栗きんとん 日持ち
美味しさの秋、美食の宝庫である栗を堪能するシーズンがやってまいりました。今回ご紹介するのは、栗の旬を迎えるこの時期にぴったりな「栗きんとん」。しかし、気になるのはその日持ち。保存方法次第で味わいが大きく変わってしまうかもしれません。そこで今回は、栗きんとんの保存方法と日持ちのコツについて詳しくお伝えします。一緒に、この美味しさを長く楽しんでみましょう。
手作り栗きんとんの日持ち
【栗きんとんの保存①】冷蔵保存
【栗きんとんの保存②】冷凍保存
独特の甘みと食感が魅力的な栗きんとん、その美味しさを1ヵ月キープするには冷凍保存がおすすめです。砂糖控えめの栗きんとんも冷凍すれば長期保存が可能となります。
ただし、冷凍する際にはいくつかのポイントを忘れずに。一つ目は、冷凍する前に必ず冷蔵庫で十分に冷却すること。中までしっかり冷えたことを確認した上で冷凍庫へ移すことで、栗きんとんの味と食感を維持できます。
また、冷凍前には耐冷凍用ラップをつかい、空気を逃すことなく包むことが重要です。そして、一度に食べきれる量を冷凍用の保存袋に小分けして保存しましょう。これにより栗きんとんをより長持ちさせることができます。
冷凍した栗きんとんを解凍する際には、食べるときにそのまま使うことはせず、自然に解凍をおすすめします。生の栗を使用しているため、急激な温度変化で味を損ねてしまう可能性があるのです。
解凍には時間が掛かりますが、その分だけ美味しさを逃さないよう気をつけましょう。また、解凍後は冷凍用保存袋の底の角を切り、そのまま器に栗きんとんを押し出すことで、手を汚すことなくきれいに取り出すことができます。
以上の方法を実行すれば、美味しい栗きんとんを長持ちさせることができます。ぜひ、この手順を試してみてください。
冷凍保存できる栗きんとんのレシピ
"冷凍保存が可能な、甘さを抑えた栗きんとんのレシピ"をご紹介します。その秘訣は砂糖を控えめにし、レモン汁を加えることです。色持ちがよく、おいしさも長持ちします。
まずは、栗の甘露煮と、皮を厚めにむいて2cm幅に切ったさつまいもを用意します。さつまいもは水に15〜30分さらし、水気を切ります。
さつまいもが煮えるまで弱火でゆっくりと煮るのがポイント。もし、くちなしの実が手に入ったら鍋に入れて煮てみてください。
さつまいもがやわらかくなったら裏ごしします。このとき、裏ごし器がなければマッシャーでもOKです。その後、煮汁を捨てて鍋に裏ごししたさつまいもと栗の甘露煮のシロップ、砂糖、みりん、レモン汁を入れます。レモン汁を加えることで色鮮やかに仕上げ、傷みも防げます。
混ぜ合わせたら、焦げないように弱火で火を通し、あまり水分が飛ばないように注意しながら調理します。木べらの筋が残る程度に水分が飛んだらOK。その後火を止めて、栗の甘露煮を加えてよく混ぜ、栗きんとんの完成です。
この作り方で、季節を問わず、どこでも本格的な和菓子の味わいを楽しむことができます。冷凍保存もできるので、手軽に和菓子を楽しむことができ、事前の準備も楽になります。
まとめ
栗きんとんの日持ちは冷暗所で約一週間が目安ですが、鮮度を保つためなるべく早めにいただくことをおすすめします。封を開けてしまった場合や、室温で保管した場合は2〜3日で食べ切るようにしましょう。また、冷蔵庫での保存は乾燥を防ぐためビニール袋等で包むと良いでしょう。ただし、冷蔵保存は味が損なわれる可能性もあるので注意が必要です。このように適切な保存方法により、秋の味覚である栗きんとんの美味しさを存分に堪能し、日持ちさせることが可能です。