和菓子 糖質
和菓子は日本の伝統的な菓子で、素材の風味を生かした上品な味わいが特徴です。一方で、米や小麦粉などの主原料が糖質の源となるため、糖尿病や肥満などの生活習慣病対策において注意が必要とされています。本記事では、和菓子の魅力を損なうことなく、糖質の気になる方でも安心して楽しめる工夫について解説します。
和菓子の糖質&カロリー
日本の伝統菓子である和菓子は、上質な素材と繊細な味わいで人々を魅了してきました。しかし、健康志向の高まりから、和菓子の糖質とカロリーが注目されるようになりました。
【和菓子の糖質&カロリー】
うぐいす餅(1個40g)は糖質21.48g/96kcal、もなか(1個50g)は糖質31.2g/143kcal、安倍川餅(1個60g)は糖質31.66g/157kcal、どら焼き(1個60g)は糖質33.3g/170kcalです。また、あん団子(1本80g)は糖質35.4g/161kcal、みたらし団子(1本80g)は糖質36g/158kcal、かしわ餅(1個80g)は糖質36g/165kcal、おはぎ(1個70g)は糖質36.87g/188kcal、きんつば(1個70g)は糖質36.89g/185kcalとなっています。さらに、たい焼き(1個100g)は糖質40.35g/232kcal、あんころ餅(1個95g)は糖質46.9g/226kcal、大福(1個100g)は糖質50.37g/242kcal、すあま(1個100g)は糖質62.03g/261kcalと高い値を示しています。
このように、和菓子は餡子や米粉を使用することから、全体的に糖質が高めです。カロリーも決して低くはありませんが、特に糖質量の高さが際立っています。健康を意識する場合は、1品の糖質量に十分注意を払う必要があります。一方で、伝統の製法を守りつつ、素材の風味を生かした上品な味わいも楽しめます。時代に合わせた改良が重ねられながらも、日本の伝統の味は受け継がれています。
洋菓子の糖質&カロリー
洋菓子には魅力的な味と見た目がありますが、糖質やカロリーが高めに含まれています。
【洋菓子の糖質とカロリー】
プリン(1個90g):糖質11.35g/113kcal
フィナンシェ(1個38g):糖質14.47g/143kcal
ベイクドチーズケーキ(1個90g):糖質17.16g/322kcal
シュークリーム(1個80g):糖質18.58g/158kcal
エクレア(1個80g):糖質19.41g/194kcal
フロランタン(1個50g):糖質21.9g/240kcal
マフィン(1個60g):糖質26.1g/212kcal
ショートケーキ(1個120g):糖質28.87g/370kcal
ガトーショコラ(1個80g):糖質29.62g/285kcal
チョコケーキ(1個120g):糖質34.81g/443kcal
モンブラン(1個120g):糖質50.11g/430kcal
ザッハトルテ(1個120g):糖質55.59g/422kcal
一般的な洋菓子では、小麦粉や卵、バター、砂糖などが主な材料のため、糖質やカロリーが高くなりがちです。特にケーキ系は1切れで糖質50g以上、400kcal以上のものも存在します。適量を心がけるとともに、低糖質や糖質ゼロの商品、豆腐やおからなどを使った手作り洋菓子も選択肢の一つとなります。
和菓子の方がカロリーは低い
和菓子と洋菓子を比較すると、和菓子の方がカロリーが低い傾向にあります。その理由は、和菓子の主な素材が米粉や小豆など植物性の自然食品であるのに対し、洋菓子にはバターや生クリームなどの動物性油脂や砂糖が多用されがちなためです。
したがって、カロリー制限中にお菓子を食べたい場合は、ケーキなどの洋菓子ではなく、団子などの和菓子を選ぶ方が賢明でしょう。ただし、和菓子にもカロリーは含まれているため、食べ過ぎには注意が必要です。
最終的には、お菓子一つ一つの素材や製法を確認し、総合的に判断することが重要です。健康を意識しつつも、時には思う存分お菓子を楽しむことも大切なことだと言えるでしょう。
糖質制限中に和菓子・洋菓子を食べる時のポイント
糖質制限中でも、工夫次第で和菓子や洋菓子を賢く楽しむことができます。一口サイズの少量に抑えたり、米粉や黒糖、麦芽糖などの穀物由来の甘味料を使った低糖質のお菓子を選んだりするのがポイントです。抹茶や小豆、ゴマなどの和素材を使った和菓子や、ナッツやドライフルーツを取り入れた洋菓子も良質な糖質と食物繊維が含まれています。自作や市販の低糖質お菓子も活用すれば、ストレス解消やリフレッシュのためにお気に入りのお菓子を少量楽しむことができるでしょう。
和菓子・洋菓子は糖質・カロリーが高い
甘味は魅力的ですが、お菓子は糖質やカロリーが高く、過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高めます。伝統的な和菓子の素材や濃厚な洋菓子の素材に、多くの糖質やカロリーが含まれています。一口サイズでも糖質目標量の半分近くを占めてしまうほどです。
お菓子の魅力を楽しみつつ健康的な生活を送るには、節度が大切です。食事から摂る糖質やカロリーを意識し、適量を守ることが肝心です。一般に洋菓子より和菓子の方が糖質・カロリーは低めですが、和菓子も食品全体から見れば高カロリーです。糖質制限中は我慢が必要ですが、低糖質なお菓子作りにもチャレンジしてみましょう。
まとめ
和菓子にはさまざまな低糖質の選択肢があります。焼き菓子の代わりに半生菓子や生菓子を選ぶ、上白糖の代わりに白ごま糖や黒蜜を使う、米粉の代わりに豆腐や小豆粉を使うなどの工夫が可能です。また、完全に糖質を避けたい場合は、ゼリー寄せや吸い物などの糖質コントロール和菓子も人気があります。素材の良さを活かしつつ、健康面でも配慮された和菓子を選んで楽しむことができます。