オートミール 筋トレ
オートミールは多くの人に朝食として愛される穀物ですが、実は筋トレをする人にとっても理想的な食品なのです。高タンパク質・高食物繊維で、さらに様々な栄養素を含んでいるオートミールは、筋肉増強や持久力向上に役立つ優れた補助食品と言えます。オートミールとウェイトトレーニングを組み合わせることで、理想の体作りに一歩近づくことができるでしょう。今回はオートミールと筋トレの関係について詳しくご紹介します。
オートミールと筋トレの相性が良い3つの理由
オートミールと筋トレの相性が抜群である理由は、以下の3点が挙げられます。
1. 豊富なタンパク質
オートミールには100gあたり約13.7gのタンパク質が含まれており、低カロリーながら高タンパク質という筋トレに適した栄養素バランスを備えています。タンパク質は筋肉を構成する主要な成分であり、オートミールの摂取により、筋肉の修復と成長をサポートできます。
2. アミノ酸スコア100
オートミールのアミノ酸スコアは100と優れた値を示しており、必須アミノ酸がバランス良く含まれています。特にバリン、ロイシン、イソロイシンなどの体内で合成できない必須アミノ酸が豊富に含まれているため、継続してオートミールを摂取することで筋肉の効率的な成長が期待できます。
3. 体脂肪を抑える働き
オートミールには、体脂肪の増加を抑制するアルキルレゾルシノールやコレステロールを下げる不飽和脂肪酸が含まれています。これにより、筋トレ中でも体脂肪がつきにくく、痩せやすい体作りを実現することができます。
このように、オートミールには筋トレに理想的な栄養素が含まれているため、積極的に取り入れることで効果的な筋肉作りが可能になります。筋トレを行う方は、ぜひオートミールを食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
筋トレ好きにおすすめなオートミールレシピ5選!
筋トレ好きの方におすすめのオートミールレシピを5つご紹介します。
1. オートミールプロテインパンケーキ
筋トレ後の満足感のある朝食におすすめです。オートミールとプロテインで良質なタンパク質と穀物の食物繊維を同時に摂取できます。
材料:
オートミール、プロテイン、卵、牛乳または植物ミルク、はちみつ、ベーキングパウダー
2. オートミールエナジーボール
運動前のエネルギー補給に最適なスナックです。オートミールにナッツ類やドライフルーツを加えてエネルギーアップ。
材料:
オートミール、アーモンドバター、はちみつ、レーズン、くるみ
3. オートミールとツナのグリーンサラダ
たんぱく質と食物繊維がしっかり摂れる一品です。オートミールにツナ、アボカド、きゅうりなどを加えてボリューム満点のサラダに。
材料:
オートミール、ツナ缶、アボカド、きゅうり、トマト、オリーブオイル、レモン汁
4. オートミールとチキンのスープ
寒い季節に嬉しい具だくさんのヘルシースープです。オートミールでボリューム感とタンパク質補給ができます。
材料:
オートミール、鶏むね肉、玉ねぎ、にんじん、コンソメスープの素、塩コショウ
5. オートミールとフルーツのスムージー
運動後のプロテイン補給に最適なスムージーです。オートミール以外にもバナナやヨーグルトを加えてクリーミーな味わいに。
材料:
オートミール、バナナ、プレーンヨーグルト、はちみつ、シナモン
筋トレ時にオートミールを食べる際の適切な摂取量
筋トレをする際、プロテインやサプリメントに頼ることなく、オートミールを賢く活用するのがおすすめです。オートミールは食物繊維が豊富で、消化が良く持続的な満腹感が得られるからです。1回の食事量として、乾燥オートミール30gから60gが適量です。この量であれば、糖質25g前後、たんぱく質5g前後を摂取できます。
減量期の方は30gで十分な満腹感が得られるでしょう。一方、30gでは物足りない場合は量を60gまで増やすと良いでしょう。オートミールは水やミルクで戻し、フルーツやナッツなどを加えて風味豊かに仕上げるのがおいしい食べ方です。筋トレ前にバナナといった速攻性の糖質源を加えれば、より力強いトレーニングができます。逆に筋トレ後は、ブルーベリーやクルミなど抗酸化物質が豊富な食材を加えると、筋肉の回復をサポートしてくれます。このようにオートミールを上手に取り入れて、筋トレに適したバランスの良い食生活を心がけましょう。
オートミールを食べて筋トレ効果をアップする3つのコツ
オートミールは、筋トレのサポート食材として理想的な選択肢です。主な活用法として、以下の3つのポイントを押さえましょう。
1.筋トレ後にオートミールを食べる
運動直後は、筋肉が修復・成長するために豊富なタンパク質が必要となります。オートミールには良質なタンパク質が含まれているため、筋トレ後の食事にオートミールを組み込むことで、効率的にタンパク質を補給することができます。運動後45分以内の摂取が理想的で、筋トレの成果を最大限に高めることができます。
2.朝食としてオートミールを活用する
朝は、一晩の間にタンパク質が消費されているため、タンパク質の補給が不可欠です。オートミールの朝食化により、1日のスタートから十分なタンパク質を摂取できます。目安として、30〜60gのオートミールを朝食に取り入れましょう。これにより、活力に満ちた1日を過ごすことができるでしょう。
3.オートミールとプロテインの併用
より多くのタンパク質を摂取したい場合は、オートミールとプロテインの併用がおすすめです。プロテインドリンクとオートミールを組み合わせるか、オートミールにプロテインをトッピングすると、理想的なタンパク質量を確保できます。好みに合わせて、様々な食べ方を試してみてください。
栄養価が高く、コストパフォーマンスに優れたオートミールを上手に活用することで、筋トレの効果を最大限に引き出すことができます。朝食やトレーニング後の食事に、ぜひオートミールを取り入れてみてください。
筋トレ時にオートミールを食べる際の3つの注意点
筋トレを効果的に行うためには、オートミールの摂取方法に気をつける必要があります。オートミールは健康的な食材ですが、注意点として以下の3点が挙げられます。
1. オートミールだけで食事を済ませない
オートミールには不足する栄養素があり、1日の必要栄養が得られません。主食、主菜、副菜をバランスよく組み合わせた食事を心掛けましょう。栄養が偏ると体調不良の原因にもなり、筋トレの効率が落ちる可能性があります。
2. 冷えたオートミールを食べ続けない
冷たいオートミールを長く食べ続けると、胃腸に負担をかけ体調不良につながりかねません。また、身体が冷えると基礎代謝が落ち、理想的な効果が得られにくくなります。できるだけ温めてから食べるよう心掛けましょう。
3. 食べる量に注意する
オートミールは糖質が多く含まれているため、過剰に摂取すると太りやすくなります。1食あたり30g程度に抑え、必要以上に食べすぎないよう気を付けましょう。適量を把握し、賢明な食生活を実践することが大切です。
このように注意点を押さえることで、オートミールから適切な栄養を摂取でき、筋トレの効果を最大限に高めることができます。
まとめ
たっぷりの食物繊維と良質なタンパク質を含むオートミールを朝食やおやつに取り入れることで、ウェイトトレーニングの効果を最大限に引き出すことができます。また、オートミールに含まれる食物繊維は、血糖値の上昇を抑え、エネルギーを持続的に供給してくれるため、持久力の向上にも役立ちます。