生チョコ冷凍

生チョコ冷凍

生チョコ冷凍

濃厚な口どけが魅力の生チョコは、手作りしておくとちょっとしたおやつや贈り物にも便利です。しかし、保存期間が短く扱いもデリケートなため、上手に保存しないと風味や食感が損なわれてしまうことも。そんなときに役立つのが冷凍保存です。適切な手順を踏めば、生チョコを1ヵ月ほど美味しく保存することができます。この記事では、生チョコを冷凍する際のポイントや保存方法、食べ方まで詳しくご紹介します。

【生チョコの冷凍急速】冷凍はNG!冷蔵庫で冷やしてから冷凍して

生チョコを冷凍する際に最も大切なのは、冷凍前に冷蔵庫でしっかりと冷やしておくことです。熱を持ったまま、あるいは室温の状態で急に冷凍してしまうと、チョコレート内部の脂肪分が分離しやすく、白く変色したり風味が落ちてしまったりする恐れがあります。冷蔵庫でゆっくりと温度を下げることで、風味やなめらかな食感をキープしやすくなります。冷却時間の目安としては、1時間以上を確保すると安心です。特に手作りの場合は繊細な状態になりやすいため、この工程を省略せず丁寧に行いましょう。

生チョコを冷凍する際は、食べる分だけをラップで小分けにして包むのがおすすめです。1〜2個ずつ、または一口サイズごとにラップで密閉すれば、必要な分だけ解凍して使えるので非常に便利。冷凍中の乾燥や酸化を防ぐためにも、空気が入らないようぴったりと包むのがコツです。さらに、ラップで包んだ後にアルミホイルで包むと、冷凍焼け防止にも効果的。ちょっとした手間で、作りたてのような美味しさを保てるので、手を抜かずにしっかり包んで保存しましょう。

ラップで包んだ生チョコは、冷凍用の保存袋に入れてから冷凍庫へ移します。保存袋に入れる際には、なるべく空気を抜いて密閉することが大切です。空気に触れる時間が長いと、酸化が進んで風味が劣化してしまう原因に。冷凍庫の中でできるだけ平らにしておくと、解凍の際も均一に戻しやすくなります。保存期間の目安は約1ヵ月。それ以上になると味や香りが落ちるので、早めに使い切るのがおすすめです。保存袋には日付を記入しておくと管理もしやすくなりますよ。

冷凍した生チョコは、食べる30分ほど前に冷蔵庫に移して自然解凍すると、口どけもなめらかで美味しく味わえます。なお、生チョコは冷凍してもカチカチに凍ることはないため、凍ったまま食べてもアイスのような食感が楽しめます。夏場などは冷たいまま食べるのもおすすめです。ココアパウダーをまぶす場合は、解凍してからがおすすめ。凍ったままだとココアが湿気を吸いやすく、見た目も風味も損なわれてしまうからです。好みに合わせて冷たいまま、または解凍してどうぞ。

簡単!基本の生チョコレシピ

最も美味しい生チョコレートのレシピの概要をお届けします。正しい保存方法が重要です。おすすめではなく、ラップに包んで冷凍保存する方法です。
先に準備するべき材料(17×12.5cmのバット1枚分用)
ビターチョコレート(製菓専用)…150g
生クリーム(動物性)…75ml
バター…1個
酒(お好みで)…小さじ1
ココアパウダー…適量
調理の手順
①チョコレートは細かく刻んでおく。
②鍋に生クリームを入れ、中火にかけてほころびが見えるまで加熱し火を止める。その後、刻んだチョコレートを全て投入し30秒待ち。ゴムべらで混ぜ、滑らかになるまで混ぜ続ける。
③バターを入れて完全に溶けるまで混ぜる。その後、ラム酒を加えてさらに混ぜる。
④バターが敷かれた型に混ぜた生地を流し入れ、室温で一旦冷ます。その後、冷蔵庫で約1時間30分ほど冷やし固める。
⑤完全に固まったら、型から取り出し2~3cmの大きさの角型に選んで切ります。
⑥提供する直前にココアパウダーを振りかける。
冷凍保存する場合は、ココアパウダーを振る前のタイミングが最適です。 分けた生チョコを冷凍保存用袋に少しずつラップを使って包み、袋に入れてから空気を抜きます。 約1ヶ月の保存が可能です。 食べる時は一口大に切り分け、その時にココアパウダーをまぶすとよいでしょう。

注目のポイント
食べる直前にココアパウダーを振ることが重要です。 時間が経つと水分を吸ってしまいます。
生チョコ冷凍

まとめ

手作りの生チョコは冷凍保存することで、1ヵ月ほど美味しく楽しむことができます。ただし、冷凍する際の下準備や包み方、食べ方の工夫を怠ると、風味や食感に差が出てしまいます。冷蔵でしっかり冷やす、空気を遮断して小分け保存する、ココアは後でまぶすなど、いくつかのポイントを押さえることで、手作りならではの美味しさを長く保つことができます。作った生チョコを余すことなく楽しみたい方は、ぜひ今回の方法を試してみてください。