パイナップルはその鮮やかな色とトロピカルな風味で多くの人々に愛される果物ですが、買ってきてそのまま食べるだけでは本当のおいしさを味わえないかもしれません。購入後のパイナップルを最大限に美味しくするためには「追熟」が鍵となります。しかし、すべての果物が追熟するわけではなく、パイナップルに特有の方法があります。本記事では、パイナップルの追熟について知っておくべきポイントと、おいしく楽しむための工夫について詳しく紹介します。
パイナップルは追熟できる?
果物には「追熟するもの」と「追熟しないもの」に分かれます。「メロン」や「バナナ」は追熟が進むことで知られ、時間が経つとさらに甘くなり美味しさが増します。
一方、パイナップルは追熟しないタイプの果物です。
つまり、収穫された時の味や甘さがそのままで、時間の経過によって甘さが増すことはありません。そのため、スーパーに並んでいるパイナップルはすでに食べ頃であると言えるのです。
極上のパイナップルを選ぶためのポイント
パイナップルは、収穫後に熟成しない果物です。そのため、購入する際に美味しいものを選ぶことが重要です。
以下のポイントを参考にして、甘くておいしいパイナップルを見つけましょう。
・ 芳醇な香りがするもの
・ 鮮明な黄色の果皮を持つもの
・ 手で触れた時に少し柔らかさと弾力が感じられるもの
・ 手に持った際に重量感があるもの
完熟したパイナップルを見分けるポイント
パイナップルの完熟を見抜くためのポイントをお教えします。
黄色が濃いもの
パイナップルを選ぶ際は、黄色が濃いものが良いでしょう。青みが強いものは酸味があるかもしれません。
オレンジや赤みがかった色合いのものは、熟して甘味が増している可能性が高いです。
甘い香り
パイナップルは熟すと、甘い香りが一段と濃厚になるのが特徴です。
特に底の部分には甘さが集中しているため、匂いを確認してみて、甘い香りが強ければ食べ頃と判断できます。
重量感
もしパイナップルを持ってみて、予想以上に重く感じるなら、それは果肉がしっかり詰まっているしるしです。
反対に、見た目に対して軽く感じるなら、中が空洞である可能性があります。
立体的な網目構造
収穫されたばかりのパイナップルは網目がふっくらとして立体感があり、特に初回の収穫のものは美味しさが際立っていると言えるでしょう。
した崩れ
パイナップルは、甘みが下部に集中する特性があり、した崩れしている部分は糖度が高い傾向があります。
濃い緑色の葉
パイナップルを選ぶ際には、葉に注目です。艶やかで濃い緑色の葉を持つものが良質で、葉先まで元気に伸びているものが理想的です。
葉が濃い緑ということは、十分な太陽の光を得て健康に育った証拠です。また、葉が自然に取れやすい状態であれば、食べ頃に達している可能性が高いです。