すももの魅力溢れる夏の味覚を存分に楽しみましょう。6~8月の旬を迎えるこの果実は、日本ではプラムとも呼ばれています。食べ方は自由自在、皮ごと丸かじりでもよし、皮を剥いて柔らかな果肉のみを味わうもよし。お好みに合わせてお楽しみください。

皮は食物繊維が豊富で、そのまま食べれば便通改善の効果も期待できます。一方で、若干の酸味があるため、皮の風味が気になる方は剥いた方が無難かもしれません。幼い子どもには誤飲のリスクを避けるため、皮なしがおすすめです。

すももを食す前に湯剥きをすれば、ムダ毛を落とし衛生的に味わえます。芳香と上品な酸味が夏の喉越しを潤し、暑さを吹き飛ばしてくれることでしょう。プラムの魅力を思う存分堪能して、真夏を乗り切りましょう。

すももは夏の代表的な果物ですが、未熟な状態では硬く酸っぱいため、食べづらい存在です。そこで重要なのが、適度な追熟です。

すももを常温に置くと、徐々に呼吸が活発になり、でんぷん質が糖分へと変化していきます。同時に果肉も柔らかくなり、酸味が和らいでいきます。追熟の具合は、果実から強い香りが漂うことでも分かります。

常温で2、3日経てば、適度な硬さと爽やかな酸味が残る美味しさが堪能できるでしょう。ただし、追熟を過ぎると過熟となり、傷みの原因にもなるため注意が必要です。

追熟したすももは、そのままでも美味しく、デザートとしても活躍します。コンポートにしたり、ジャムを作ったりと、夏ならではの贅沢な味わいを存分に楽しめます。季節の移り変わりを感じながら、すももの旬の味を堪能してみてはいかがでしょうか。

すももは夏の代表的な果物で、酸味と甘みのバランスが絶妙な味わいが人気です。種の取り方と皮の剥き方を覚えれば、より美味しくすももを食べられます。

すももは縦に包丁を入れ、種に沿ってぐるっと一周切り込みを入れます。両手で持ち、ひねりながら2つに割ります。すももがやわらかいとつぶれやすいため、やさしくひねりましょう。種がついている方は種に沿って再度切り込みを入れます。再度ひねるようにし2つに割り、残った種を包丁で取り除きます。

皮を剥く場合は、皮と実の間に包丁を入れ、皮を親指で押さえるようにしながら包丁を動かして剥いてください。少し湯剥きをすると皮がむきやすくなります。たっぷりの湯に10秒ほど浸けて取り出し、冷ます工程が大切です。熱すぎると果肉も火を通してしまうので注意が必要です。冷めた時点で皮を剥けば簡単に取れます。

加熱して煮る場合は、皮をつけたまま美しい色が残るのでおすすめです。生で食べる場合はつるんと滑らかな食感を楽しむために皮を剥くのが一般的です。くせになる酸っぱさとみずみずしさをぜひご賞味ください。

すももがたくさん手に入った時の活用法をご紹介します。

まず、すももは冷凍保存が可能です。丸ごとでも、切った状態でも冷凍できますので、3週間~1ヶ月を目安に食べきりましょう。丸ごとの場合は、よく洗って水気を取り、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。切った状態では汁気が出るので、ラップに包んでから冷凍用保存袋に入れましょう。解凍時は室温に5分ほど置き、半解凍の状態でいただくのが適切です。

また、すももはジャムやコンポートに加工することもできます。色鮮やかに仕上がるので、ヨーグルトに掛けたり、お菓子作りに使えば見た目も楽しいデザートに早変わりです。

ぜひたくさんすももが手に入った際は、上手に活用してみてくださいね。長く美味しく楽しめる、すももの新しい食べ方です。

プラムの皮は食べても問題ありません。皮には食物繊維や抗酸化物質が豊富に含まれており、健康に良い成分がたくさん含まれています。ただし、皮を食べる際は農薬が残っている可能性があるため、しっかりと洗うことが重要です。また、皮の食感が気になる場合や、消化に不安がある方は、剥いて食べることも一つの選択肢です。自身の好みや体調に合わせて、プラムを美味しく楽しんでください。