レーズンパウンドケーキといえば、ラム酒の香りが定番ですが、「アルコールが苦手」「子どもと一緒に楽しみたい」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ラム酒を使わずにレーズンの旨味としっとり感をしっかり引き出した、ノンアルコールで作れる絶品レシピをご紹介します。特別な材料は一切不要。家庭にあるもので簡単に作れるうえ、見た目も味も大満足の仕上がりに。初心者の方でも安心して挑戦できる手順で、家族みんなが笑顔になるスイーツをぜひお試しください。
ノンアルコールでも美味しい理由とは?
レーズンパウンドケーキといえば、ラム酒の芳醇な香りが特徴的ですが、実はラム酒を使わなくても十分に美味しく仕上げることができます。その秘密は、レーズンの下処理と素材の組み合わせにあります。
レーズンはそのまま使うと固く風味が弱くなりがちですが、ぬるま湯や果汁で戻すことで、自然な甘みとやわらかさが引き立ちます。特にりんごジュースや紅茶などで戻すと、ほんのり香りが加わり、ラム酒の代わりとなる奥深い味わいに。
また、生地にはバターや卵などのコクのある素材を使用することで、しっとりとした食感と豊かな風味をしっかりキープ。ラム酒なしでも、驚くほど満足感のあるスイーツが完成します。
レーズンパウンドケーキの材料(4〜6人分)

このレシピでは、家庭にある基本的な材料だけで手軽に作れるのが魅力です。特別なものは使わず、シンプルな組み合わせでレーズンの美味しさを引き立てます。
材料:
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無塩バター … 100g(常温に戻しておく)
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砂糖 … 80g
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卵 … 2個(Mサイズ・常温)
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薄力粉 … 100g
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ベーキングパウダー … 小さじ1/2
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レーズン … 70〜80g
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りんごジュースまたは紅茶(レーズンの戻し用)… 適量
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バニラエッセンス … 数滴(お好みで)
※甘さ控えめが好みの方は砂糖を70g程度に調整してもOKです。
ラム酒なしでしっとり食感に仕上げる作り方
ラム酒を使わなくても、しっとりと風味豊かなレーズンパウンドケーキを作ることは十分に可能です。以下の手順に沿って、丁寧に仕上げていきましょう。
下準備
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レーズンはぬるま湯で軽く洗い、りんごジュースまたは紅茶に10〜15分ほど浸して戻します。戻し終えたら、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取っておきます。
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オーブンは170℃に予熱しておきます。
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薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておきます。
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パウンド型にクッキングシートを敷いておきます。
混ぜ方のコツ
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ボウルに常温に戻したバターを入れ、ハンドミキサーまたは泡立て器でクリーム状になるまでよく混ぜます。
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砂糖を加え、白っぽくなるまでしっかりすり混ぜます。
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溶きほぐした卵を少しずつ加えながら混ぜます(分離しないように数回に分けて)。
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バニラエッセンスを加え、ふるった粉類を半分加えて混ぜ、レーズンも加えてさらに混ぜます。残りの粉も加えて、全体がなじむまでゴムベラでさっくりと混ぜましょう。
焼き上げと冷まし方のポイント
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生地をパウンド型に流し入れ、表面を平らにならします。
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170℃のオーブンで約40〜45分焼きます。竹串を刺して何もついてこなければ焼き上がりです。
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焼きあがったら型から取り出し、粗熱が取れたらラップで包んで冷まします。数時間置くことで、よりしっとりとした食感になります。
アレンジ自在!ノンアルコールで楽しむパウンドケーキのバリエーション
基本のレシピをマスターしたら、具材や風味をアレンジして、さまざまな味のバリエーションを楽しむのもおすすめです。ラム酒を使わない分、素材の組み合わせで個性を出してみましょう。
人気のアレンジ例
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オレンジピール&レーズン 柑橘の爽やかさが加わり、後味がすっきりとしたケーキに仕上がります。お子様にも人気の組み合わせです。
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くるみやアーモンドを追加 ナッツの香ばしさと食感がアクセントになり、満足感がぐっとアップします。大人のティータイムにもぴったり。
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チョコチップをプラス レーズンの甘みとチョコのコクが相性抜群。子ども向けのおやつに最適です。
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紅茶パウンドケーキ風にアレンジ 生地にアールグレイの茶葉を混ぜ込むと、香り高い上品な味わいに変化。レーズンともよく合います。
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ミニサイズにしてギフトにも マフィン型などで小分けに焼くと、プレゼントや手土産にもぴったりな見た目になります。ラッピングすれば華やかに。
素材や焼き方を少し変えるだけで、全く違った魅力のパウンドケーキが楽しめます。気分やシーンに合わせて、お好みのアレンジをぜひ見つけてください。
ノンアルコールの魅力:家族みんなで楽しめるスイーツタイム
ノンアルコールのレーズンパウンドケーキは、アルコールに敏感な方やお子様、妊娠中・授乳中の方にも安心して楽しんでいただける点が大きな魅力です。誰でも食べられるスイーツだからこそ、家族全員で同じものを囲める幸せなひとときが生まれます。
また、アルコールを使用しないことで、素材本来の味や香りが際立つのも特徴です。特に、しっかり戻したレーズンの自然な甘みや、焼き上げたバターの香ばしさがより感じられるため、「ラム酒がないと物足りない」という印象を覆す仕上がりになります。
ティータイムはもちろん、朝食やおやつ、ちょっとした集まりの手土産にもぴったり。幅広いシーンで活躍するノンアルコールレシピは、日常に寄り添う定番スイーツとして、ぜひレパートリーに加えてみてください。

まとめ:ラム酒なしでも大満足!レーズンの甘みが主役のパウンドケーキをぜひお試しください
ラム酒を使わずに仕上げたレーズンパウンドケーキは、素材の持ち味を活かした優しい味わいで、誰もが安心して楽しめるスイーツです。レーズンの戻し方や混ぜ方など、ちょっとした工夫で驚くほどしっとりとした食感に。アレンジも自在で、ご家庭の定番レシピになること間違いなしです。
今週末は、家族や大切な人と一緒に、ノンアルコールの手作りパウンドケーキを楽しんでみませんか?
ラム酒を使わないと風味が物足りなくなりませんか?
いいえ。レーズンをりんごジュースや紅茶で戻すことで、自然な甘みと香りが加わり、ラム酒なしでも十分に風味豊かに仕上がります。
冷蔵保存と常温保存、どちらが良いですか?
涼しい季節はラップで包んで常温(2〜3日)、暑い時期は冷蔵保存がおすすめです。食べる前に室温に戻すと、しっとり感がより引き立ちます。
レーズン以外のドライフルーツでも作れますか?
はい。クランベリーやドライいちじく、アプリコットなども相性が良いです。ただし、水分量や甘さによって仕上がりが変わるため、戻し方や量に注意してください。
焼いた当日より翌日の方が美味しいのはなぜ?
一晩寝かせることで、生地全体の水分が均一になり、よりしっとりとした食感に。味もなじみ、落ち着いた風味になります。
パウンド型がない場合はどうすればいいですか?
マフィン型や紙パックなどでも代用可能です。小さい型を使う場合は焼き時間を短くし、竹串で中心を確認しながら調整してください。