青パパイヤを活用しよう:栄養満点の果実を日常の食卓に

青パパイヤは、まだ熟していない状態のパパイヤで、栄養価が非常に高く、日常の食事に取り入れることでさまざまな健康効果が期待できます。日本ではあまり馴染みのない食材かもしれませんが、ビタミンCや食物繊維、抗酸化物質が豊富に含まれており、美容や健康にも優れた効果をもたらします。今回は、青パパイヤの魅力を詳しくご紹介し、その豊富な栄養をどのように活用できるか、日常の食卓に取り入れる方法について考えてみましょう。

青パパイヤの魅力

今ではスーパーの野菜売り場でも目にすることが増えた青パパイヤ(熟す前に収穫されたパパイヤ)。完熟パパイヤよりも甘みは控えめで、さっぱりとした風味が特徴で、東南アジアや沖縄では一般的に利用されています。

アクを抜いて「ソムタム」などのサラダや和え物にするのが定番ですが、含まれる酵素には肉を柔らかくする効果があるため、肉料理とも非常に相性が良いです。選ぶ際には鮮やかな緑色で、しっかりと重みがあるものを選ぶことがコツです。茶色くなった部分がなく、全体に白い果粉(ブルーム)が付いているものが特に新鮮です。

青パパイヤの調理法

生の青パパイヤはそのままだと苦味が強いため、調理前に水に浸して苦味を和らげることが一般的です。

青パパイヤの果汁にはタンパク質を分解する酵素が含まれており、直接触れることで皮膚が赤くなったりかゆくなる可能性があります。特に肌が敏感な方は、ゴム手袋やビニール手袋を使用して、アク抜き前の青パパイヤに直接触れないようにしましょう。

1 縦に2つに切り分け、種を取り除く

青パパイヤを軽く水で洗った後、縦に半分に切り分けます。スプーンを使って、果肉と種の間にある壁を削るようにして種を取ります。種類によっては種がないこともありますのでご注意ください。

2 皮を取り除き、目的に応じた形に切る

皮をピーラーや包丁でむき、硬い部分であるヘタとお尻を切り落とします。ソムタムの場合は千切りにし、炒め物の場合は薄切りや乱切りなど、調理する料理に応じて切り方を変えます。

3 水を使いアクを除去し、しっかりと水を切る

切った青パパイヤを水を張ったボウルに浸し、約10分間アクを抜きます。その後、水で軽く洗い流し、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ります。料理に使用するか、冷蔵または冷凍保存することができます。

青パパイヤの保存方法

野菜は基本的に野菜室で保存します。すぐに使う予定がなければ、下処理をして冷凍すると良いでしょう。低温で痛みやすいため、保存する際はキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の冷気が直接当たらないようにすると乾燥も防げます。

保管方法

キッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて湿気を保ちながら野菜室で保存すると、冷蔵で約1週間持ちます。

野菜を痛めないためには、低温障害を避けるために冷蔵庫の野菜室で保存します。切った野菜はラップでしっかりと包み、切り口が空気に触れないようにして野菜室に入れ、できるだけ早く消費するようにしましょう。

冷凍の手順

青パパイヤは種を除き、アクを取り除いた後、皮をむいてから水分をしっかりと拭き取ります。1回分に分けてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて金属製のバットにのせ、急速冷凍します。冷凍保存は約1ヶ月が目安です。

サラダで生のまま楽しむ際は、冷蔵庫でおよそ150gあたり2時間ほど自然解凍をします。スープや炒め物などの加熱調理には、冷凍のまま使用できます。

パパイヤ