オレンジのコンフィ:フランス菓子の魅力と手作りレシピ

フランス菓子といえば、その美しい見た目と繊細な味わいが魅力です。中でもオレンジのコンフィは、甘酸っぱいオレンジの風味を最大限に引き出した一品。香り高く、贅沢な味わいが楽しめ、この上なく美しい光沢が特徴的です。自宅で手作りすることで、新鮮なオレンジの自然な甘さと、手間をかけて煮詰めることで得られる深い風味を堪能することができます。ここでは、本場フランスの菓子店で愛されるオレンジのコンフィの魅力と、簡単に作れる手作りレシピを紹介します。

オレンジコンフィの調理方法

1. オレンジを十分に水洗いし、爪楊枝で表面に多数の穴をあけます。この工程は、皮に砂糖を染み込ませるためです。

2. 深めの鍋にオレンジを入れ、ひたひたの水を注ぎ入れて加熱し、沸騰したらお湯を捨てます。

3. 改めて水を入れ、15分ほど煮ます。

4. 煮終わったら、オレンジを引き上げ、冷水に浸けてから一日以上放置します。暑い季節は冷蔵庫に入れてください。

5. 一日以上浸けたオレンジをスライスします。

6. スライスしたオレンジと砂糖(分量の90%)を鍋に入れ、弱火で加熱します。

7. 沸騰したら火を止め、そのまま冷まします。

8. オレンジを取り出してザルに入れ、煮汁を10分ほど煮詰めます。

9. 再びオレンジを鍋に戻し、弱火で10分煮て冷まします。

10. 手順を⑦⑧⑨を4回繰り返します。煮詰めるたびに、煮汁の色がだんだんと濃くなっていきます。

11. 最後にレモン汁を入れて5分煮たら完成です。煮汁がとろりとして光沢が出たら出来上がりです。

オレンジに光沢が出たら完成です!

保管する際の方法

オレンジコンフィは豊富な砂糖により長持ちします。

保存瓶に入れる

総括

オレンジに砂糖液を徐々に浸透させるためには、熱して冷ますという工程を何度も繰り返します。オレンジの重量に対してほぼ同量の砂糖を使用し、少しずつ煮詰めていくことで、砂糖液が果実にしっかりとしみ込みます。

市販のオレンジコンフィは固く感じることがありますが、手作りだと果皮が柔らかく仕上がります。手間はかかりますが、手軽なコストで楽しめるのも魅力的です。

パウンドケーキやスコーンに混ぜ込むと絶品で、非常におすすめです。

時間があるときに、ぜひ作ってみてください!

コンフィ