上新粉 代用 上新粉とは
和菓子作りに欠かせない上新粉は、その独特な食感と風味で私たちの舌を魅了してきました。しかし、手元に上新粉がない時や、アレルギーなどの理由で使用できない場合、代用品を探すのに苦労したことはありませんか?今回は、上新粉の代用品について詳しく解説していきます。代用品を使ったレシピもご紹介するので、上新粉が手に入らない時でも、美味しい和菓子作りにチャレンジしてみてください。
上新粉とはどんなもの?ほかの米粉で代用できる?
【上新粉ってどんな粉?】
上新粉は、うるち 米を原料とした、お餅や団子などを作る際に欠かせない粉です。白玉粉やもち粉など、似たような粉が多く、どれを使えば良いか迷う方も多いのではないでしょうか。
上新粉の特徴は、歯切れがよく、もちもちとした食感であることです。これは、うるち米の性質によるもので、粘り気が少ないのが特徴です。そのため、白玉粉のように伸びるような食感ではなく、弾力のある仕上がりになります。
【上新粉を他の米粉で代用できる? 】
上新粉は、他の米粉で代用することもできますが、仕上がりが変わってきます。
白玉粉: 上新粉よりも粘り気が強いため、もちもちとした食感よりも、伸びのある食感になります。
もち粉: 白玉粉よりも粒子が粗く、上新粉よりも少しだけざらつきのある食感になります。
だんご粉: 上新粉と白玉粉の中間の性質を持つため、上新粉の代用としては比較的適していますが、若干粘り気が強くなります。
上新粉の代用品として片栗粉は使える?
和菓子作りに欠かせない上新粉。しかし、手元になくて困ったことはありませんか?そんな時は、片栗粉を代用品として使ってみましょう。
片栗粉は、じゃがいものでんぷんを原料とした真っ白な粉です。揚げ物の衣やとろみづけに使われることが多く、家庭でもよく使われています。小麦粉でも同様の使い方ができますが、片栗粉はでんぷんの割合が多いため、揚げ物はサクサクと軽い食感に仕上がり、低い温度でとろみをつけることができるのが特徴です。
上新粉は、粘り気が少なく歯切れのよい食感に仕上がることから、から揚げなどの揚げ物にも使われます。また、お湯を加えることでとろみをつけることもでき、お菓子以外のレシピにも使用できます。
揚げ物やとろみづけに使う場合、片栗粉でも代用可能です。ただし、揚げ物は食感が変わり、とろみづけの際にはとろみの出る温度が異なるので、その点を理解したうえで代用するのがおすすめです。もちっとした食感のチヂミも、上新粉と片栗粉のどちらでも作ることができるので、上新粉がない時は片栗粉を代わりに使ってみるのも一案です。
和菓子の種類によって、適した代用方法があります。透明感のあるわらび餅などは、片栗粉を上新粉の半量程度まで減らすと良いでしょう。一方、白玉団子のようなもっちりとした食感を求める場合は、上新粉と同量の片栗粉を使用するのがおすすめです。ただし、片栗粉は上新粉に比べて粘りが弱いので、少量の水で溶いてから使うのが良いでしょう。
上新粉の代用品として片栗粉を使う際は、お菓子の種類や目的に合わせて配合を調整することが大切です。
上新粉の代用品として小麦粉は使える?
和菓子作りに欠かせない上新粉だが、手元になくて困った経験はないだろうか。そんな時、小麦粉を代用品として使うことができるのだろうか。
小麦粉の特徴
小麦粉は原材料が小麦で、粘弾性のあるグルテンを多く含んでいる。小麦粉の中でも、薄力粉のグルテン量が最も少なく、中力粉や強力粉はグルテンが多いため、粘弾性が強い。また、薄力粉は片栗粉と同様に、揚げ物の衣やとろみづけに使われることが多い。
上新粉の代用としての小麦粉
小麦粉の中でも薄力粉であれば、使い方によっては上新粉の代用として使うことができる。片栗粉と同じように、揚げ物の衣やとろみづけに使うことは可能だ。しかし、だんごやかしわ餅などを作る際に小麦粉を使うと、食感が変わってしまうので注意が必要だ。
一方、米粉はパンやお菓子作りでも使われることがあり、小麦粉の代用品として使えることもある。ただし、上新粉は加熱すると弾力が出てしまう性質があるため、完全に代用することは難しい。小麦粉に少量の上新粉を混ぜて、食感に少し変化を加えるくらいがいいだろう。
上新粉と小麦粉の特性を理解し、レシピに合わせて適切に使い分けることで、満足のいく和菓子作りが可能だ。
まとめ
上新粉の代用品として、米粉、片栗粉、コーンスターチなどが挙げられます。これらを上手に活用することで、上新粉を使わずとも美味しい和菓子を作ることができるでしょう。代用品を使ったレシピを参考に、新たな和菓子作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。