ロールケーキ 巻き方

ロールケーキ 巻き方

ロールケーキ 巻き方

ふわふわのスポンジ生地に、滑らかでなめらかな生クリームをたっぷりと詰め込んだロールケーキ。その美味しさは言うまでもありませんが、巻き上げる工程は意外と難しく、ひと手間加えるだけで格段に見栄えが良くなります。今回は、ロールケーキを美しく巻き上げるためのコツをご紹介します。

ロールケーキを上手に巻くためのコツ

気軽に作れて人気のお菓子、ロールケーキ。きれいな「の」の字に巻けたらうれしいですよね。

今回は、ふわふわのロールケーキを上手に巻くコツをご紹介します。焼き上がったら1~2分程度冷ましましょう。高温のままだと生地が破れる恐れがあります。その後、短い辺から手早く丁寧に巻き始めます。巻き終えたら30分ほど冷やして形を整えるのがポイントです。

冷めすぎると固くなり巻けなくなるので、冷めすぎる前に巻き終える必要があります。巻き終わったらラップを巻き、冷蔵庫で十分に冷やして生地の形を整えましょう。また、焼き上がりの高さが低すぎると上手に巻けないので、生地を流し入れる際は隅々までしっかり行き渡るよう気を付けましょう。

こうした温度管理と素早い作業を心がけることで、ふっくらとした食べごたえのあるロールケーキが作れます。生地作りの工程から丁寧に作ることが大切なポイントです。

ロールケーキ 巻き方

ロールケーキを上手に巻くためのコツ

ふわふわでしっとりとした食感が魅力のロールケーキを、自宅で本格的に作るには、巻き方のコツをしっかりと押さえることが重要です。ロールケーキの巻き方には、大事なポイントが3つあります。

1. 生地とクリームの状態を最適にする

焼き上がった生地は熱いうちに巻かずに、適度に冷めた状態で巻く必要があります。熱いままだと蒸れて硬くなり、一方で完全に冷めすぎると巻けなくなってしまいます。生地の端に切れ目を入れ、常温に戻した柔らかい状態で巻きましょう。クリームも柔らかく空気を含ませ、なめらかな状態に仕上げます。

2. 巻く「場」を整える

ベーキングペーパーを敷いた台の上に生地を置き、切れ目からベーキングペーパーごと巻いていきます。滑らかな面で作業することで、生地が破れる心配がありません。

3. 無駄のない動作で手早く巻く

生地の端から均等に力を入れ、ゆっくりとスムーズに巻いていきます。巻き終わったら30分ほど置いて完全に冷まし、最後にクリームやフルーツを絞り入れれば、きれいな渦巻き模様のロールケーキの完成です。

このように、適切な生地とクリームの状態、整えた作業スペース、そして手早い巻き方のコツを押さえれば、自宅で失敗することなく本格的なロールケーキに挑戦できるでしょう。

ロールケーキ 巻き方

1. 生地とクリームを適切な状態にする

華やかで見栄えのするケーキを作るには、生地とクリームの状態が最も重要です。生地はしっとりとしなやかで、クリームはなめらかな質感でなくてはなりません。

まずは生地作りから確認しましょう。卵は常温に戻し、バターは室温で柔らかくしておきます。粉類は振るい入れて空気を含ませます。卵と砂糖を泡立て器で白っぽくなるまでしっかりと泡立てます。そこにバターと生クリームを加え、さらに空気を含みながらゆっくりと混ぜ合わせます。最後に粉類を入れて生地の完成です。

一方クリームは、卵黄や生クリームをボウルに入れ、ハンドミキサーか泡立て器で8分立てにします。過剰に空気を含ませると油脂分が分離してしまうので注意が必要です。完成したらしっかりと冷やし固めます。生地とクリームがこの状態になれば、見た目も味も素晴らしいケーキができあがります。

生地とクリームを適切に作ることができていないと、表面にひびが入ったり形が崩れたりしてしまいます。生地作り・焼成・生クリームの泡立てで、特に注意したい点を確認しましょう。

【生地作り】

泡立て不足や粉の混ぜ不足だと、生地にしなやかさが出ずひびが入ってしまいます。卵はしっかり泡立て、白っぽくなるまで気泡を含ませましょう。粉を加えたら適切に混ぜ、しなやかな生地の骨格を作ります。きちんと作ることで、やわらかな食感とロール可能な生地に。

【焼き具合】

焼きすぎや焼き不足はひび割れの原因に。ロールケーキ生地は高温でさっと焼成します。表面はきつね色に、裏面はあまり焼き色が付きすぎないよう気をつけましょう。裏面の焼き色は天板を重ねたり、くり返し使えるオーブンシートを使うと調整しやすくなります。

【生クリームの泡立て】

生クリームの泡立ても重要です。ボウルを氷水に当てながら8分立てにすると、持ち上げた時にしっかりとしたかたさとなめらかさが出て、巻きやすくなります。分離してバサバサしないように注意しましょう。また、時間が経つとやわらかくなるので、巻く直前に再度かたさを調整してください。乳脂肪分40%以上の生クリームがおすすめですが、植物性のホイップクリームでも構いません。

2. 巻く「場」を整える

ロールケーキの巻く「場」を整えることは、美味しい仕上がりを左右する重要な工程です。まず、滑り止めシートを敷いた作業台を用意しましょう。これにより、巻き込みがスムーズに行えます。次に、ロールケーキ生地よりも少し大きめの紙を滑り止めシートの上に置きます。そして、ロールケーキ生地を完全に冷ました上で、焼き目が外側に来るよう裏返して紙の上に のせます。生地が乾燥しすぎないよう、冷めたらすぐに巻き始められるよう準備を整えましょう。このように、細かい段取りを意識し、適切な「場」を用意することで、きれいに巻けるロールケーキが完成するのです。

ロールケーキ 巻き方

3. 無駄のない動作で素早く巻く

巻く「場」が整えられたら、いよいよ巻く作業に移ります。ゆっくりと動作すると、生地に負荷がかかりひびが入ってしまう可能性があるので、一つひとつの動作を止めずに流れるように巻く必要があります。

1. 生クリームを生地にのせ、手前は厚めで奥側は薄めになるようにパレットナイフを使って均一に伸ばします。余分なクリームはゴムベラで拭き取り、薄いところに置いて塗ります。

2. 巻き始め側に1cm間隔で3本の筋を入れます。これにより芯を作りやすくなり、「の」の字型に巻きやすくなります。

3. 巻き始めの生地を筋に沿って折るように芯を作ります。

4. 芯に沿って紙を奥に向かって一気に巻きます。紙は台と平行に保ち、滑り止めのおかげで滑らずに巻けます。

5. 最後まで巻いたら、巻き終わりが真下に来るようにします。

6. 長い定規などを当て、ロールケーキを巻いている紙の下から引っ張ります。全体がきゅっと締まり、きれいな丸型になります。

7. 横が乾燥しないように、ラップなどをかけておきます。

巻き終えたら冷蔵庫で休ませ、「の」の字型にカットしてお皿に盛り付けます。焼き目の向きは自由に選べます。事前に動作を確認し、イメージトレーニングを行えば、無駄のない効率的な巻き作業ができるでしょう。

まとめ

ロールケーキを綺麗に巻き上げるためのポイントは、生地を冷ますことと、きれいにカットすることの2点です。生地を冷やすことで形状が固まり、折れにくくなります。また、薄くてなめらかな生地をきれいに包み込むよう、しっかりと巻き上げましょう。さらに、巻き終わった後に包丁で両端をきれいに切り落とすと、見映えが格段にアップします。ぜひお試しください。