モッツァレラチーズ 何歳から
離乳食が始まると、赤ちゃんの食事に様々な食材を取り入れるタイミングを考えるようになります。その中でも、チーズは栄養価が高く、カルシウムやタンパク質が豊富な食材として知られています。特に、モッツァレラチーズは柔らかく、溶けやすいという特徴から、離乳食に適しているとされています。しかし、アレルギーの心配やナトリウム量など、赤ちゃんに与える際の注意点もあります。そこで今回は、モッツァレラチーズを赤ちゃんに与えるのに適した時期や量、調理法などについて詳しく解説していきます。
モッツァレラチーズは何歳から食べても大丈夫?
モッツァレラチーズは、生後8ヶ月頃から与えることができますが、赤ちゃんの発達段階や個人差によって異なるため、かかりつけの小児科医に相談することをおすすめします。
チーズの中でも味があっさりとしていて、赤ちゃんでも食べやすいモッツァレラチーズは、離乳食後期の9~11か月頃から食べることができます。タンパク質やカルシウムが豊富で塩分が少ないので、離乳食期の赤ちゃんにも比較的優しく安心な食材です。
ただし、モッツァレラチーズには弾力があるため、しっかりとつぶして与える必要があります。少量から与えて、赤ちゃんを慣れさせるようにしましょう。離乳食後期の固さはバナナくらいが目安なので、少なくともこのくらいの固さのものを食べられるようになってから与えるようにしましょう。
また、アレルギーの可能性があるため、初めて与える際は加熱したものから始め、様子を見ながら徐々に量を増やしていくことが大切です。赤ちゃんに与える際は、小さく切るか潰して与え、のどに詰まらせないよう注意しましょう。
モッツァレラチーズを上手に取り入れることで、赤ちゃんの健やかな成長を促すことができるでしょう。
モッツァレラチーズは生?加熱が必要なの?
モッツァレラチーズは、生食可能なチーズとして知られていますが、赤ちゃんや子供に与える際には、必ず加熱することが重要です。生のモッツァレラチーズには、「リステリア菌」が潜んでいる可能性があり、大人には無害でも、免疫力の弱い子供にとっては危険です。
離乳食で新しい食材を導入する際は、基本的に加熱することが推奨されます。加熱することで、有害な細菌を死滅させ、アレルギーの発症リスクも低減できます。はちみつも同様に、1歳までは与えるべきではありません。
モッツァレラチーズを子供に与える際は、最初は加熱したものを少量ずつ試し、徐々に慣れてきたら生のものを与えてみましょう。ただし、加熱用のモッツァレラチーズは、大人でも生で食べると危険な場合があるので、子供に与える際は必ず加熱が必要です。
加熱したモッツァレラチーズは柔らかくトロトロになるため、そのままでは食べにくいかもしれません。グラタンやピザトーストなどに利用すると、子供も食べやすくなります。モッツァレラチーズは美味しく栄養価の高い食材ですが、子供に与える際は適切な調理法と注意が必要不可欠です。
モッツァレラチーズを子供に食べさせるときの注意点
モッツァレラチーズは、子供の成長に欠かせないカルシウムやタンパク質が豊富に含まれていますが、いくつか注意点があります。
まず、乳製品アレルギーがないか確認することが大切です。チーズは乳製品ですので、乳アレルギーのある子供には特にアレルギーが出やすくなっています。また、チーズによって成分が少しずつ違うため、他のチーズでアレルギーが出なくても、モッツァレラチーズでは出る可能性があります。他のチーズが大丈夫だからと言って、モッツァレラチーズも必ず大丈夫というわけではありません。
モッツァレラチーズを与える際は、少量ずつ与えてアレルギーがないか確認してから与えるようにしましょう。万が一アレルギーが出た時はすぐに病院を受診できるように、初めてモッツァレラチーズを食べさせるときは、平日の午前中に与えることをおすすめします。
また、モッツァレラチーズは柔らかいため、のどに詰まらせるリスクがあります。小さく切るか、溶かして与えるようにしましょう。生のモッツァレラチーズは賞味期限が短いため、開封後はすぐに消費するか、冷蔵庫で保存することが重要です。加熱する際は、温めすぎるとチーズが固くなるので注意が必要です。
適量を与え、食べ方や保存方法に気を付ければ、美味しく安全に食べさせることができるでしょう。
まとめ
モッツァレラチーズは、生後7ヶ月頃から少量ずつ与えることができ、アレルギーの心配がなければ、刻んだり溶かしたりして離乳食に取り入れましょう。ただし、食べ過ぎにはナトリウムの過剰摂取につながるので注意が必要です。