キウイ常温
キウイフルーツは、熱帯性の果物ですが、適切な温度管理さえ行えば、常温での保存も可能です。新鮮なキウイを常温で保つことで、その独特の香りと味わいを長く楽しむことができます。しかし、キウイの品質を維持するには、適切な方法で保存する必要があります。
まずは【キウイの状態】を見極めよう
キウイフルーツの絶妙な味わいを堪能するには、適切な熟度を確認することが肝心です。まずは外観から判断しましょう。熟すにつれて表面の毛が落ち、滑らかになります。軽く押してみると、適度に柔らかい感触があれば食べごろを迎えています。
次に香りを確かめましょう。キウイ独特の芳香が強くなれば、熟し具合が進んでいることが分かります。最後に切ってみて中身を確認すると、熟したキウイは鮮やかな緑色で、種の周りに空洞ができています。
キウイの熟度は、外観、香り、実の状態を総合的に判断する必要があります。熟し具合を見極めることで、甘酸っぱい香りと適度な柔らかさが生み出す最高の味わいを味わえるでしょう。キウイの状態を確かめる習慣をつけ、旬の味覚を楽しみましょう。
【完熟前のキウイの保存方法】冷蔵庫はNG!ポリ袋で常温保存
キウイを美味しく食べるには、追熟が欠かせません。完熟前のキウイは硬く、酸味が強いため、そのままでは味わいにくい。しかし、適切な保存方法で熟度を整えれば、絶品の味わいを堪能できます。
ポリ袋に入れて常温保存すれば、キウイ自身が発するエチレンガスの影響で、着実に熟していきます。キウイ同士が密着しないよう並べて入れるのがコツです。1週間ほどで食べごろの熟度に。
りんごを一緒に入れると、りんごからのエチレンガスによって、キウイの追熟がさらに促進されます。柔らかくなったら冷蔵庫で保管し、おいしい完熟キウイを長く楽しみましょう。
【完熟キウイの冷蔵保存】乾燥を防いで野菜室で保存
完熟したキウイを長持ちさせる保存術は、ペーパータオルとポリ袋を利用する簡単な方法です。まずキウイを1個ずつペーパータオルで包み、その後全体をポリ袋に入れます。
このようにすることで、キウイの乾燥を防ぎ、冷蔵庫の野菜室で約1週間、食べごろの状態を維持できます。旬の時期に余分に購入したキウイは、この保存方法を活用すれば、さわやかな酸味とほのかな甘みが絶妙に調和した贅沢な味わいを、十分に楽しめるでしょう。
【完熟キウイの冷凍保存】丸ごと冷凍で1ヵ月保存OK
キウイフルーツの美味しい食べ方と長期保存術
旬が限られているキウイフルーツですが、完熟したものを丸ごと冷凍すれば、ビタミンCやカリウムなどの栄養素を長期間キープできます。冷凍の際は、キウイの表面を軽くナイフでこすり、皮を傷つけて酸化を防ぎましょう。
【冷凍の手順】
1. キウイを洗ってペーパータオルで水気を拭き取る
2. 1個ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れる
3. できるだけ空気を抜いて封をする
4. 冷凍庫で約1ヶ月保存可能
【解凍して食べる方法】
1. キウイを水で濡らして皮をむく
2. ヘタを切り落とし、凍ったまま縦8等分に切る
3. 10分ほどおいて半解凍状態で食べる
4. シャリシャリとしたシャーベット状になるので、砂糖やはちみつを少量加えると更に美味
【アレンジレシピ】
凍ったままの状態でスムージーにするのもおすすめ。ヨーグルトや牛乳、はちみつを加えてミキサーで攪拌するだけで、ひんやりとした美味しいスムージーが完成します。
キウイの皮は実は食べられるので、栄養価の高い部分を残して食べられます。産毛が気になる場合は、表面を水で濡らしてからアルミホイルでこするとよく落ちます。こうして上手に冷凍保存すれば、キウイの美味しさを1年中楽しめます。
まとめ
キウイを常温で保存するには、風通しの良い場所に置き、直射日光を避けることが重要です。また、熟れすぎた状態で購入したキウイは、早めに食べきることをおすすめします。常温保存の際は、適宜キウイの状態を確認し、変化があればすぐに冷蔵庫に移すなどの対処が必要です。こうした適切な管理によって、キウイの鮮度と風味を長く維持することができます。