りんごは季節を問わず私たちの食卓を彩る果物ですが、その本当の美味しさを引き出すための食べ方をご存知でしょうか?『りんごの極み』として知られる極上の味わいは、ちょっとしたコツと手間によってさらに深まります。この記事では、プロが教える特別な食べ方術を通じて、りんごの隠れた魅力を最大限に楽しむ方法をご紹介します。日常の一口が、贅沢なひとときに変わる体験をご期待ください。
【りんごのスライス】甘さを存分に!野菜ソムリエがすすめる味わい方のコツ
りんごを皮をむかず輪切りにすると美味しいことをご存知でしたか?野菜ソムリエの根本早苗先生が教えてくれたこの方法は、甘みを逃さず合理的に楽しめる秘訣です。その美味しさの理由や切り方のポイント、さらには食べ方についてもご紹介します。
「皮ごと輪切り」で味わうりんごの魅力
りんごは実は「皮」に近い部分が特に甘さを持っています。そのため、皮を取り除いてしまうと、その甘い部分が失われてしまいます。また、通常のくし形に切ると芯や種の周りを捨てがちですが、輪切りにすれば芯や種の周りの際まで味わうことができます。保存する際は平らな部分をラップで包むことで、空気に触れにくくなり、乾燥を防いで風味を保つことができます。
1 リンゴの洗浄
りんごの表面を水で洗った後、キッチンペーパーでしっかりと水を拭き取る。
重要ポイント
果皮をそのまま食べるため、へたや底部分までしっかりと洗い、汚れを残さないようにしましょう。
2 りんごを芯と垂直の方向に4~6つに切り分ける
最初に、りんごの芯に対して垂直に切り込みを入れ、半分に分けます。続いて、各半分をさらに2つに分けますが、大きめのりんごの場合は3つに分割します。
ポイント
最初に全体を2つに分け、次に1.5cmの厚さでスライスすることで、安定しやすく均一な厚さに仕上げられます。※ヘタやおしりの部分は、装飾に使うのも良いアイディアです。
3 りんごのスライスが完成
芯と種を残して食べるようにしましょう。
重要ポイント
丸ごと食べきれない場合は、切り口をしっかりとラップで覆うことで、乾燥を防ぎ、美味しさを維持できます。
もっと美味しく!輪切りりんごの楽しみ方アイデア
りんごの輪切りは、温めたり冷やしたりすると、生の状態とは別の風味が楽しめます。ぜひ試していただきたい食べ方を二つご紹介します。
【焼きりんごスタイル】バター乗せて電子レンジで簡単調理
薄く切ったりんごを耐熱皿に置き、上に小さじ1のバターを添えます。ラップは使わずに、600Wの電子レンジで2分加熱。熱々のところにバニラアイスクリームをのせ、溶けたアイスをソースのように絡めて楽しみます。
【シャーベットスタイル】冷凍後に半解凍で味わう
りんごの輪切りを重ならないように冷凍用保存袋に入れて冷凍保存します。保存期間は約3週間です。冷凍庫から取り出した後、約5分で半解凍の状態になり、サクサクとした歯触りと冷たいシャリシャリ感を同時に味わえます。