ピーマンは英語で何と言う?:これで通じる!主要な英語表現と使い分け

「ピーマン」という言葉を英語のように感じる方は多いですが、実は和製英語です。英語圏では「ピーマン」と言っても通じません。その語源はフランス語の「piment(ピマン)」に由来しています。では、英語でピーマンを表現するにはどうすればよいのでしょうか?

この記事では、ピーマンをはじめ、パプリカや唐辛子などの関連する野菜の英語表現について詳しく解説します。地域によって異なる呼び方や、料理の文脈で使い分けるポイントも紹介しますので、英語での会話やレシピ作成にぜひ役立ててください!

「ピーマン」は和製英語? 英語での言い方

「ピーマン」という言葉は、カタカナ表記から英語由来と思われがちですが、実は和製英語です。英語圏で「ピーマン」と言っても通じません。フランス語の「piment」(ピマン)が語源です。

主な英語表現:green pepper・bell pepper

パプリカやピーマンなどの丸みを帯びた形状から、英語では "bell pepper" と呼ばれます。これはパプリカとピーマンの両方を指す一般的な表現です。

特に緑色のピーマンを指したい場合は、"green bell pepper" と表現するとより明確になります。海外ではパプリカが広く普及しており、"bell pepper" は主にパプリカを指す言葉として認識されています。赤パプリカは "red bell pepper"、黄パプリカは "yellow bell pepper" のように、色を付けて区別することが多いです。

"bell pepper" は、単に "pepper" と省略されることもあります。"pepper" は、状況によって「胡椒」または「ピーマン」のどちらかを意味するため、注意が必要です。「胡椒」として使用する場合は不可算名詞ですが、ピーマンやパプリカを指す場合は可算名詞として扱われます。

例文:

  • Green bell peppers contain many nutrients. (緑ピーマンは栄養が豊富です。)
  • Red and yellow bell peppers add color to the dish. (赤や黄色のパプリカは料理に彩りを添えます。)

その他の表現:sweet pepper / capsicum

例文:I don’t like bitter things but I can eat sweet peppers. (苦いものは苦手ですが、甘唐辛子は食べられます。)

"capsicum" は、唐辛子を意味する言葉であり、ピーマンやそれらに類似した形状のトウガラシ属の植物を総称して使用されます。オーストラリア、ニュージーランド、インドなどでは、"capsicum" はピーマンやパプリカを指す言葉として一般的に用いられます。緑色のピーマンは "green capsicum" と呼ばれます。

"paprika" はパプリカを意味しますが、一般的には粉末の香辛料である「パプリカパウダー」を指すことが多いです。野菜のパプリカを表現する際は、"bell pepper" を使うのが一般的です。

Paprika はパプリカパウダーのこと?

"paprika"という単語は、パプリカという野菜そのものを指すこともありますが、多くの場合、スパイスとして使われる「パプリカパウダー」を意味します。生のパプリカを表現したい場合は、通常 "bell pepper" という言葉が使われます。

赤唐辛子や青唐辛子、ししとうなど、ピーマンに似た野菜を英語で表現する方法を紹介します。

ピーマンに類似した野菜の英語での言い方

細長く辛い野菜は "chili pepper" と表現します。"chili" は辛みを表す言葉で、赤唐辛子は "red chili pepper"、青唐辛子は "green chili pepper" と表現します。

ししとう:sweet pepper / Shishito pepper

ししとうは、唐辛子ほど辛くなく、むしろ甘みがあるため、"sweet pepper" と表現するのが適切です。"green pepper" でも意味は通じます。日本の固有の野菜であることを伝えたい場合は、"Shishito pepper" という表現も有効です。

万願寺唐辛子は "Manganji red pepper"、伏見唐辛子は "Fushimi red pepper" と表現します。海外ではピーマンやししとうを区別せず、色や味から "green pepper" や "sweet pepper" などと使い分けることが多いです。

ブラックペッパーとホワイトペッパー

胡椒は、様々な料理に風味を加えるために欠かせないスパイスですが、英語では"pepper"と言います。ピーマンを"green pepper"と呼ぶこともありますが、海外では"pepper"と言うと、一般的には「胡椒」を意味することが多いです。

黒胡椒は "black pepper"、白胡椒は "white pepper" と表現します。日本人がカタカナで使う「ブラックペッパー」は英語の "black pepper" と同じです。

まとめ:場面に応じた使い分けが重要

この記事では、ピーマンの英語表現について、パプリカや唐辛子などとの違いも含めて解説しました。英語では地域によって表現が異なるため、複数の表現を覚えておくと便利です。

なぜピーマンは和製英語なのですか?

「ピーマン」という言葉は、フランス語の「piment」(ピマン)が語源ですが、日本で独自の進化を遂げたため、英語圏では通じない和製英語となりました。

"bell pepper" は常にパプリカという意味ですか?

"bell pepper" はパプリカとピーマンの両方を指す一般的な表現です。文脈によってはパプリカを指すことが多いですが、緑色のピーマンを指す場合は "green bell pepper" と表現するとより明確になります。

ししとうを英語で表現する場合、"Shishito pepper" 以外にどのような言い方がありますか?

ししとうは "sweet pepper" や "green pepper" とも表現できます。ただし、日本のししとうを特に強調して紹介する場合には、"Shishito pepper" が最も適しています。

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