ナッツ血糖値
ナッツ類は、味わい豊かなスナックでありながら、健康にも様々な面でプラスになる食べ物です。その中でも、ナッツが血糖値という健康管理上重要な要素にどのように影響を与えるかという点について考えてみましょう。ナッツ類の摂取がどのように血糖値管理に役立つか解説していきます。
ナッツ類は血糖値をあげないの?
ナッツ類に含まれる成分の特徴
オススメのナッツ類はどれ?
ナッツの選び方は、素焼きのものからチョイスすることが重要です。市販のナッツ類には、バターや塩で調味されていたり、油で揚げられているものが多いです。塩分やカロリーが過剰になることを避けるため、なるべくシンプルなものを選びましょう。
それでは、より適した一種を探すために、ナッツの栄養成分について見ていきましょう。
アーモンドは、健康な肌や美しい髪の毛を保つビタミンB2や食物繊維が豊富なナッツ類です。心地よい噛み応えがあり、少ない量でも満足感があるため、ダイエットに最適です。
次に、ウォールナッツはn-3系脂肪酸が豊富なナッツです。これと同じ脂肪酸は、青魚のDHAやEPAと同じで、生活習慣病予防に役立ちます。たった4つのウォールナッツで1日に必要な n-3系脂肪酸を確保できます。
また、カシューナッツは、LDL(悪玉)コレステロールを減少させる働きがあるオレイン酸という一価不飽和脂肪酸を含んでいます。ナッツの中では比較的糖質が多く、口当たりも柔らかいため、食べやすいと感じる人も多いでしょう。
最後に、ピスタチオはビタミンB6を含んでおり、免疫力の向上や心の健康に寄与します。また、満足感が得られ、ダイエットの助けにもなる特性があります。
以上のように、ナッツ類各種はそれぞれにユニークな栄養素を含んでいます。自分が求める健康効果を考慮しながら、自分に適したものを選びましょう。ナッツはヒトの体に必要な栄養素を補うのに便利なものですから、普段の食事に加えることをおすすめします。
間食(おやつ)にナッツ類を活用
小腹がすいた際、甘いお菓子やスナック菓子を手軽に取り出してしまいがちですが、これらはカロリーが高いため注意が必要です。そこでお勧めしたいのが、ナッツ類の活用です。
ナッツ類は低カロリーかつ高たんぱくで、ビタミン、ミネラル、食物繊維も豊富です。たくさん食べすぎることも困難なので、ちょうどよい満腹感が得られます。また、多く含まれる脂質は不飽和脂肪酸で、高いコレステロール値を減らす助けとなります。
様々な種類のナッツ、例えばアーモンドやピーナッツ、ウオルナッツ、カシューナッツなどがあり、好みに合わせて選ぶことができます。出先でも食べられるように小分けにしておくと良いでしょう。ただし、健康を考えると、塩分や砂糖が多いナッツよりも無塩・無砂糖のナッツを選ぶことをおすすめします。
オフィスで働いていて小腹がすいたときや、長時間働いているときなどには、間食としてナッツ類を取り入れてみてはいかがでしょうか。ナッツを食べて満腹感が得られるため、帰宅後の食事の量を調整することも可能です。
まとめ
ナッツ類は食物繊維、良質な脂質、ビタミン・ミネラルを豊富に含み、血糖値の急激な上昇を抑える作用があります。定期的に適量のナッツを摂取することで、インスリン感受性が改善し、糖尿病をはじめとする生活習慣病の予防につながります。健康的な食生活を考えるうえで、ナッツは必要不可欠な存在です。