パパイヤの魅力再発見!美味しい食べ方から保存方法まで徹底解説

南国情緒あふれるパパイヤ。旅行先で出会い、その美味しさに魅了された方もいるのではないでしょうか。近年は国内栽培も盛んになり、以前より身近な存在になりました。単に美味しいだけでなく、健康をサポートする栄養も満点なのがパパイヤの魅力です。この記事では、パパイヤの基本情報から、おすすめの食べ方、保存方法、そして知っておきたい健康効果まで、詳しく解説します。

パパイヤってどんなフルーツ?原産地と特徴

パパイヤは、中南米をルーツとする常緑樹、そしてその果実のことです。16世紀初頭にヨーロッパ人によって世界に広められ、現在では多くの熱帯・亜熱帯地域で栽培されています。日本国内でも、温暖な気候の沖縄や鹿児島などで栽培が盛んです。パパイヤには様々な品種があり、果実の形も多種多様です。電球のような形、ラグビーボールのような楕円形、細長いものなど、様々な形状があります。熟していくにつれて、果皮は緑色から鮮やかな黄色に変わり、果肉も黄色から濃いオレンジ色へと変化します。果実の中央には空洞があり、黒い粒状の種子が詰まっているのが特徴です。ただし、近年は種なし品種も増えており、その場合は果肉内部が空洞になっています。

完熟したパパイヤは、非常に柔らかく、ジューシーな食感が楽しめます。強い甘みと、独特の発酵臭、そしてほのかな苦味が混ざり合った複雑な風味が特徴です。そのまま生で食べるのはもちろん、スムージーやデザートの材料としても人気があります。一方、熟す前の青いパパイヤは「青パパイヤ」と呼ばれ、野菜として利用されます。特に沖縄やタイ、フィリピンなどでは、青パパイヤを使った伝統料理が数多く存在し、独特のシャキシャキとした食感と淡白な味わいが愛されています。

完熟 vs 青パパイヤ:風味、食感、栄養成分の違い

完熟パパイヤと青パパイヤは、それぞれ異なる特徴を持っています。完熟パパイヤは、果皮が黄色く色づき、果肉は非常に柔らかく、とろけるようなジューシーさが魅力です。甘みが強く、トロピカルフルーツらしい独特の香りと、わずかな苦みを感じられます。完熟パパイヤには、視機能の維持や免疫力向上に役立つβ-カロテンが豊富に含まれています。一方、青パパイヤは、果肉が薄い緑がかった白色で、硬くシャキシャキとした食感が特徴です。味は淡泊でクセがなく、種は真っ白です。青パパイヤは、受粉せずに実ったものも多く、種なしのものが流通することもあります。栄養面では、青パパイヤはタンパク質分解酵素であるパパイン酵素を豊富に含んでおり、肉を柔らかくしたり、消化を助ける効果が期待できます。また、ポリフェノールも豊富で、抗酸化作用も期待できます。

用途と食べ方の違い:熟度で変わる楽しみ方

完熟パパイヤは、その甘みとジューシーさから、主にフルーツとしてそのまま食べるのが一般的です。一口大にカットしてそのまま食べたり、ヨーグルトやアイスクリームのトッピングにしたり、スムージーやデザートの材料として幅広く利用されます。独特の香りが気になる場合は、レモン汁をかけたり、冷凍してシャーベット状にすると食べやすくなります。また、生ハムとの相性も良く、メロンのように甘じょっぱい組み合わせも楽しめます。一方、青パパイヤは野菜として、様々な料理に活用できます。シャキシャキとした食感と淡白な味わいは、サラダや和え物、炒め物、煮物などに最適です。タイ料理のソムタムや、沖縄料理のパパイヤチャンプルーは、青パパイヤを使った代表的な料理です。また、パパイン酵素の働きを利用して、肉料理の下ごしらえに使うと、肉が柔らかく仕上がります。このように、パパイヤは熟し具合によって、フルーツとしても野菜としても楽しむことができ、様々な料理でその魅力を発揮します。

美味しいパパイヤの選び方:見た目、重さ、熟度をチェック

美味しいパパイヤを選ぶには、いくつかのポイントを押さえておきましょう。まず、見た目ですが、果皮に「ハリ」と「ツヤ」があるものがおすすめです。表面が乾燥しているものは、鮮度が落ちている可能性があるため、避けた方が良いでしょう。また、傷や黒ずみがないかも確認してください。傷がある場合、内部が傷んでいることも考えられます。次に、手に取った時の「重み」も重要な要素です。ずっしりと重みを感じるパパイヤは、果肉がしっかりと詰まっていて、果汁も豊富である可能性が高いです。大きさに比べて軽いものは、水分が少ないか、中が空洞になっているかもしれません。さらに、用途に合わせて熟し具合を確認することも大切です。デザートとしてそのまま食べたい場合は、果皮が均一に濃い黄色に変色している、十分に熟したパパイヤを選びましょう。サラダや炒め物などの料理に使う場合は、果皮が緑色で硬く、まだ熟していない青パパイヤを選ぶのがおすすめです。このように、見た目の状態、重さ、熟度を総合的に判断することで、用途に合った美味しいパパイヤを見つけることができます。

パパイヤの食べ頃を見極めるコツと追熟のコツ

パパイヤの食べ頃は、果皮の色と手触りで判断できます。熟したパパイヤは、果皮全体が黄色く変化し、軽く触ると柔らかい弾力を感じます。全体が黄色くなり、指で軽く押すと少しへこむくらいが、美味しく食べられるサインです。もし、購入したパパイヤがまだ緑色で硬い場合は、自宅で追熟させることで、甘くジューシーな状態にすることができます。追熟させるには、パパイヤを新聞紙などで丁寧に包み、直射日光の当たらない常温の場所(20~25℃が理想)で保存するのが効果的です。追熟には数日から1週間程度かかるのが一般的ですが、気温によって期間は異なります。毎日、様子を見て、色づきと柔らかさを確認しましょう。注意点として、完熟する前に冷蔵庫に入れてしまうと、低温障害を起こし、それ以上熟さずに傷んでしまうことがあります。完全に黄色く熟すまでは冷蔵庫に入れないようにしましょう。特に、緑色のパパイヤは冷蔵庫に入れると低温障害で熟さず、傷んでしまうことがあります。美味しいパパイヤを味わうためには、適切な追熟期間を設けることが大切です。

青パパイヤの保存方法:鮮度を保つコツ

未熟な青パパイヤは、野菜として使う場合、追熟させずに鮮度を保つことが重要です。購入後すぐに使用しない場合は、新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れるかラップでしっかりと密閉し、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。こうすることで、パパイヤが熟成するのを遅らせ、シャキシャキとした食感を長く保つことができます。保存期間の目安は、およそ1週間程度ですが、できるだけ早めに使い切るのがおすすめです。大型の青パパイヤで一度に使い切れない場合は、使う部分だけ皮をむいてカットし、残った皮つきの部分はラップでぴったりと包んで冷蔵保存すると、みずみずしさを比較的長く保てます。ただし、カットした面からは酸化が進みやすいため、こちらも早めに使い切るように心がけましょう。青パパイヤを保存する際は、低温で保存することで追熟を抑制し、野菜としての特性を最大限に活かすことがポイントです。

熟したパパイヤの冷蔵・冷凍保存方法

完全に熟したパパイヤは、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。完熟したパパイヤを丸ごと保存する場合は、乾燥を防ぐために新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋や保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れます。この方法で、完熟パパイヤは通常1週間程度は美味しく保存できます。カットしたパパイヤを保存する場合は、断面から傷みやすくなるため、種を取り除き、カットした部分にラップをぴったりと密着させて冷蔵保存し、2~3日を目安に早めに食べきるようにしましょう。さらに長期保存したい場合は、冷凍保存が有効です。皮をむいて種を取り除いたパパイヤを、使いやすい大きさにカットし、保存袋や密閉容器に入れて冷凍庫で保存します。冷凍することで約1ヶ月程度は保存が可能です。解凍する際は、完全に解凍せず半解凍の状態で食べるのがおすすめです。半解凍の状態であれば、アイスのようなシャリシャリとした食感を楽しめるほか、スムージーの材料としても最適で、生のパパイヤとは違った美味しさを味わえます。また、パパイヤの独特な発酵臭が気になる場合でも、冷凍することで匂いが軽減される効果も期待できます。

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完熟パパイヤのカット術と美味しい食べ方

熟したパパイヤは、果肉が非常に柔らかいため、比較的容易にカットできます。まずは、パパイヤをしっかりと固定するため、ヘタの部分を少しだけ切り落とします。次に、パパイヤを縦方向に半分にカットします。中心部分には、黒色の小さな種が密集していることが多いので、スプーンを使って丁寧に除去しましょう。品種によっては種が存在しない場合もありますが、その場合も内部は空洞になっています。種を取り除いた後、小さめのパパイヤであれば、そのままスプーンで果肉をすくって食べるのも良いでしょう。より食べやすく、見た目も美しくしたい場合は、さらに縦半分、またはそれ以上にカットし、皮むき器やナイフで丁寧に皮をむきます。皮をむき終えたら、食べやすいように一口大にカットしてください。完熟したパパイヤは、一般的に生のままフルーツとして堪能されます。もし独特な発酵臭のような香りが気になるようであれば、レモン果汁をたっぷりとかけて食べると、香りが穏やかになり、レモンの爽やかな酸味がパパイヤの甘さをより一層引き立ててくれます。また、ごく少量の塩をかけることで、パパイヤの甘味がより際立つという、意外な食べ方も存在します。その他にも、小さくカットしてヨーグルトのトッピングとして加えたり、牛乳や他のフルーツと一緒にミキサーにかけてスムージーにするのもおすすめです。メロンと同様に生ハムとの相性も抜群で、おしゃれな前菜としても楽しむことができます。

まだ青いパパイヤ、下ごしらえ、調理方法と一押しレシピ

青パパイヤを調理する際は、事前の下処理が非常に重要です。青パパイヤは、傷をつけたり、カットしたりすると、白い乳液状の液体が滲み出てくることがあります。この液体にはパパイン酵素が豊富に含まれており、肌がデリケートな人が触れると、手が荒れてしまう可能性があるため、調理の際はビニール手袋を着用することを推奨します。まず、青パパイヤを縦半分にカットし、もし白い種が存在すれば、スプーンで取り除きます。次に、使用する部分の皮をピーラーやナイフで丁寧にむきます。青パパイヤの皮には、わずかに苦味がありますが、薄く残る程度であれば食べられるため、厚くむきすぎる必要はありません。皮をむき終えたら、調理方法に合わせて様々な形状にカットします。例えば、千切り、短冊切り、角切りなどがあります。カットした青パパイヤは、ボウルに水を張り、10分ほど浸けて「アク抜き」をすることで、独特のえぐみが和らぎ、食べやすくなります。また、水にさらすことで、硬い果肉が少し柔らかくなる効果も期待できます。ただし、タイ料理を代表する青パパイヤのサラダ「ソムタム」のように、叩いて調理する場合は、水に浸けずにそのまま使用します。ソムタムを作る際は、皮をむいてゴボウのささがきのように切れ目を入れてから削ぎ切りにし、すり鉢などに入れて軽く叩くことで、繊維が潰れて柔らかくなり、味が染み込みやすくなります。このソムタムは、パクチー、トマト、ピーナッツなどを加え、ナンプラーやライムで味付けするのが一般的です。沖縄には、青パパイヤを細く千切りにする「しりしり器」という専用の調理器具があります。千切りにした青パパイヤは、ソムタムなどのサラダの他に、天ぷら、きんぴら、野菜炒め、そして沖縄の郷土料理である「パパイヤチャンプルー」など、様々な料理に活用できます。さらに、生の青パパイヤをカットしたり、すりおろしたりして肉に絡ませておくと、パパイン酵素の強力な働きによって、肉が非常に柔らかくなります。ただし、薄い肉や元々柔らかい肉に使用すると、酵素の作用で肉がボロボロになりすぎる場合があるため、注意が必要です。青パパイヤを選ぶ際は、果皮の緑色が鮮やかで傷がなく、ずっしりとした重量感のあるものが良品とされています。野菜として料理に使う場合は、熟しかけているものは避け、しっかりと硬い青いものを選びましょう。

ポリフェノールの秘める抗酸化パワー

パパイヤ、中でも特に青パパイヤには、ポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールとは、強力な抗酸化作用を有する植物由来の化合物群のことで、体内で発生する活性酸素の生成を抑制したり、既に生成された活性酸素そのものを無害化したりする働きがあります。活性酸素は、微量であれば、私たちの体内で免疫機能や細胞間の情報伝達など、有益な働きをしますが、過剰なストレス、紫外線、大気汚染、過度な運動などによって大量に生成されると、細胞を傷つけ、老化の進行、免疫機能の低下、様々な生活習慣病のリスクを高める原因となります。パパイヤに含まれるポリフェノールは、これらの有害な活性酸素から体を守り、細胞の酸化ストレスを軽減することで、健康維持をサポートする働きがあると言われています。特に青パパイヤは、完熟したパパイヤよりもポリフェノール含有量が多いとされており、その抗酸化作用を積極的に摂取することで、より高い健康効果が見込めるでしょう。

ビタミンC、コラーゲン生成と抗酸化の立役者

パパイヤは、美容と健康に欠かせないビタミンCを豊富に含んでいます。ビタミンCは、体内でコラーゲンを生成する上で、必要不可欠な栄養素です。コラーゲンは、肌のハリや弾力を保つだけでなく、口や鼻、目などの粘膜を保護し、骨、軟骨、そして血管を丈夫に保つために重要な役割を果たします。また、ストレスに対抗するために必要な副腎皮質ホルモンなどの合成にも、ビタミンCは不可欠です。さらに、ビタミンCはその強力な抗酸化作用によって、体内の酸化プロセスを防ぎ、老化の進行を遅らせる働きも持っています。ビタミンCは水溶性で熱に弱い性質があるため、その効果を最大限に引き出すためには、できる限り新鮮なパパイヤを生で食べることが推奨されます。また、体内に蓄積されにくいため、一度に大量に摂取するよりも、こまめに摂取する方が効率的です。パパイヤ100gあたりには、約50mgのビタミンCが含まれており、一般的なパパイヤ1個の重さが約500グラムであることを考慮すると、パパイヤを半分食べるだけで、成人1日のビタミンC摂取推奨量である100mgを十分に満たすことができます。

β-カロテンによる視覚、免疫、そして抗酸化の力

パパイヤに豊富に含まれるβ-カロテンは、健康維持に欠かせない栄養素の一つです。体内でビタミンAに変換される性質を持ち、特に目の健康をサポートする役割が知られています。夜間の視力維持や乾燥から守る効果も期待できます。β-カロテンの力はそれだけではありません。抗酸化作用によって、体内の活性酸素から細胞を守り、老化のスピードを緩やかにする可能性があります。さらに、免疫力アップにも貢献し、病気への抵抗力を高める効果も期待されています。特に、完熟した黄色のパパイヤは、未熟な青パパイヤに比べてβ-カロテンが豊富です。健康効果を最大限に引き出すためには、熟したパパイヤを選ぶのがおすすめです。

カリウムがもたらす体液バランスと塩分コントロール

パパイヤには、必須ミネラルであるカリウムも豊富に含まれています。カリウムは、細胞内の水分量を適切に保ち、体液のバランスを調整する上で重要な役割を果たします。これにより、細胞が正常に機能し、体全体の水分代謝がスムーズに進みます。また、カリウムには、体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出する作用があり、塩分摂取量の調整に役立ちます。ナトリウムの排出を促すことで、高血圧の予防にもつながると考えられています。カリウムが不足すると、倦怠感、食欲不振、筋肉の痙攣などの症状が現れることがあります。現代の食生活では、加工食品の摂取が多く、塩分過多になりがちです。パパイヤのようなカリウム豊富な食品を積極的に摂取することは、健康維持に非常に大切です。

三大栄養素を分解するパパインの驚くべき働き

特に青パパイヤには、独特の酵素「パパイン」がたっぷり含まれています。パパインは、タンパク質を分解する酵素の一種で、青パパイヤに最も多く、熟すにつれて減少します。特筆すべきは、肉のタンパク質を分解し、柔らかくする力です。青パパイヤは、肉料理の下ごしらえによく使われ、硬い肉も短時間で柔らかく調理できます。さらに、パパインは、摂取したタンパク質の消化を助け、栄養吸収をサポートする効果も期待できます。青パパイヤには、パパインだけでなく、脂肪分解酵素「リパーゼ」、糖質分解酵素「アミラーゼ」も含まれています。つまり、三大栄養素すべてを分解する酵素がバランス良く含まれているのです。これらの酵素の相乗効果で、パパイヤは消化を助け、効率的な栄養吸収をサポートする食品として注目されています。

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パパイヤアレンジレシピ

ここでは、パパイヤのアレンジレシピをご紹介します。一度試してみては。

1. ヨーグルトとの絶妙なハーモニー!簡単パパイヤラッシーの作り方

パパイヤラッシーは、パパイヤの優しい甘さとヨーグルトの酸味が絶妙に調和した、爽やかな飲み物です。

【材料】

  • 完熟パパイヤ100g
  • プレーンヨーグルト100g
  • 牛乳50ml
  • はちみつ(または砂糖)大さじ1〜2
  • 氷3〜4個

【作り方】

  1. まず、パパイヤの皮をむき、種を取り除き、食べやすい大きさにカットします。
  2. すべての材料をミキサーに入れ、滑らかになるまでしっかりと混ぜ合わせます。
  3. 甘さはお好みで調整してください。グラスに注いだら完成です。

朝食や軽食、デザートとして、また美容や健康を気遣う方にもおすすめの栄養満点ドリンクです。

2. パパイヤチャンプルー

沖縄の定番家庭料理、パパイヤチャンプルー。ここでは、青パパイヤを使った炒め物をご紹介します。

【材料】

  • 青パパイヤ250g
  • アク抜き用の水適量
  • 彩りにんじん40g
  • 風味豊かなニラ40g
  • 旨味の豚バラ肉100g
  • 醤油大さじ1
  • みりん大さじ1
  • 和風だしの素小さじ1/2
  • 塩小さじ1/4
  • 塩こしょう少々
  • 炒め油大さじ1/2
  • 仕上げにかつお節2g

【作り方】

  1. まず、青パパイヤは種を取り除き、皮を剥いてから細切りに。アク抜きのため、水に約10分さらします。
  2. にんじんは細切り、ニラは5cm幅、豚バラ肉は3cm幅にカット。フライパンに油を熱し、豚バラ肉を炒めます。
  3. 色が変わったら、水気を切った青パパイヤ、にんじん、ニラを加えて炒め合わせます。
  4. 全体に火が通ったら、醤油、みりん、和風だし、塩、塩こしょうで調味。
  5. 器に盛り付け、かつお節をトッピングすれば完成。

青パパイヤの食感が楽しい、ご飯が進む一品です。

3. 青パパイヤと豚バラ肉のガーリック炒め

食欲をそそる、青パパイヤと豚バラ肉のガーリック炒め。

【材料】

  • 豚バラ肉150g
  • 青パパイヤ300g
  • アク抜き用の水適量
  • 便利なめんつゆ(2倍濃縮)大さじ3
  • まろやかなみりん大さじ1
  • 風味付けにすりおろしニンニク小さじ1
  • ごま油小さじ1
  • 彩りの小ねぎ適量

【作り方】

  1. 青パパイヤは皮を剥き、種を取り除いて細切りにし、水に10分ほどさらしてアクを抜きます。
  2. 豚バラ肉は3cm幅にカット。フライパンにごま油をひき、豚バラ肉を炒めます。
  3. カリッとしてきたら、水気を切った青パパイヤ、めんつゆ、みりん、すりおろしニンニクを加え、2分ほど炒め合わせます。
  4. パパイヤがしんなりしたら火を止め、盛り付けた後に小ねぎを散らせば完成。

ご飯のおかずにも、お酒のおつまみにも最適です。

4. 青パパイヤカレー

シャキシャキとした食感が特徴の、青パパイヤカレー。ヘルシーでおいしいカレーです。

【材料】

  • ご飯400g
  • 鶏もも肉150g
  • 青パパイヤ1/2個
  • にんじん100g
  • 玉ねぎ100g
  • 水400ml
  • カレールー2かけ
  • ケチャップ小さじ1
  • 中濃ソース小さじ1
  • 炒め油大さじ1

【作り方】

  1. 鶏もも肉は一口大、青パパイヤ、にんじんは皮を剥いて1cm角にカットし、青パパイヤはアク抜きのため水にさらします。玉ねぎはみじん切りに。鍋に油をひき、鶏もも肉を炒めます。
  2. 色が変わったら、水気を切った青パパイヤ、にんじん、玉ねぎを加えて炒め、水を加えて蓋をし、10分ほど煮込みます。
  3. 火を止めてカレールーを溶かし、ケチャップと中濃ソースを加えて混ぜ合わせます。
  4. 再び弱火でとろみがつくまで5分ほど加熱すれば完成。

ご飯と一緒にどうぞ。

ビタミンの宝庫!パパイヤは楽しみ方色々!

パパイヤは、熟度によって大きく性質が変わる果物です。完熟したものと未熟な青パパイヤでは、使い道も栄養価も異なります。青パパイヤは消化酵素が豊富で、肉を柔らかくしたり、消化を助ける効果がありますが、熟すと酵素は減少。完熟パパイヤはビタミンA・Cが豊富になり、甘みが増します。

まとめ

パパイヤは、熱帯アメリカ原産のフルーツであり、日本でも栽培が盛んになり、身近な存在となりました。完熟した果実の甘美な味わいはもちろん、未熟な青パパイヤを野菜として楽しめる汎用性の高さが魅力です。熟したパパイヤは鮮やかな黄色に色づき、そのまま食べるのはもちろん、デザートとしても楽しめます。レモンやライムを添えれば、甘さがより一層引き立ちます。一方、青パパイヤは、そのシャキシャキとした食感が特徴で、炒め物やサラダなど、様々な料理に活用できます。特筆すべきは、肉を柔らかくする効果があるパパイン酵素が豊富に含まれている点です。美味しさだけでなく、ポリフェノール、ビタミンC、β-カロテン、カリウムなど、美容と健康に嬉しい栄養素がたっぷり含まれています。近年では、パパイヤの葉を乾燥させたお茶も注目されており、その抗酸化作用などが研究されています。どの状態でも栄養満点なので、色々な調理方法で試してみてはいかがでしょうか。選び方、追熟のコツ、保存方法、レシピなど、この記事で紹介した情報を参考に、ご家庭でパパイヤの様々な魅力を味わってみてください。健康的な食生活をサポートするパパイヤは、食卓を彩り、体の内側から活力を与えてくれるでしょう。

パパイヤ特有のにおいが気になる場合の対処法は?

パパイヤの独特なにおいが気になる場合は、レモン果汁をたっぷりと絞ってかけるのがおすすめです。レモンのフレッシュな香りと酸味が、パパイヤの風味をマイルドにし、甘みを際立たせてくれます。また、パパイヤを冷凍し、半解凍の状態でスムージーなどに使うと、においが気になりにくくなります。少量の塩をかけることでも、甘味が増し、においが軽減されることがあります。

青パパイヤ調理時の注意点はありますか?

青パパイヤを切った際に出てくる白い液体には、タンパク質分解酵素であるパパインが含まれています。肌が弱い方は、この液体に触れると手が荒れてしまうことがあります。調理する際は、ゴム手袋やビニール手袋を着用することをおすすめします。直接液体に触れないようにすることで、手荒れを予防できます。

青パパイヤはどのように肉を柔らかくするのですか?

青パパイヤに含まれるパパイン酵素は、肉のタンパク質を分解する働きがあり、肉を柔らかくする効果があります。硬めの牛肉や豚肉のかたまり、鶏肉などに使うと効果的です。すりおろした青パパイヤを肉に揉み込んだり、薄切りにした青パパイヤを肉と一緒に漬け込んだりするのがおすすめです。ただし、薄切り肉や元々柔らかい肉(鶏むね肉など)を長時間漬け込むと、酵素の働きで肉が崩れてしまうことがあるので、時間や量には注意が必要です。

まだ熟していない緑色のパパイヤを冷蔵庫で保管しても追熟しますか?

いいえ、未熟な状態の緑色のパパイヤを冷蔵庫に入れるのは避けるべきです。低温によって熟成が止まり、腐敗が進んでしまうことがあります。追熟させるには、常温(20~25℃程度)で、新聞紙などで包んで保管するのがおすすめです。全体が黄色に変わり、軽く押さえた時に柔らかさを感じたら、冷蔵庫に移して保存しましょう。

パパイヤはどのくらい日持ちしますか?

まだ熟していない青パパイヤは、新聞紙などで包み、冷蔵庫の野菜室で1週間程度保存できます。完熟したパパイヤの場合は、丸ごとであれば冷蔵庫で約1週間、カットしたものはラップで包んで2~3日以内に食べきるのが理想です。長期間保存したい場合は、皮と種を取り除き、食べやすい大きさにカットして密閉できる袋に入れ、冷凍保存することで約1ヶ月保存可能です。

パパイヤ