サングリアの作り方

自宅で過ごすリラックスタイムに、果実とワインの豊かなハーモニーを楽しんでみませんか?サングリアは、フレッシュなフルーツとワインを組み合わせた、爽やかで奥深い味わいを持つスペイン発祥のカクテルです。今回は、初心者でも簡単に作れる、美味しいサングリアのレシピを詳しく解説します。ちょっとした工夫で、あなたの自宅が一瞬でスペインのバルに変わること間違いなし!さあ、材料を揃えて、心ときめくサングリア作りを始めましょう。

サングリアとは

サングリアは、スペイン発祥のカクテルで、ワインに多彩なフルーツやスパイス、甘味料をブレンドして作られます。その名前はスペイン語の「sangre(サングレ)=血」から来ており、赤ワインの鮮明な色が由来とされています。フルーツを多く使用するため、サングリアのアルコール度は通常のワインより低くなります。

オレンジジュースや炭酸水を加えることで、さらにアルコール度を控えめにすることも可能です。また、ラム酒やブランデーを追加して濃厚さと度数を上げる方法もあり、好みに応じてさまざまにアレンジできるのもサングリアの楽しいポイントです。

サングリアの起源

サングリアはスペインのアンダルシア地方で生まれたワインをベースにしたカクテルです。その起源は、質の良くないワインを美味しく消費するために工夫された方法から来ているようです。

スペインにおいては、日常的に飲まれるものというよりも、数日経過したワインや好みではなかったワインを上手に活用する手段として位置づけられています。また、大人数でのホームパーティーなどで大量に作られ、皆で楽しむドリンクとしても知られています。通常は赤ワインを基にして作りますが、高価なワインではなく、余ってしまったり手頃な価格のワインが使われます。なお、サングリアを白ワインで作る場合、「サングリア・ブランカ」と呼ばれます。これは、スペイン語で「白」を意味する「blanca(ブランカ)」に由来しています。

伝統的なサングリアの作り方

サングリアは厳密なレシピがなく、簡単に作れるのが特徴です。好きなフルーツを5種類ほど選び、適当なサイズにカットします。それから、ワインにフルーツを漬け込むだけです。伝統的には赤ワインを使用することが多いですが、決まりはないのでお好みでアレンジを楽しんでください。

主要な材料

・750mlの赤ワイン......1本・ソーダやオレンジジュースなどお好みの飲み物......500ml・お好みでブランデーやコアントローなどを少量・お好みで大さじ1〜3杯の砂糖・シナモンスティック......1本・フルーツとして、オレンジ、いちご、桃、りんご、レモンなどを使用可能。ほかにも、キウイ、パイナップル、バナナ、いちご、洋梨などを自由に選んでください。缶詰のフルーツを使用することもできます。砂糖の代わりまたは一緒に、シロップやはちみつを追加しても美味しいです。

自宅で楽しむサングリアの作り方とは?

1. フルーツを丁寧に洗い、皮をむかずに一口サイズにカットしましょう。2. オレンジ、桃、洋梨などは皮を取り除きカットします。3. 大きめのボウルやピッチャーに赤ワインとカットしたフルーツを加えます。4. 砂糖を少量のお湯で溶かし、混ぜ合わせます。5. ブランデーやリキュール、シナモンスティックをお好みで加えます。6. ソーダやオレンジジュースなどを最後に加えてください。7. 約2時間冷蔵庫で冷やせば完成です。

サングリアのアレンジ

サングリアは、赤ワインだけでなく、白やロゼ、さらにはスパークリングワインを使って作ることも可能です。お酒があまり得意でない方や、軽やかな飲み口を好む方は、白やロゼを選ぶと飲みやすく、爽やかに楽しむことができます。ワイン選びのポイントとしては、赤ワインなら渋味が控えめで果実味豊かなものがおすすめです。白ワインやロゼを基盤にする場合は、フレッシュで爽快な風味を持つものが理想的です。スパークリングを使う場合、高価なシャンパンである必要はなく、微発泡で辛口のタイプを選んでみてはいかがでしょう。余ったワインを活用するのも良い案です。色鮮やかなフルーツをたっぷり加えて、自分だけのサングリアを創作してみてください!

酒税法で禁止されていることは?

酒類を製造するには酒類製造免許が必要で、免許を持たない個人が製造することは酒税法で禁止されています。ぶどうや米などからのお酒の製造だけでなく、既存の酒に他の材料を加えることも製造と見なされ、違法となる場合があります。しかし、特定の条件を満たせば、自分で果実酒を楽しむための「混和」は例外とされます。第一に、アルコール度数20度以上で、すでに酒税がかかっている酒を使用することが必要です。例えば、サングリアの自家製には通常のワインを使うことが多いため、これは法律的に問題があります。第二に、使用する材料に制限があり、米やぶどう等は禁止されています。酒に果物を入れておくことで再発酵が起こる恐れがあるため、直前に混和する場合に限り製造行為とはされません。例えば、梅酒は20度以上のアルコールを用いるため、特例として認められています。これを考慮すると、家庭でのサングリア作りはほとんどの場合、法に触れる可能性が高いです。酒税法を遵守しながら楽しむように心がけましょう。

サングリア