りんごはその鮮やかな色合いや爽やかな味わいで多くの人々に愛されていますが、切った後すぐに変色してしまうのが悩みの種です。この変色は見た目を損ない、食欲を引き立てるには程遠い結果になりがちです。幸い、家庭でも簡単にできる変色防止のテクニックがいくつか存在します。そこで、この記事では「りんご変色防止!誰でも簡単にできる5つのテクニック」と題し、誰でもすぐに試せる実践的な方法をご紹介します。美味しく美しいりんごを楽しむためのヒントをお届けします。
「りんごの変色を防ぐ裏ワザ」5つの方法を徹底比較!最も美しい色を保てたのはどれ?
秋が旬の「りんご」。家庭で召し上がる方も多いと思いますが、切った直後から変色が気になることもあるでしょう。今回は、りんごの変色を防ぐための5つの方法を試してみました。塩水、砂糖水、はちみつ水、レモン水、そして炭酸水の中で、最も効果的に変色を防げるのはどれなのか、一緒に確認してみましょう。
なぜりんごは変色するのか?
りんごを切って放置すると茶色に変わるのは誰もが経験することです。この現象は、果肉中のポリフェノールが原因です。
果肉が空気と接触すると、ポリフェノールが酸化して色が変わります。バナナやナスが色変わりするのもこのメカニズムによるものです。
いよいよ検証開始!
なぜリンゴが色変わりするのか理解できたところで、次のステップに進みましょう。今回は、5種類の水にリンゴを浸して色の変化を検証します。
塩水は定番ですが、はちみつ水や炭酸水という選択肢もあります。それぞれの結果が楽しみです。
各水を設定の分量で作り、皮を剥いて8等分にしたリンゴを沈めます。塩水は味が染みるので1分、他の水では5分間浸し、その後に観察します。今回は「サンふじ」を使用しました。
浸し終わったらリンゴを取り出し、1時間ほど放置します。
結果がこちらです!
一番左のリンゴは何もしないで置いたものです。はちみつ水と塩水に浸したものが芯の近くまで綺麗な状態を保っているのが分かります。
それでは一つずつ比較してみましょう。
■左:そのまま 右:塩水
■左:そのまま 右:砂糖水
■左:そのまま 右:はちみつ水
■左:そのまま 右:レモン水
■左:そのまま 右:炭酸水
はちみつ水と塩水は効果的でしたが、はちみつ水は全く変色せず、塩水はわずかに色変わりがあるようです。
また、砂糖水、レモン水、炭酸水に浸したリンゴも多少変色していましたが、そのままのものよりは色変わりが抑えられています。どの方法でも何もせずに置いておくより効果があります。
味の変化はわずかで、砂糖水やはちみつ水に浸したものは少し甘味が感じられました。甘みが足りないリンゴを食べるときには良い方法かもしれません。
最も効果的な変色防止法とは?
実験を通じて、いくつかの方法を比較したところ、「はちみつ水」に浸したケースが最も変色を抑えられる結果となりました。ただし、塩水を使用した場合との差はわずかでした。そのため、どちらの方法もおすすめできます。手軽に試せる方法なので、ぜひみなさんもチャレンジしてみてください。
※はちみつ水にりんごを浸す際は、1歳未満の赤ちゃんへの提供は控えてください。
※なお、りんごの種類や浸漬時間、放置時間によって結果が異なることがありますのでご注意ください。