生クリーム ボソボソ
生クリームは、デザートやお菓子作りに欠かせない材料の一つです。なめらかでクリーミーな口当たりが特徴ですが、時には「ボソボソ」としてしまうことがあります。生クリームがボソボソになる原因や、その対処法について知ることは、美味しいスイーツを作るために重要です。この記事では、生クリームがボソボソになってしまう理由と、その解決策を詳しく解説します。
生クリームがボソボソになるのはなぜ?
生クリームを氷水で冷やす理由
生クリームの泡立て具合について
生クリームの泡立て具合は、レシピの仕上がりに大きな影響を与える重要なポイントですが、レシピに書かれている「八分立て」などの表現に戸惑う人も少なくありません。そこで、生クリームの泡立ての状態と、それぞれの使用目的についてお伝えします。
五分立て〜六分立ては、空気が含まれている状態で、クリームを垂らすと線になって消えるくらいの固さです。これはババロアやムースなどに適しています。六分立て〜七分立ては、持ち上げるとトロリと落ちて、積もって後がうっすらと残る状態で、ケーキのナッペ(周りにクリームを塗ること)に適しています。
七分立ては、泡だて器ですくうことができ、すくったクリームはつやがあってツノがたち、その後つの全体が柔らかい曲線を描く状態です。まるでお辞儀をするような感じですね。これは生クリームを絞るのに適しています。八分立ては、泡だて器ですくうことができ、ツヤがあってしっかりツノが立つ状態で、生クリームのサンドなどに使います。九分立ては、なめらかさはないが、しっかりとした固さがあります。
生クリームを絞り袋に入れるときやナッペをしていると、生クリームに圧がかかり泡だては進んでしまうので、八分立てで絞るとボソボソになることがあります。そのような場合は、七分立てで絞ってみて、やわらかいようなら少し泡立てるのがおすすめです。
生クリームを使う際は、なるべく手数を少なくして、キレイな状態で使うことが大切です。この生クリームの固さの目安を参考に、美味しいデザートづくりにチャレンジしてみてください!
生クリームの動物性と植物性の扱いの違いはある?
生クリームの動物性と植物性、その違いをご存知ですか?
実は、原料だけでなく、生クリームの性質にも大きな違いがあるのです。
特に、泡立て具合には注目が必要ですね。
経験者の方なら、いつもは植物性で上手くいく固さで、パーセンテージの高い動物性のクリームを使ったら、ボソボソになってしまったという失敗談をよく耳にするのではないでしょうか。
それでは、動物性と植物性の生クリームの状態の違いを簡単にお伝えしましょう!
動物性生クリーム:
・パーセンテージが高いほど早く泡立ちやすいため、扱いが難しい
・良い状態からボソボソになるまでの時間が短いので、ナッペや絞りは手早く行うこと
・脂肪分の高いクリームの絞りは、最初に八分立てしてしまうとボソボソになりやすいので、七分立て程度が適している
植物性生クリーム:
・泡立てるのに時間がかかりやすいが、動物性生クリームより扱いやすいので、ナッペや絞りのクリームに少し混ぜることもある
・慣れていないうちは、植物性のクリームの方がナッペはキレイになりやすい
・絞る場合は八分立て程度に泡立てる
・泡立てが甘いと、ゆるくだれてしまう
動物性と植物性の生クリームの違いを理解し、適した固さで作業することが美味しいスイーツ作りの秘訣ですよ!
まとめ
生クリームがボソボソになる原因は、泡立て過ぎや温度管理の失敗などが考えられます。美味しいスイーツを作るためには、適切な温度で泡立て時間を調整し、安定剤を加えるなどの対処法を知ることが大切です。