エキゾチックな外見と鮮やかな色合いで注目を集めるドラゴンフルーツは、そのユニークな風味と栄養価から人気急上昇中のスーパーフードです。しかし、この魅惑的な果実の美味しさを最大限に引き出すためには、いくつかのポイントを押さえた食べ方が存在します。本記事では、ドラゴンフルーツについて詳しくご紹介します。これを読めば、日常の食卓が一層華やかになること間違いなしです。
ドラゴンフルーツの風味
ドラゴンフルーツはメキシコを原産とする果物で、ピタヤとも呼ばれ、漢字では火龍果と表記されます。この果実は約10〜15cmの大きさで、ゴマのような種子が果肉に散らばっています。これらの種子は食べられ、独特のプチプチした食感が楽しめます。ドラゴンフルーツは、その果皮や果肉の色によって異なる風味があり、日本で一般的に流通するのは、赤い果皮に白い果肉のホワイトピタヤです。この品種は、穏やかな甘みと少しの酸味を持ち、シャキシャキとしたテクスチャーが特徴です。果肉はキウイフルーツに似たみずみずしさがあります。赤い果皮と果肉のレッドピタヤもホワイトピタヤに似た見た目ですが、甘みが強く、酸味が少ないのが特徴です。この品種の汁は服に付くと色が残るため取り扱いに注意が必要です。また、赤い果皮でピンクの果肉のピンクピタヤは、酸味が控えめで濃厚な甘みがあります。黄色の果皮に白い果肉のイエローピタヤは、ゴツゴツとした外観でトゲがありますが、甘みが強く、酸味がほとんどありません。
ドラゴンフルーツのスライス方法
ドラゴンフルーツは購入後に甘味が増すことはないので、新鮮な状態のうちに食べることが望ましいです。手に入ったら、切ってそのままの風味を堪能するのがおすすめ。摂取する1〜2時間前に冷蔵庫で冷やすと、さらに美味しく味わえますが、冷やしすぎると甘さが感じにくくなることもあります。ユニークな外観のため切るのが難しそうに思われがちですが、切り方は実は簡単です。ここでは、その切り方についてご紹介します。
縦に半分にカットする
楕円形のドラゴンフルーツは安定しにくいです。転がらないようにしっかりと保持してから切るようにしましょう。
もう一度半分に分割する
安定させるために両端を持ち、ドラゴンフルーツを縦に半分にカットしましょう。その後、4等分することで皮が簡単に剥けます。
外皮を取り除く
ドラゴンフルーツの皮を剥く際は、皮の端を掴んで親指を使い、皮と実との間に軽く力を入れて剥がします。この果物の皮は柔軟性があるため、手で容易に取り除けます。
最適な食べ頃と保存の秘訣
ドラゴンフルーツは保存性にあまり優れないため、収穫されると糖度がほとんど上がらず、そのまま鮮度が低下してしまいます。南国の果物であるため、冷やしすぎると甘味が損なわれる可能性があるので新鮮なうちに味わうのが理想的です。保存の際は冷蔵をおすすめしますが、冷凍することも可能です。以下で冷蔵庫と冷凍庫での保存方法をご紹介します。
冷蔵室での保管方法
ドラゴンフルーツはポリ袋に包み、野菜室に収納しましょう。乾燥を避けるために、ポリ袋内の空気をなるべく取り除くのがおすすめです。
冷凍庫で保存する方法
ドラゴンフルーツはラップで包んでから保存袋に入れ、冷凍庫で保存します。切り分けた一口大の果実は、保存袋内の空気をしっかり抜いて密封しましょう。また、果実を潰して保存する方法もあります。潰した果実を保存袋に入れ、平らにならしてから冷凍庫で保管します。この方法ならスムージー作りにも便利です。