キワーノ

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キワーノ

近年、ユニークな色合いや風味を持つ食材が注目を集めています。その一つが「キワーノ」です。キワーノは、メロンやキュウリを思わせる外観と、独特の香りが魅力のフルーツです。南米原産のキワーノは、まだ日本ではあまり知られていませんが、栄養価の高さと多様な利用方法から、今後人気が高まると予想されています。

キワーノについて

キワーノは、メキシコ西部が原産のメロン科キワーノ属の実であり、外見はきゅうりに似ていますが、実は果実です。独特の風味とほのかな苦みが特徴的で、オレンジ色や黄緑色の種類があり、中にはクリーム色の種が入っています。

古くからメキシコ料理に使用されており、サルサ、グアカモレ、スープなどに加えられ、ビタミンC、抗酸化作用のあるルテインを豊富に含むため、健康にも良いとされています。最近では世界中で人気が高まり、スーパーでも手に入りやすくなってきました。生食はもちろん、サラダ、ピクルス、ジャム、ケーキなど、様々な料理に万能に使える果実です。爽やかな風味と個性的な味わいに、初めて食べる人も驚くことでしょう。
キワーノ

キワーノの特徴・味

キワーノは外見上はキウイフルーツに似ていますが、味わいは全く異なります。甘酸っぱくスパイシーな風味が口の中に広がり、甘みとほのかな酸味のバランスが絶妙です。ユニークな香りが加わり、まるで熱帯の果実を味わっているかのような体験ができます。

果肉は種入りでムンッとした独特の食感があり、生食はもちろん、サラダやスムージー、デザートなどにも使えます。ビタミンCを多く含む栄養価の高い果物で、エキゾチックな味覚体験ができる貴重な食材です。

キワーノの栄養

キワーノは、メロン科の小さなオレンジ色の実です。砂糖のような甘さと爽やかな酸味を併せ持つ、栄養価の高いフルーツです。このため、「スーパーフード」とも呼ばれています。

キワーノの栄養についてみていきましょう。

基本的な栄養
キワーノの基本的な栄養を可食部100gあたりでご紹介します。

キワーノ
・カロリー 41kcal
・食物繊維 2.6g
・炭水化物 8.0g

果物のオレンジと比べてみると、カロリーはほぼ同じですが、食物繊維はキワーノの方が3倍以上含まれています。

ミネラル
キワーノには、カリウム、マグネシウム、リンなど、様々なミネラルが豊富に含まれているのが特徴です。

可食部100gあたり
・カリウム 170mg
・マグネシウム 34mg 
・リン 42mg

オレンジと比較すると、これらのミネラルはキワーノの方が多く含まれています。カリウムは体内の浸透圧調節に、マグネシウムは骨や筋肉の健康に、リンは骨や歯の形成などに役立つ重要な栄養素です。

このように、キワーノは豊富な食物繊維とミネラルを含む栄養価の高いフルーツです。華やかな色合いと爽やかな味わいで、健康的な生活を送る強い味方となってくれるでしょう。

キワーノの選び方

キワーノは独特の香りと酸味が魅力的な小さなメロン科の果物です。店頭で新鮮なキワーノを選ぶには、黄緑の縞模様が鮮やかで全体に広がっているものを選びましょう。手に取ってみて、適度な重量感があり、かちっとした質感のものがおすすめです。

さらに、爽やかな香りが漂うことを確認すれば、旬の味わいを堪能できるはずです。食べる時期に合わせて、黄色い熟したキワーノか、緑色の未熟なキワーノを選ぶのがポイントです。また、皮に傷やシワがないキワーノを選べば、みずみずしい食感が楽しめます。

キワーノの保存方法

キワーノは他の果物に比べて傷みやすい性質があるため、適切な保存方法が重要です。収穫後は清潔な場所で風通しの良い常温環境下に置くのが最適です。低温が過ぎると味が落ちてしまうリスクがあるため、冷蔵庫への入れ過ぎには注意が必要です。

未熟な緑色のキワーノであれば2週間ほど、黄色に完熟したキワーノは1週間程度が目安の保存期間となります。長期保存する場合は、キッチンペーパーなどを詰めた密閉容器に入れて冷蔵庫で保管するのがおすすめです。

また、料理で使用する際は必要な分だけ切り分け、種や繊維を取り除いたうえでラップをかけて冷蔵庫に入れましょう。こうすることで、フレッシュな状態を維持できます。キワーノは日持ちが悪い果物なので、賞味期限に気をつけながら、なるべく早めに使い切るよう心がけましょう。
キワーノ

キワーノの食べ方

キワーノは南米原産のユニークな形状を持つフルーツです。楕円形の鮮やかな黄緑色がくっきりと目を引く外観が特徴的です。食べ方は簡単で、両端を切り落とした後、縦半分に切り込みを入れます。そうすれば、中の緑色のゼリー状の果肉をスプーンですくって食べられます。

甘みが控えめなキワーノは、はちみつや砂糖をかけて味わうのがおすすめです。また、ヨーグルトに加えたり、サラダやデザートの彩りとして使用するのも絶品です。酸味と甘みのバランスが絶妙なキワーノは、様々な料理にアレンジして楽しめます。

マリネにしても美味しく、砂糖や酢、スパイスなどと漬け込むことで風味が増し、フルーティな味わいが楽しめます。柑橘系フルーツ同様、生で食べるとビタミンCを効率よく摂取できるのも魅力です。奥深い味わいを堪能しながら、キワーノのユニークな食感と風味をお楽しみください。

キワーノは熱帯地域原産のウリ科のフルーツ!

キワーノは、珍しいウリ科の果物です。外見は独特の卵形で、縦縞模様が特徴的な鮮やかな緑色をしています。酸味と淡い甘みを併せ持つユニークな風味が魅力で、ジュースやサラダなどに使うと新鮮な味わいが楽しめます。

ニュージーランドやオーストラリアでは身近な果物ですが、日本ではまだあまり知られていません。熱帯フルーツならではのエキゾチックな味と香り、そして形状の不思議さを体験できる、珍しい食材だと言えるでしょう。

まとめ


キワーノはビタミンCやカリウム、食物繊維が豊富で、サラダやスムージー、ジャムなど、さまざまな料理に使えます。珍しい食材を取り入れることで、毎日の食卓が彩られ、健康的で豊かな食生活が送れるでしょう。キワーノのユニークな風味と栄養価の高さが、新しいトレンド食材として人気を呼ぶことは間違いありません。