おはぎ 栄養素

おはぎは古くから日本人に親しまれてきた伝統的なおやつです。その可愛らしい見た目と、しっとりと上品な甘さが人気の理由ですが、実は栄養価の高さも魅力の一つなのです。おはぎに含まれる豊富な栄養素は、健康的な生活を送るうえで重要な役割を果たします。今回は、おはぎの栄養素に焦点を当て、その魅力を再発見していきましょう。

おはぎのカロリーや糖質量

おはぎは和菓子の代表格として、日本人の心に深く根付いた風味をもつ一方で、カロリーや糖質量が無視できない食品です。種類によってばらつきはありますが、1個あたり約230kcalのエネルギーと約50gの糖質を含みます。 他の和菓子と比較すると、おはぎのカロリーは大福もちと同程度で、もなかや練り羊羹より低めです。一方で糖質量は、蒸しまんじゅうを下回るものの、その他の和菓子より控えめな値となっています。 したがって、生活習慣病をお持ちの方は注意が必要ですが、おはぎの適量な摂取であれば、美味しさを堪能しつつ健康的な食生活を送ることができます。和菓子の良さを味わいながら、おはぎを含めた食事管理が重要といえるでしょう。

おはぎの栄養

おはぎは、栄養価の高い和菓子です。もち米には、エネルギー源となる糖質が豊富に含まれています。消化を助ける食物繊維の一種でもあり、ビタミンB1が豊富で疲労回復に役立ちます。 あん餡には小豆や豆乳の栄養が凝縮されており、食物繊維、鉄分、カリウムなどのミネラルを含みます。きな粉は大豆由来のたんぱく質とイソフラボンを提供する上質な食材です。 おはぎには、エネルギー源となる糖質、筋肉や臓器の材料となるたんぱく質、便通を促す食物繊維、糖質の代謝を助けるビタミンB1、貧血対策に役立つ鉄分、そして抗酸化作用があるポリフェノールなどが含まれています。栄養バランスに優れた伝統の味として、見直されつつあります。

ダイエット中におはぎを食べるポイント

おはぎは小さなおやつですが、気を付けないと高カロリーになってしまいます。賢く食べるためには、まず一口サイズのおはぎを選び、適量を心がける必要があります。 ゆっくりと味わえば、満腹感も得られ、摂取カロリーを抑えられます。 また、おはぎはダイエット中の小休止におすすめの和菓子です。しかし、朝・昼間に食べるなど、食べる時間にも気を使いましょう。 我慢の連続のダイエット生活ですが、時おりおはぎでリフレッシュすれば、目標達成への意欲も持続できるはずです。低カロリーなおはぎを賢く活用して、楽しみながらダイエットを続けましょう。

ダイエット中におすすめなおはぎレシピ4選

おはぎは手軽に作れる和菓子として人気がありますが、通常は高カロリーになりがちです。しかし、ヘルシーなアレンジを加えれば、ダイエット中でも安心して食べられる低カロリーのおいしいスイーツに生まれ変わります。 

1. 黒米おはぎ
黒米を混ぜたもち米で作るおはぎは、見た目にも風味にも独特の深みがあります。黒米はアントシアニンを豊富に含み、抗酸化作用や眼の健康維持に役立つとされています。これにきなこをまぶせば、風味豊かで栄養価の高いおはぎの完成です。

2. 雑穀米おはぎ
雑穀米を使用したおはぎは、白米にはないビタミンやミネラルが含まれているため、栄養バランスが良好です。あんこやきなこをまぶして仕上げれば、健康を意識した和風スイーツが楽しめます。

3. 黒糖ごまおはぎ
黒糖を使用して作るこのおはぎは、ミネラルが豊富で、独特のコクと甘みが魅力です。黒ごまと合わせることで、香ばしさとヘルシーさを両立させたおはぎに仕上がります。

4. ずんだおはぎ
ずんだ(枝豆ペースト)を使ったおはぎは、もち米を使わず、残ったご飯で簡単に作れるレシピです。砂糖を控えめにして塩を加えることで、自然な甘みが引き立ち、ダイエット中でも罪悪感なく楽しめる一品です。

まとめ

おはぎは小さなおやつながら、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど様々な栄養素を含んでいます。適量を摂取することで、栄養バランスの良い食生活を送ることができます。また、和菓子らしい上品な甘さと可愛らしい形状は、食事の楽しみを増してくれるでしょう。伝統的な味わいと栄養価の高さを兼ね備えたおはぎは、健康的で文化的な魅力に富んだ日本の代表的なおやつと言えるでしょう。

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