近年、健康志向の高まりと共に、食生活における選択肢が大きく変わりつつあります。その中でも、ノンフライお菓子は注目の的です。従来の揚げ物スナックと比較して脂質が抑えられており、カロリーが気になる方やダイエット中の方に非常に人気です。ノンフライ製法ならではのサクサクとした食感を楽しめるだけでなく、健康的なライフスタイルをサポートしてくれるノンフライお菓子の魅力と賢い選び方を、この記事では詳しくご紹介します。
ノンフライスナックとは何か?
一般的なスナック菓子は、その濃厚な味わいとサクサクの食感が魅力的で、多くの場合油で揚げて作られています。しかし、そのおいしさの裏には高カロリーという問題も。これに対し、「ノンフライスナック」は油を使わずに仕上げており、通常のスナックよりもカロリーや脂質が控えめ。しかし、あっさりしすぎて少し物足りないと感じることもあるかもしれません。とはいえ、近頃はノンフライでもしっかりとした食感と満足度のある商品が増えています。中には、実はノンフライだったという定番スナックも。健康を意識して選ぶなら、ノンフライスナックを賢く取り入れてみてはいかがでしょう。
ヘルシースナックの選択方法
ここからは、ノンフライスナックの選び方について詳しく見ていきましょう。管理栄養士の宮﨑奈津季さんからのおすすめをご紹介します。ポイントは次のとおりです。【1】食べごたえを優先して選ぶ【2】材料を考慮する【3】炭水化物や脂質、カロリーを確認【4】食べ切りサイズを検討するこれらのポイントを押さえることで、自分にぴったりの商品を見つけやすくなります。それぞれについて詳しく解説します。
【1】まずは満足感を重視して選びましょう
ノンフライ製法のスナックは、カロリーや糖質、脂質を控えめに設計されていますが、揚げ物のスナックと比べると満足感や食べごたえに欠けることがあります。したがって、ノンフライでも満足できるような味や形状のスナックを選ぶことが重要です。調味は濃すぎるとカロリーや塩分が高くなりがちなので、素材の風味を活かす方法で作られたものを探しましょう。また、サイズが大きくてザクザクとした食感のものは、満足感を得やすい特徴があります。
【2】主要な材料で選択する
ノンフライスナックには、じゃがいもをはじめとしたさまざまな素材が用いられており、おやつやおつまみ、小腹を満たすためなどの用途に合わせて楽しむことができます。
【3】炭水化物や脂質、カロリーも確認しよう
ダイエットや健康を意識してノンフライのスナックを選ぶ際は、炭水化物や脂質、カロリーの内容も忘れずに確認しましょう。中には糖質として表示されていることもあります。ノンフライスナックであっても、調味料や素材によって意外に糖質やカロリー、脂質が高くなることがあります。ダイエットを考えている場合、ノンフライという特徴だけで選ばず、しっかりと数値をチェックすることが大切です。
【4】ちょうど食べきれるサイズを考慮しよう
どんなに健康的なノンフライスナックでも、大量に摂取しては効果が薄れてしまいます。カロリーや糖質、脂質をしっかりと管理し、美味しく楽しむためには、食べきりサイズの選択も考慮してみてください。一食分ずつ小分けされているパッケージを選ぶことで、過剰摂取の防止に役立ちます。
「じゃがいも」はその歯ごたえや食感で選ぶべき理由
じゃがいもを活用したノンフライスナックは、通常のポテトチップスと比べると、満足感やカリカリ感が不足しがちです。しかし、厚みがあるものやスティック形状のスナックを選ぶことで、噛み応えと風味を楽しむことができ、より満足感を得ることが可能です。
満腹感を求めるなら「お米」が最適
お米を原料としたノンフライスナックは、せんべいのような食感と風味が魅力です。お米を使用しているため、満腹感が得られ、しっかりとお腹にたまります。しかし、他のノンフライスナックと比べるとカロリーや糖質が高めとなることが多いので、夜食や夕食後のつまみには不向きです。少しお腹が空いたときや、午後のおやつとして楽しむのが良いでしょう。
「豆」:お酒のお供にもぴったり
豆を活用したノンフライスナックは、おつまみとして選ぶ価値のある一品です。特に枝豆やえんどう豆などは、豆の自然な風味を楽しむことができ、ビールともぴったり合います。また、ピーナッツや大豆など、さまざまなお酒に合うノンフライスナックも展開されています。
カロリーや塩分に目を向けて!
ノンフライだからといって必ずしも低カロリーというわけではありません。脂質が少なくても、糖質が多い場合もあります。ダイエットを考えるなら、商品の栄養成分を確認するのがおすすめです。また、塩分の摂り過ぎはむくみを引き起こすことがあるため、注意が必要です。