3月は暖かい春の訪れを感じる季節であり、日本の文化や風習においても特別な意味を持つ時期です。そんな春の訪れを祝う和菓子は、彩り豊かで視覚だけでなく味覚でも春を感じさせてくれます。桜や梅の花々が咲き誇るこの時期、日本各地で作られる和菓子は、それぞれ独自の美しさと風味を持ち、私たちに春の到来を優しく知らせてくれます。今回は、3月にぜひ味わってほしい和菓子の魅力を紹介します。
京都の和菓子の宝箱
もうすぐ春が訪れます。花々の季節の到来です!満開の花ももちろん素敵ですが、咲き始めの淡い色合いの花もまた、優しさと可愛らしさが感じられます。この時期、和菓子店の店頭にも、春にぴったりな柔らかな色合いのお菓子が並び始めます。心が浮き立つ「3月のおすすめ和菓子」で、ほっと一息ついてみませんか?美しい和菓子の数々が皆さんをお迎えします。
素早く成長する早わらび
早蕨453円
春を象徴する言葉「早蕨(さわらび)」。これは芽吹いたばかりのわらびを表し、昔から多くの和歌に詠まれてきました。『源氏物語』の第48帖でも用いられ、中君の歌として「この春は誰にか見せむ 亡き人の形見に摘める 嶺の早蕨」と詠み込まれています。ここで紹介するのは、粒あんをよもぎを練り込んだ羽二重餅で包んだお菓子です。よもぎの爽やかな香りとほのかな苦みが口の中で広がります。春の訪れをぜひ感じてください。

桜の初めての開花
初桜453円
春の訪れを感じながら、桜の開花を心待ちにする日々が続きます。つぼみが日に日に膨らんでいく様子に、胸がときめきます。桜への期待を胸に、特別な瞬間を彩るのにぴったりなこちらのお菓子です。新こなしの茶巾絞りと玉あられが桜の花を抽象的に表現しています。
垂れ下がる桜の美しさ
枝垂れ桜は378円です。
京都の桜シーズンが本格化するのは、早咲きの桜で有名な平野神社のしだれ桜「魁桜」の蕾が少し開き始めた時です。通常、3月下旬になると、京都御苑の近衛邸跡や本満寺、千本釈迦堂のしだれ桜が早めに満開を迎えます。昼は華やかさを、夕方は神秘的な美しさを見せるしだれ桜の姿は、まさに魅力的です。この美しい桜の姿を模した外郎製の和菓子です。
寿々の響き
寿々の音454円
春の訪れと共に桜が咲き誇るこの季節、多くの参拝者が桜名所の神社を訪れ、境内に鳴り響く鈴の音を楽しみます。このお菓子は、桜シーズンの鈴の音色をイメージし、愛らしい姿で表現された一品です。澄んだ音色が心を和ませることでしょう。