くずきりは、くず粉を水に溶かして固めた和菓子で、100gあたり135kcalのカロリーを含みます。これは、似たような食材と比べると比較的高めです。例えば、同じく和菓子の「ところてん」は100gあたり2kcal、寒天は3kcal、緑豆春雨（ゆで）は84kcalとなっており、くずきりはこれらの中で最もカロリーが高いことがわかります。

くずきりの糖質量も気になるポイントです。100gあたり32.5gの糖質が含まれています。これも、他の類似食品と比較してみると、例えば「ところてん」や「寒天」はいずれも糖質量が0.0gであり、「緑豆春雨（ゆで）」が19.1gであるのに対し、くずきりはこれらよりも多くの糖質を含んでいます。

くずきりの原料であるくず粉は、葛の根から抽出されたデンプンで、主に糖質が豊富です。ただし、くず粉には微量ながらポリフェノールも含まれており、イソフラボンが含まれています。イソフラボンには更年期障害の緩和や骨粗しょう症の予防に役立つとされています。

ダイエット中にくずきりを楽しむには、間食として適量を守ることが大切です。1食あたり40〜50gのくずきりは、カロリー換算で約54〜68kcal程度です。ケーキやスナック菓子の代わりにおやつとして食べると良いでしょう。ただし、栄養バランスの取れた食生活や適度な運動も心がけるようにしてください。

くずきりを食べる際には甘い味付けに注意が必要です。黒蜜などを使うとカロリーや糖質がさらに増えてしまうため、さっぱりと酢醤油で食べるか、サラダや鍋の具材として利用するのがオススメです。どんなに好きでも「毎食くずきり」といった食べ過ぎには注意し、一日1回を目安におやつとして楽しむのが理想的です。