中性脂肪 減らす 飲み物
我々の健康や肥満対策に大きく影響する中性脂肪。この中性脂肪の数値が高いと、生活習慣病とのリスクが高まります。そこで今回は、そんな中性脂肪を減らす助けとなる飲み物についてご紹介いたします。毎日の飲料選びの参考になれば幸いです。
中性脂肪とは何か?
中性脂肪を下げるために覚えておきたい成分
中性脂肪を下げる飲み物
「中性脂肪を切りつめるための飲み物」を取り上げる際に、忘れてはならないのは、飲み物だけで中性脂肪が著しく低下するわけではないという現実です。とは言え、特定の飲み物は中性脂肪の生成や吸収を抑制する力があり、毎日の食生活と共に効果的な手段として機能します。
具体的な飲み物としては、大豆イソフラボンが含まれる豆乳が良い選択肢です。大豆イソフラボンはコレステロールの吸収を抑える役割があります。そして、ビタミンCが含まれ、強力な抗酸化作用を持つレモン水も推奨できます。さらに、消化に良いとされる発酵飲料にも効果があります。
また、部分的には、紅茶やコーヒーといった飲み物がポリフェノールを含んでおり、これも中性脂肪を抑制する手助けになると言われています。ただし、これらの飲み物はカフェインが含まれているため、摂取量には注意が必要です。
こうした飲み物が具備している機能をうまく利用することで、中性脂肪の管理につなげられます。そして、日常生活全体を見直すことも重要です。糖質や脂質の過剰な摂取を控え、バランスの取れた食事と適度な運動を心掛けることが大切です。これらの飲み物を上手に利用して、より健康的な体を目指しましょう。
中性脂肪を下げる食事の注意点・ポイント
中性脂肪が増加する原因として、日常の食習慣が挙げられます。次の4つの食習慣は、中性脂肪を増やす可能性があるので注意が必要です。
1.定常的に肉類を食べる
2.甘味の強い食べ物を頻繁に摂取する
3.食事量が過剰
4.お酒の摂取が多い
これらの食生活を顧み、中性脂肪が増加する可能性がある箇所は改良することが求められます。
過度な糖質の制限は適していません。糖質は摂取し過ぎると中性脂肪を増やす一因となりますが、人体の活動を支える欠かせない栄養素です。主要な脳のエネルギー源となるブドウ糖の不足は、意識を乱す等の可能性があります。
「一切の糖質を口にしない」などの極端な制限は避け、適切な摂取量を心掛けることが重要です。
また、「1日1食だけにする」「食事を一切取らない(断食)」なども体調の乱れのリスクを増大させます。適切な栄養バランスを取り入れた食事を1日3回取り、中性脂肪の対策を実施しましょう。
ダイエット中で摂取カロリーが気になる場合は、ダイエット中の1日における必要摂取カロリーを算出しておくと安心です。
脂質やオイルの適切な摂取も重要です。人間の体にとって必要な栄養素である脂質。魚の脂に多く含まれるDHAやEPA、αリノレン酸が多いオイルは、中性脂肪を減らし、血流を良くする効果があります。
すべての脂質や油を避けるのではなく、適度に良質な油を摂取することが推奨されます。
気になる中性脂肪は毎日の食事で対策!
中性脂肪は体にとって必須の存在であるものの、その数値が増え過ぎると様々な健康問題、特に肥満に関連してしまいます。たとえば、過剰な糖質や脂肪の摂取、食事のパターンが一定でないといった食生活の乱れは注意が必要です。
肝心な中性脂肪が高漲する原因には食事だけでなく、運動不足も大きなファクターとなります。だからこそ、食事療法による対策に加え、適度な運動を生活に組み込むことで、中性脂肪のコントロールが可能になります。
ただし、効果には個々の体質や状態による違いがありますので、何かしらの異常を感じた場合には直ちに取り組みを中止し、適切な対処を行いましょう。
食事療法とは具体的には、例えば脂質を意識的に摂取することから始めてみると良いでしょう。特にフライドフードやスナック菓子などの多いトランス脂肪酸を避け、かわりに青魚に含まれるDHAやEPAのような良質な脂肪をバランス良く摂ることを推奨します。さらに、食物繊維の豊富な野菜やきのこ、海藻を多く食事に取り入れると良い結果が得られます。
また、摂取カロリーを適度に抑えて、日常生活の中で適度な運動を継続することも中性脂肪の上昇を避ける秘訣となります。全ての食事内容を一度に変更するのは難しい場合、デザートを果物にし、白米を雑穀米に変更するだけでも十分に効果が期待できます。
それぞれの食材選びや料理方法にこだわることで、美味しく、健康的な食事を楽しむことができます。日々の食事から改善を始めて、確実に健康的な暮らしを実践しましょう。
まとめ
毎日摂取する飲み物を見直すことで、中性脂肪の数値を下げて生活習慣病のリスクを減らすことが可能となります。具体的には、緑茶やウーロン茶、大豆ミルク、野菜ジュース等は、中性脂肪の増加を抑制する効果があると言われています。一方で、糖分やアルコール含有量の高い飲み物は控えめにすることが大切です。健康のため、飲み物選びに工夫をしてみましょう。