ルバーブの食べ方
ルバーブは、初夏の訪れを告げる代表的な植物です。その独特の酸味と香りは、デザートはもちろん、料理にも活用できる万能な食材です。しかし、生で食べるとかなり強い酸味のため、上手な調理方法を知らないと味わえません。ルバーブの旬の時期に、ぜひその美味しい食べ方を学んでみましょう。
ルバーブとは?
健康や美容によいとされるルバーブに含まれる栄養素
おいしいルバーブの選び方
旬の新鮮なルバーブを選ぶには、以下のポイントに注目が肝心です。ふっくらとした太く弾力のある赤紫色の茎、つやのあるたっぷりの大きな葉、透き通った多汁な切り口、そして適度な酸っぱい香りが基準となります。萎れた細い茎、小さくしおれた葉、乾いた変色した切り口、強すぎる酸っぱい匂いは避けましょう。外観と香りで新鮮度を判断し、美味しいルバーブを見分けることができます。料理に合わせて、ルバーブの魅力的な甘酸っぱさを存分に味わえるはずです。
ルバーブのおいしい食べ方やレシピをご紹介
ルバーブは柔らかな酸味と甘みが魅力的な食材です。日本ではジャムとして親しまれていますが、海外では様々な料理に使われています。
ジャムにすると、ルバーブの酸味が和らげられ、木いちごのような甘酸っぱさが楽しめます。パンに塗るだけでなく、ヨーグルトと合わせると絶妙な味わいが堪能できます。イチゴを少し加えるとより食べやすくなります。
ケーキやパイなどのスイーツにも欠かせません。マフィンにはルバーブの角切りを生地に混ぜ込み、パイにはイチゴと合わせて甘酸っぱい味わいを楽しめます。カナダでは定番の春の味覚として親しまれています。
ルバーブは炭酸飲料や水で割ったシロップ飲料としても人気です。スウェーデンでは春先に漬け込み、夏に涼しげな飲み物として楽しむそうです。お酒で漬け込む場合はウォッカがおすすめです。
サラダにも使えます。ルバーブを輪切りや千切りにして、レタスなどと合わせれば、さわやかな酸味が加わります。生で食べる際は、水でさらしてアク抜きを忘れずに。
一方で、梅干しが手に入りにくい海外では、ルバーブが梅干しの代用品として活用されているそうです。ルバーブと塩を煮詰めれば、練梅のような梅干し風の味が楽しめるのだとか。海外在住の際は試してみる価値がありそうです。
まとめ
ルバーブは生で食べるよりも、加熱することで酸味が和らぎ、上品な甘酸っぱさを楽しめます。ジャムやパイ、コンポート、ドリンクなどのデザートに加えると、春の香りと爽やかな味わいが際立ちます。また、肉料理のソースやマリネに使うと、ユニークな風味が楽しめます。砂糖や蜂蜜などで甘味を調整し、シンプルに焼く、煮込む、炒めるなど、様々な調理法を試してみるのがおすすめです。