A. 冷蔵庫で保存する場合、2〜3日以内に食べきるのが理想です。寒天を使っているため水分が抜けにくく、型から出しても比較的しっかり形を保ちます。 ただし、乾燥すると表面がひび割れやすくなるので、保存する際はラップをぴったりかけておくと◎。長期保存には向かないため、作ったらなるべく早めにいただきましょう。
Q4. ヨーグルトを使うのはなぜ?入れなくても大丈夫?
A. ヨーグルトを加えることで、チーズのコクにさわやかな酸味が加わり、夏らしい軽やかな味わいになります。また、乳脂肪分を控えめにできるので、よりヘルシーに仕上がるのもポイント。 ヨーグルトなしでも作れますが、その場合はチーズの風味が強くなり、やや濃厚な味わいになります。好みに応じて調整してみてください。
Q5. 子どもと一緒に作るときの注意点はある?
A. 寒天を煮溶かす工程では高温になるため、やけどに注意が必要です。大人が鍋を担当し、お子さんにはビスケットを砕いたり、チーズ生地を混ぜたりする部分を手伝ってもらうと安全に楽しめます。 また、アルコールを含むブルーキュラソーを使う場合は、加熱してアルコールを飛ばすか、バタフライピーや青いゼリーシロップで代用しましょう。