ロンリコは、その名を聞くだけで多くの人々を魅了するラム酒ブランドです。独特の風味と滑らかな口当たりは、多くのラム愛好者に愛されていますが、その特筆すべきポイントの一つが、なんと言ってもそのアルコール度数の高さにあります。一般的なラムとは一線を画し、その強さは驚きと同時に、ラムの新たな楽しみ方をも提供しています。この記事では、ロンリコの具体的なアルコール度数とともに、その背景にある魅力について詳しく探っていきます。
ラム酒のアルコール度数ってどのくらい?他のお酒との違いも詳しく解説 by TRUCK Japanese Rum
ラム酒は甘い香りと風味を持つ、サトウキビを原料とした蒸留酒です。
このラム酒は、カクテルの材料としてよく使われますが、アルコールの強さについて気になったことはありませんか?
他のお酒と比べてアルコール度数が高いラム酒ブランドが多いので、知らないうちに酔い過ぎてしまうこともあります。
この記事では、ラム酒のアルコール度数について他のお酒と比較しながら、詳しく説明していきます。
また、アルコール度数の高いラム酒ランキングやカクテルの度数、初心者向けの楽しみ方もご紹介しますので、ラム酒を楽しむ際には適度な量を心掛けるためのヒントとしてご活用ください。
ラム酒の基礎知識
ラム酒はカリブ地域で誕生したサトウキビを原料とする蒸留酒で、世界中で製造されています。
ウォッカ、テキーラ、ジンと並ぶ4大スピリッツの一つで、厳格な生産地や製造基準がないため、多様な味わいを楽しむことができます。
その製造方法は地域によって異なり、多彩な種類のラム酒が存在します。
製法に基づいて「トラディッショナルラム」「アグリコールラム」「ハイテストモラセスラム」に分類され、風味で「ライトラム」や「ヘビーラム」といった種類があります。
ラム酒の詳細については「ラム酒の種類 |バリエーション豊かなカリブ生まれの蒸留酒」の記事が参考になります。
ラム酒のアルコール度数とは
一般的にラム酒のアルコール度数は40〜50%で、ブランドによって異なる場合があります。
日本酒や焼酎と比べて度数が高いため、ストレートやロックで飲む際は水を交互に飲むとよいです。
少量で高いアルコールを含むため、ゆっくりと楽しむのが適しています。
「度」、「%」、「プルーフ」の相違点
「度」や「%」は飲料に含まれるアルコール濃度を示す単位であり、両者は同義です。
しかし、「プルーフ」は異なる単位で、アメリカンプルーフとブリティッシュプルーフの2種類があります。
「角度」「パーセント」
酒税法では、アルコール分について「温度15度の状態で原容量100分の中に含まれるエチルアルコールの容量」と定められており、「度」や「%」で示されます。
このように、アルコール度数が40%または40度と記載されているラム酒は、100ml中に40mlのアルコールが含まれていることを意味します。
「証明」
「プルーフ(Proof)」という単位は、アメリカやイギリスで用いられ、日本の「度」や「%」とは異なる表現方法です。
アメリカでは、水が0プルーフ、純アルコールが200プルーフとされており、この数値を0.5倍すると、日本のアルコール度数に換算できます。
具体的に言うと、80プルーフは40%アルコール度数に相当し、これは「アメリカンプルーフ」とも呼ばれます。
対照的に、イギリスのプルーフは少し複雑で、水を0プルーフ、57.1%のアルコールを100プルーフとしています。
この場合、数値を0.571倍すると、アルコール度数と一致するため、たとえば70プルーフは40%、175プルーフは100%となります。
このイギリスの方式は「ブリティッシュプルーフ」と呼ばれることがあります。
ラム酒のアルコール度数は高め?他のお酒との比較
ラム酒は、ビールやワイン、リキュールに比べて一般的にアルコール度数が高めです。
他のお酒とそのアルコール度数を比べてみましょう。
種類
アルコール度数の参考値
ラム酒
40~50%
ウイスキー
40~43%
焼酎
20~25%
リキュール
15~25%
日本酒
約15%
ワイン
約14%
ビール
4~6%
各お酒のアルコール度数は銘柄によって異なりますが、この表からラム酒が高い度数を誇ることがわかります。
しかし、ラム酒は甘い香りとまろやかな味わいを持ち、フルーティーなものも多く存在します。
アルコールの刺激をあまり感じさせず、高い度数にもかかわらず飲みやすいのが特徴です。
ラム酒のアルコール含有量が高い理由
ラム酒はアルコール度数が高いのは、蒸留酒であるためです。
蒸留酒というのは、ラム酒やウイスキー、ジン、ウォッカなどの種類で、蒸留という工程を通して製造されます。
蒸留とは、発酵によってできたもろみを加熱し、蒸発したアルコールを冷やして液体に戻す方法で、この過程で高アルコール飲料を得ることができます。
一部の銘柄では、さらに蒸留を重ねて、高アルコール度の原酒を生産することもあります。
対して、ビールやワイン、日本酒は醸造酒とされ、酵母による発酵によって作られます。
発酵によってアルコールが一定の濃度に達すると酵母は活動を停止し、そのため醸造酒は蒸留酒ほど高いアルコール度数にはなりません。
ラム酒に含まれる糖質
ラム酒はサトウキビを原料としているため「糖質が多い」と考えるかもしれませんが、実際には低糖質なお酒です。
その理由は、蒸留する過程で糖質が大幅に減少するためで、完成したラム酒100mlにはたったの0.1g程度の糖質しか含まれていません。
ですが、糖質は少ないもののカロリーが低いというわけではありません。
アルコール自体が高カロリーであり、たとえばアルコール度数が40%のラム酒の場合、30mlで70kcal前後のカロリーがあります。
糖質制限をしている方には適した選択肢かもしれませんが、カロリーがあるため飲みすぎには注意が必要です。