プラムの実が少し柔らかくなり、芳香が漂い始めたら食べ頃の合図。指の腹でプラムの側面をそっと押してみて、適度な柔らかさを確認しましょう。未熟なプラムは固く、熟し過ぎると柔らかすぎる傾向にあります。

食べ頃を迎えていないプラムは、ザルなどの通気性のよい容器に入れ、室温で2、3日おけば追熟が進みます。ただし、個体差があるため追熟しても甘みが乏しいプラムもあります。そんな時は、はちみつをかけたり、ジャムやコンポートにして楽しむのがおすすめです。香りと触感を確かめながら、プラムの旬の味わいを堪能しましょう。

【プラムの切り方 - 種を取り除いてなめらかな味わいを】

プラムは夏の風物詩として親しまれる果物です。適度な酸味と甘みのバランスが絶妙で、フレッシュはもちろん、デザートやジャム、ドリンクなどにも活用できます。プラムを美味しく食べるには、種を上手に取り除くことがポイントです。

1. プラムを半割りにする

まず、プラムの凹んだ部分に包丁を入れ、種に沿うようにしてぐるりと切り込みを入れます。両手で持ち、種を中心にひねって半割りにします。

2. 食べやすい大きさに切る

種が付いていない半分はそのままカットし、種が付いている半分は種に沿って半分のところに切り込みを入れます。

3. さらに半割りにし、種を取り除く

種が付いている実を両手で持ち、種を中心にひねってさらに半割りにします。そして、種を包丁で丁寧に取り除きます。

このように種のまわりの繊維質な部分を避けることで、プラムの果肉をなめらかな食感で堪能できます。薄い皮も手で簡単にむけられるので、皮が気になる方にもおすすめです。旬の時期に、この切り方で新鮮なプラムの味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

【プラムの美味しい食べ方】

プラムは皮ごと食べるのがおすすめ。つやつやとした赤や黄色の皮を手でつまみ、ひと回り回してから簡単に剥がせます。するっと皮が剥けると、プリッとした果肉が現れるでしょう。皮ごと口に放り込めば、プチプチとした食感と豊かな香りを堪能できます。

プラムの皮は薄くて食べやすいのがポイント。丸ごとかじっても問題ありません。酸味が強めの場合は、はちみつをかけると甘みが加わって美味しくいただけます。

もし皮の酸味が気になるようでしたら、種を取りのぞいた果肉と皮の間に包丁を入れて平行にスーッと動かし、皮をむいてから食べるのもおすすめです。

プラムは生で食べるだけでなく、ジャムやコンポートにしても絶品です。鍋に水と砂糖を入れて中火にかけ、煮立ったらカットしたプラムを加えて約5分煮れば、プラムの爽やかな甘みがいっそう引き立つコンポートが完成します。皮付きのプラムを使っても美味しいですよ。

プラムの賞味期限を延ばすために、冷凍保存は有効な方法です。プラムはそのままの形で冷凍すると、鮮度と栄養素を長く保つことができます。

新鮮で硬めのプラムを選び、洗って水気を拭き取った後、ヘタを取り除きます。そのままジップ袋に入れ、空気を抜いて密閉すれば準備完了。冷凍庫に入れるだけで、プラムを1年中楽しめる状態で保存できます。

冷凍したプラムは半解凍状態で食べるのがおすすめです。完全に解凍すると形が崩れてしまうため、冷たい状態で食べると美味しく味わえます。また、半解凍状態からスムージーやコンポートにアレンジするのも良いでしょう。

プラムを大量に手に入れた際は、新鮮なうちに丸ごと冷凍保存しましょう。切ってから冷凍すると色が変わりやすいので避けた方が良いでしょう。プラムの皮をむく場合は、凍ったまま十字に切り込みを入れ、流水をかけながらむくと簡単です。

このように、プラムの冷凍保存は手軽で効果的な方法です。旬の期間を過ぎても、いつでもプラムを楽しむことができます。ぜひ冷凍保存を活用して、プラムの美味しさを堪能してみてください。

プラムは常温で食べるのが一番おいしいです。完熟したプラムの柔らかな果肉は、そのままポリポリと口に運ぶとジューシーな果汁があふれ出し、濃厚な甘みと上品な酸味が味わえます。また、プラムの種を取り除いて皮ごと食べると、歯ごたえのある食感も楽しめます。手づかみでプラムを味わえば、夏の豊かな恵みがしみじみと感じられるはずです。