みたらし団子は、日本の伝統的な和菓子として多くの人々に愛されています。しかし、その甘いタレともちもちとした食感が特徴のこのスイーツ、カロリーが気になる方も多いのではないでしょうか。特にダイエット中や健康を気にしている方にとって、食べる前にその詳細を知っておくことは重要です。この記事では、みたらし団子のカロリーについて徹底解説し、健康的に楽しむためのポイントをご紹介します。
みたらし団子のカロリー
みたらし団子のカロリーは、100gで約197kcalとなっています。量やレシピによる違いがありますので、市販品の情報を基に参考にしてください。
白玉粉を加えるタイプのほか、絹ごし豆腐を練り込んで健康的に仕上げる方法や、もち粉だけで作る「しょうゆ団子」のレシピも人気です。昆布だしや醤油、砂糖、水あめなどを煮詰めて、葛粉でとろみを加えるのがみたらしタレの基本で、黒糖を使うアレンジもあります。ごまあんやあんこを使った団子と並んで、みたらし団子は定番の串団子として親しまれています。
多くのみたらし団子のタレは甘めの醤油を基にしていますが、味の濃淡や甘さは家庭で自由に調整されます。さらに、団子の表面を軽く焼いて焦げ目をつけると、香ばしさが加わり、タレとの組み合わせが一層引き立ちます。
みたらし団子に含まれる栄養素
みたらし団子のカロリーは、100gあたり約194kcalです。80kcalに相当する量は約41.24gとなります。栄養成分を詳しく見ると、炭水化物が35.92g、そのうち糖質は35.68gを占めています。たんぱく質は2.56g、脂質は0.32gと低脂肪です。また、ビタミンやミネラルでは、モリブデンや銅を多く含んでいます。
みたらし団子の炭水化物含有量について
糖質量とは、炭水化物から食物繊維を差し引いた値を指します。今回は、みたらし団子、あん団子1本、および同じ重量(80g・1/2膳)のご飯の炭水化物量と糖質量を比較してみましょう。それぞれの数値は以下の通りです。
●みたらし団子:36.16g(35.92g)
●あん団子:36.4g(35.44g)
●ご飯:29.68g(29.44g)※括弧内は糖質量です。
両方の団子はご飯と比べて炭水化物が多く、みたらし団子とあん団子の間にはわずかな違いがありますが、基本的に両者は同程度の炭水化物量(糖質量)を持つと言えます。
みたらし団子を食べると体重が増えやすい?
みたらし団子は白玉粉を使用して作った団子を串に刺し、甘辛い砂糖醤油のたれをかけた和菓子です。洋菓子に比べて脂肪が控えめである点が特長です。ただし、脂質が少ないからといって安心せず、総カロリーや炭水化物の量も確認することが重要です。
みたらし団子を楽しむためのヒント
カロリーや糖質を気にされている方へ向け、みたらし団子を楽しむ際の注意点をご紹介します。ダイエット期間中でもみたらし団子を食べたいと思ったときの参考にしてください。
みたらしのたれを控えめにする
みたらし団子のソースは主に醤油と砂糖で作られており、これによってカロリーや糖質が高くなる傾向があります。過剰な塩分の摂取は、体内で塩分濃度を一定に保とうとするため水分を溜め込みやすくなり、むくみの原因となることがあります。たれを少なめにすることで、摂取するカロリー、糖質、塩分をいくらか減らすことが可能です。
食事をするタイミングについて考慮する
みたらし団子を楽しむときは、食べる時間を工夫することが大切です。特に控えるべきなのは、就寝前の時間帯です。夜は体が動かないため、代謝が低くなり、余ったエネルギーが蓄積されやすくなります。一方、午後3時頃は、脂肪細胞に脂肪を蓄えるタンパク質の働きが低下し、食べたものが脂肪になりにくいとされています。そのため、午前中や午後3時頃までに食べるのがおすすめです。
一度に大量に摂取しない
みたらし団子を大量に摂取すると、血糖値が急激に上がり、余分な糖質が体内に蓄積されて肥満の原因となることがあります。そのため、食べ過ぎないようにするためには事前に適量を決めておくと良いでしょう。例えば、みたらし団子なら一度に1本程度に制限するのが理想的です。