小麦 断ち

日本の食生活の中心には、米はもちろんの事、小麦も立ちはだかっています。パンやパスタ、麺類など、私たちの身の周りには間違いなく小麦製品が溢れています。しかし、「小麦断ち」、つまり、小麦を摂取しない食生活を送ることが健康に良いと言われることが、近年増えてきました。本当に小麦を断つことで、どのような変化が身体に訪れるのでしょうか?また、それを選択する理由とは何なのでしょうか?この記事では、「小麦断ち」について、その知られざる世界を深堀りしていきます。
小麦はスパッと断つべし
「少しなら大丈夫」と思うかもしれませんが、小麦アレルギーや不調の原因を探るなら、完全に断つことが重要です。少しずつ食べ続けてしまうと、体の変化に気づきにくくなります。まずは14日間、小麦を含む食品を一切避けましょう。これは人生のうちのわずか2週間。短期間でもやめることで、小麦(グルテン)が自分の体に与えている影響が明確になります。遅延型アレルギーや消化不良の人は、主食のパンや麺を抜くだけでも体の変化を実感できるでしょう。
小麦断ちを楽しむ
小麦の代替品一覧
パン:米粉パン、玄米パン(グルテン不使用)
麺類:米粉麺(パスタ、フォー、ビーフン)、十割そば、豆の麺など
ホットケーキ:米粉、玄米粉、大豆粉のミックス粉
カレー:スープカレー、小麦不使用のレトルトカレー
揚げ物:米粉、米粉のパン粉
ケーキ類:グルテンフリーのケーキやクッキー
ホワイトソース:米粉+牛乳+バターで代用
米粉の揚げ物は吸油率が低いため、カロリーを抑えたい人にもおすすめです。お菓子を選ぶ際は、小麦クッキー入りのアイスやチョコレートに注意し、麩などの小麦グルテンを含む食品も避けましょう。

小麦断ち2週間の過ごし方
この2週間は自炊を心がけましょう。コンビニや外食は誘惑が多く、小麦が入っていることが多いため避けるのがベターです。お酒を飲みたい場合は、ワインやグルテンフリーのビールを選びましょう。外食で気を抜くと、せっかくの努力が水の泡になることもあります。2週間は少しストイックに、小麦を意識的に遠ざける生活を送りましょう。
小麦断ち2週間後
2週間続けた後、自分の体調をチェックしてみましょう。もし何も変化がなければ、小麦やグルテンが直接の原因ではない可能性があります。しかし、体の軽さや肌の調子、むくみ、生理痛の軽減など、何らかの変化があれば、小麦の影響を疑う余地があります。ここからは継続するか、少しずつ小麦を戻すかを決める段階です。私の場合、アレルギーの改善を実感できたのでそのまま続け、より制限を厳しくしました。自分の体と相談しながら、慎重に選択してください。
小麦アレルギーのタイプは人それぞれ
小麦アレルギーには個人差があります。微量の摂取で重篤な反応が出る人もいれば、一定量までは問題なく食べられる人もいます。小児の経口負荷試験でも、安全に摂取できる量を探ることがあります。実際に「食パン1枚なら1日おきに食べても大丈夫」という人もいます。大人になってからアレルギーが発覚した場合も、体調に合わせて自己管理しながら付き合っていく方法を見つけることが大切です。
小麦アレルギーじゃない可能性もある
小麦製品をやめると、自然と加工食品の摂取が減り、添加物の摂取量も減少します。加工食品には着色料や保存料が多く含まれており、腸の炎症や肌荒れ、かゆみの原因になることもあります。また、化学調味料の摂取が多いと、肝臓や腎臓の負担が増加し、体調不良の原因になりかねません。小麦断ちをすることで、思わぬ体調改善が見られることもあります。小麦だけが問題ではないかもしれませんが、これを機に食生活を見直してみるのも良いでしょう。

まとめ
「小麦断ち」は一部で健康増進やダイエットに良いとされていますが、栄養バランスを崩す恐れも含まれます。個々の体質や生活スタイルに合わせて適切な食事バランスを求めることが、われわれの健康を最大限に引き上げます。無理な「小麦断ち」と向き合うより、食生活全体の見直しが一層大切かもしれません。