フレッシュでジューシーな甘夏は、その爽やかな酸味と甘さで多くの人々に愛されています。しかし、購入した甘夏を長く楽しむためには適切な保存方法が必要です。この記事では、甘夏を新鮮な状態で長持ちさせるための完璧な保存方法を詳しく解説します。正しい保存方法を身につけて、甘夏の美味しさを十分に引き出し、最後まで最高の状態で味わいましょう。
柑橘系フルーツの保存方法
柑橘類には「せとか」や「甘平」など皮が薄いものと、「デコポン（不知火）」や「甘夏」といった皮が厚いものがあります。保存方法は基本的に同様ですが、薄い皮の柑橘は特に保存に気をつける必要があります。
涼しい場所や野菜室での保管
柑橘類を保存する際には、乾燥と高温を避けることが重要で、通気性の良い冷暗所でポリ袋に入れて保管すると良いです。新聞紙で包んでからポリ袋に入れることで、より効果的に保存できます。冬から春にかけて出回ることが多い柑橘類は、暖房の効いた部屋に置きがちですが、なるべく低温の場所に置くことが重要です。
もし適切な場所が見つからない場合は、冷蔵庫の野菜室での保存をおすすめします。常温よりも長持ちしますが、できるだけ早く食べるようにしてください。
柑橘類は、ポリ袋、もしくは新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、低温環境での保存が効果的です。
厚皮柑橘類の効果的な保存法
「文旦」や「晩白柚」といった厚い果皮を持つ柑橘類は、長期間保存が可能で、常温に置いてもすぐには劣化しません。
一方で、「デコポン（不知火）」や「はっさく」「甘夏」などは乾燥した環境に置くと徐々に水分が失われてしまいますので、新聞紙やポリ袋で包んで保管すると良いでしょう。
どの品種も冷暗所での保存が適していますが、冷蔵庫に入れるとさらに長持ちします。「文旦」は保存性が高いですが、「甘夏」や「はっさく」は乾燥に弱いという特徴があります。
箱に入れる際は、段ごとに新聞紙を
たくさん箱買いしたら、まずは中身を全部取り出し、傷んでいるものがないかチェックしましょう。果皮がしっかりしている果物を下に置き、下から新聞紙、果実、新聞紙、果実、新聞紙の順に2～3層に積み上げる形で保存します。最上層にも新聞紙をかぶせ、少し蓋を開けた状態で風通しの良い冷暗所で保管してください。
皮が薄い「せとか」や「紅まどんな」、「甘平」といった品種は、ヘタを下に向けて置くと傷みにくくなります。
箱で購入したら、まず全部の果物を取り出して並べ直します。皮の硬いものを下に、柔らかいものを上にして、柔らかいものから順に使います。
酸味が際立っている場合は数日寝かせる
時には、柑橘類が予想以上に酸っぱいことがあります。そんな時は、果実を少し寝かせておくのが良いでしょう。多くの柑橘類は保存することで酸味が和らぐことがあるので、冷暗所で数日間保管してみてください。
酸っぱさを感じた場合は、残りの果実を3～5日ほど新聞紙に包んで寝かせることで、酸味が減ることがあります。