牛乳は、そのままでも美味しいですが、お菓子や料理に使うことでさらに用途が広がります。でも、冷蔵庫に牛乳が余ってしまい、消費方法に困ることってありませんか?この記事では、牛乳をたっぷり使った簡単なスイーツから、ちょっと贅沢な本格デザートまで、おすすめのレシピをご紹介します。どれも簡単に作れるものばかりなので、牛乳の消費に悩んだ際は、ぜひ試してみてください。
簡単!ミルクプリン
牛乳を消費したい時にまずおすすめしたいのが、ミルクプリンです。材料は、牛乳、砂糖、ゼラチンの3つだけ。牛乳を温めて砂糖を溶かし、ゼラチンを加えて冷やすだけで完成します。なめらかな口当たりで、お子様から大人まで楽しめる優しい味わいです。バニラエッセンスやカラメルソースをプラスすれば、お店のような本格的な味わいになります。大量に牛乳を消費したい時に最適です。
材料(4人分)
牛乳:400ml
砂糖:40g
粉ゼラチン:5g
水:大さじ2(ゼラチンをふやかす用)
(お好みで)バニラエッセンス:数滴、カラメルソース:適量
作り方
粉ゼラチンを水に振り入れ、ふやかしておきます。
鍋に牛乳と砂糖を入れ、砂糖が溶けるまで弱火で温めます(沸騰させないように注意)。
火を止めてゼラチンを加え、よく混ぜて溶かします。
バニラエッセンスを加える場合はここで加えます。器に注ぎ入れ、冷蔵庫で2~3時間冷やし固めます。
お好みでカラメルソースをかけてお召し上がりください。
フレンチトーストで特別な朝食を
少し硬くなってしまったパンも、牛乳をたっぷり染み込ませてフレンチトーストにすれば、素敵な朝食に生まれ変わります。卵と牛乳を混ぜた液にパンを浸し、バターで焼き色がつくまで焼くだけ。仕上げに粉砂糖やメープルシロップをかければ、見た目も豪華になります。甘さを抑えて、ベーコンやチーズなどを添えれば、朝食だけでなくランチにもおすすめです。
材料(2人分)
食パン(厚切り):2枚
卵:2個
牛乳:150ml
砂糖:大さじ2
バター:10g
(仕上げ用)粉砂糖、メープルシロップ:適量
作り方
ボウルに卵、牛乳、砂糖を入れ、よく混ぜ合わせます。
食パンを卵液に浸し、両面にしっかりと染み込ませます。
フライパンにバターをひき、中火で熱します。パンを両面がきつね色になるまで焼きましょう。
お皿に盛り付け、粉砂糖やメープルシロップをかけて完成です。
ホワイトソースグラタン
牛乳をたくさん使う料理として、グラタンは外せません。バターと小麦粉で手作りしたルーに、牛乳を加えて丁寧にホワイトソースを作ります。マカロニや鶏肉、お好みの野菜を加えて耐熱皿に入れ、チーズをたっぷりのせてオーブンで焼き上げれば、心も体も温まる一品です。家族みんなで楽しめる定番料理なので、牛乳が余った際にはぜひお試しください。
材料(2〜3人分)
牛乳:400ml
バター:30g
小麦粉:30g
マカロニ:100g
鶏もも肉:150g
玉ねぎ:1個
ブロッコリー:100g
塩、こしょう:少々
ピザ用チーズ:適量
作り方
鍋にバターを入れ弱火で溶かし、小麦粉を加えて焦げ付かないように炒めます。
牛乳を少しずつ加え、ダマにならないように混ぜながらホワイトソースを作ります。
鶏肉と玉ねぎを炒め、茹でたマカロニ、ブロッコリーとホワイトソースを加えて混ぜ合わせます。
耐熱皿に移し、ピザ用チーズをのせて、200℃に予熱したオーブンで約15分焼けば完成です。
とろけるミルクゼリー
手軽に作れるミルクゼリーは、牛乳の風味をダイレクトに味わえるデザートです。作り方は簡単で、温めた牛乳に砂糖とゼラチンを溶かし、冷やし固めるだけ。お好みでフルーツやソースを添えれば、見た目も華やかになります。口当たりが優しく、食後のデザートに最適です。
材料(4人分)
牛乳:400ml
砂糖:40g
粉ゼラチン:5g
水:大さじ2(ゼラチンをふやかす用)
(お好みで)フルーツソース、ジャム
作り方
粉ゼラチンを水でふやかしておく。
鍋に牛乳と砂糖を入れて弱火で温め、砂糖が溶けたら火を止めてゼラチンを加える。
ゼラチンが完全に溶けたら、器に注ぎ分け、冷蔵庫で2時間以上冷やす。
お好みでフルーツソースやジャムを添えて完成。
本格派!カスタードクリームのシュークリーム
牛乳を贅沢に使うデザートとして、シュークリームは外せません。シュー生地作りは少し手間ですが、自家製カスタードクリームは格別です。たっぷりの牛乳を使った濃厚なカスタードクリームは、なめらかでとろけるような口当たり。特別な日のデザートやおもてなしに、ぜひ手作りのシュークリームを。
材料(約6個分)
<シュー生地>
水:100ml
無塩バター:50g
薄力粉:60g
卵:2個
<カスタードクリーム>
牛乳:300ml
卵黄:3個
砂糖:60g
薄力粉:20g
無塩バター:20g
バニラエッセンス:少々
作り方
【シュー生地】鍋に水とバターを入れ、沸騰したら薄力粉を加えて混ぜ、ダマにならないようにする。卵を少しずつ加えながら混ぜ合わせ、絞り袋に入れて天板に絞り出す。
200℃に予熱したオーブンで約20分焼き、その後180℃に下げて10分焼く。
【カスタードクリーム】ボウルに卵黄と砂糖を入れて混ぜ、薄力粉を加えて混ぜる。温めた牛乳を少しずつ加えながら混ぜ、鍋に移して弱火で加熱する。とろみがついたら火を止め、バターとバニラエッセンスを加えて混ぜる。
冷めたシュー生地にカスタードクリームを詰めて完成。
牛乳寒天でさっぱりヘルシー
ヘルシー志向の方におすすめなのが、牛乳寒天です。粉寒天と牛乳、砂糖だけで作れるシンプルなデザートで、カロリーを抑えながらも満足感を得られます。フルーツをトッピングすれば、見た目も風味も豊かに。つるんとした食感で、食後のデザートにもぴったりです。
材料(4人分)
牛乳:400ml
粉寒天:4g
水:200ml
砂糖:50g
(お好みで)みかん、フルーツ
作り方
鍋に水と粉寒天を入れ、火にかけて混ぜながら溶かす。
砂糖を加えて溶かし、牛乳を少しずつ加えて混ぜ合わせる。
型や器に流し込み、お好みでフルーツを加える。
冷蔵庫で冷やし固めて完成。
まとめ
牛乳は、お菓子から料理まで、様々なレシピで活躍する万能食材です。今回ご紹介した、手軽なミルクゼリーやプリンから、少し手の込んだシュークリームまで、どれも牛乳を美味しく味わえるレシピばかりです。牛乳が冷蔵庫に余っている時は、ぜひこれらのレシピを試してみてください。いつもの食卓が、より一層豊かなものになるはずです。
牛乳の栄養成分について
牛乳は、カルシウムが豊富であることは広く知られていますが、それだけではありません。良質なタンパク質、ビタミンB群(特にビタミンB2とB12)、そしてビタミンDなど、健康を維持するために欠かせない多種多様な栄養素をバランス良く含んでいるのです。丈夫な骨や歯を作るカルシウムはもちろんのこと、筋肉や体の組織を作るタンパク質、エネルギー代謝をスムーズにするビタミン類など、効率的に栄養を摂取できる非常に優れた食品と言えるでしょう。
牛乳の冷凍保存:可否と注意点
牛乳は冷凍保存することができます。しかしながら、解凍した際に成分が分離し、口当たりが変わってしまうことがあるため、そのまま飲む用途にはあまり向きません。料理やお菓子作りなど、加熱して使用する場合におすすめです。冷凍保存する際は、未開封のパックのまま、またはしっかりと密閉できる容器に入れて冷凍庫へ入れてください。冷凍時の膨張を考慮して、容器に入れる量は8割程度に抑えるのがポイントです。解凍する際は、冷蔵庫で時間をかけて自然解凍するのが最も良い方法です。
生クリームの代用として牛乳を使う方法
牛乳は、生クリームの代用品として活用できます。一般的な方法としては、牛乳に少量のバターや、とろみをつけるための片栗粉やゼラチンなどを加えて使用します。また、泡立てて使用することも可能です。このようにして、生クリームがない場合でも、お菓子や料理にコクを加えたり、デコレーションに使用したりすることができます。レシピによって材料の配合が異なりますので、用途に合わせて最適な作り方を選択しましょう。
牛乳を大量消費することの利点
牛乳を積極的に消費することの最大の利点は、栄養を摂取する機会が増えるという点です。特に、カルシウムは日本人が不足しがちな栄養素の一つであり、骨粗しょう症の予防などに効果が期待できます。さらに、購入した牛乳を余すことなく使い切ることで、食品廃棄の削減にも貢献できます。多様なレシピに取り入れることで、日々の食事がより豊かになり、お菓子作りなどの新しい楽しみを発見することもできるでしょう。