鮮やかな黄色い果肉と、とろけるような甘さが魅力のゴールドキウイ。せっかく食べるなら、一番美味しい「旬」の時期に楽しみたいものです。本記事では、ゴールドキウイの収穫時期や食べ頃、選び方のポイントをわかりやすくご紹介します。この記事を読めば、毎日の食卓でゴールドキウイをもっとおいしく楽しめること間違いなしです。
ゴールドキウイとは
ゴールドキウイは、果肉が黄色く、酸味が少なく甘みが強いのが特徴です。現在広く流通しているのは、ニュージーランドの研究機関「Plant & Food Research」が開発し、ゼスプリ社が販売する『サンゴールドキウイ』です。
外見はグリーンキウイに比べて産毛が少なく、つるっとしていて、果頂部がやや尖っています。栄養価としては、ビタミンCが豊富(1個で1日分をほぼカバー)で、カロリーは100gあたり約63kcal。なお、グリーンキウイの方が食物繊維はやや多めです。
ゴールドキウイの旬と食べ頃
ゴールドキウイの収穫・流通時期は産地によって異なります。
- ニュージーランド産:
- 収穫時期:3〜5月
- 日本への輸出・販売:4月下旬〜10月中旬
- 収穫時期:3〜5月
- 日本への輸出・販売:4月下旬〜10月中旬
- 国産ゴールドキウイ(例:愛媛県など):
- 収穫時期:10月〜11月
- 販売時期:11月〜12月
- 収穫時期:10月〜11月
- 販売時期:11月〜12月
つまり、4月下旬から12月下旬ごろまで、店頭でゴールドキウイが手に入りやすい状況が続きます。最も美味しいタイミングは、収穫後に適切に追熟された1〜2週間後。食べる時期を少し見極めることで、甘みが増した状態を楽しめます。
食べ頃のキウイの見分け方
ゴールドキウイは、次のようなポイントで食べ頃かどうかを判断できます:
- 軽く指で押して、少し柔らかさを感じる(硬すぎない)
- 果皮がしっとりしていて乾燥していない
- ヘタの部分に弾力がある
柔らかすぎると過熟の可能性があるため注意しましょう。
未熟なキウイの追熟方法
まだ硬いキウイは、常温で追熟するのが基本です。
追熟の手順:
- キウイを新聞紙やキッチンペーパーで包む
- ポリ袋に入れて、**直射日光が当たらない室温(15〜25℃)**で保管
- より早く熟させたい場合は、リンゴやバナナと一緒に保存(これらはエチレンガスを出すため)
※冷蔵庫に入れると追熟が止まるので、熟すまで常温で保管しましょう。
完熟キウイの上手な保存術
食べ頃になったキウイは、冷蔵または冷凍で保存できます。
冷蔵保存(約1〜2週間):
- 1個ずつ新聞紙やペーパーで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫へ
- エチレンガスが他の食材に影響を与えるのを防ぐため、袋は密閉
冷凍保存(約1〜2ヶ月):
- キウイをスライスまたはカットし、ラップ+冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ
- 解凍せず、スムージーやヨーグルトのトッピングに使うのが最適
キウイ、傷んでない? 見分け方のポイント
以下のようなサインがあれば、食べるのは避けましょう:
- カビが生えている
- 異臭やアルコール臭がする
- 表面がブヨブヨ・果肉が変色(赤や黒)
- 果皮がシワシワで縮んでいる
- カットしなくても果汁が染み出している
ゴールドキウイで広がる、レシピのアイデア
甘みの強いゴールドキウイは、そのままでももちろん美味しいですが、アレンジ次第で食卓がより華やかになります。
- キウイ寒天:さっぱりしたデザートに
- キウイスコップケーキ:彩り豊かなパーティースイーツ
- キウイサンド:断面萌えが映えるフルーツサンド
他にもスムージー、ドレッシング、冷製スープなど、アイデア次第で無限の可能性があります。
まとめ
ゴールドキウイは、甘くてジューシーな味わいに加えて、栄養価も高く、美容や健康にもおすすめのフルーツです。旬の時期を見極め、適切に追熟・保存することで、その魅力を最大限に引き出すことができます。
ご紹介した選び方やレシピを参考に、ぜひゴールドキウイをもっと楽しんでみてください。
キウイがまだ硬い場合、早く追熟させるには?
もしキウイがまだ固くて食べ頃でない場合は、リンゴやバナナといったエチレンガスを発生させる果物と一緒に袋に入れ、室温で保管すると、追熟を早めることができます。
キウイを冷凍保存する際の注意点は?
キウイを冷凍すると、フレッシュな食感は損なわれやすいため、スムージーに入れたり、ヨーグルトのトッピングにしたりするなど、凍った状態で利用できる使い方がおすすめです。解凍すると食感が変わってしまうことがあります。
キウイはどれくらいの期間保存できますか?
熟したキウイであれば、冷蔵庫で1~2週間、冷凍庫で1~2ヶ月ほど保存できます。ただし、保存環境やキウイの状態によって保存期間は変わるため、なるべく早く食べるようにしましょう。