エンガディナーとは

エンガディナーとは、スイスのグラウビュンデン州に位置するエンガディン渓谷で飼育されている伝統的な牛の品種です。その名前は、この地域に由来しています。エンガディナーは、この高地厳しい環境に適応した強健な牛として知られ、スイス国内で高く評価されています。
エンガディナーってどんなお菓子?
スイス発祥の伝統的なお菓子、エンガディナーは、現地ではヌストルテと呼ばれています。このお菓子の誕生には、諸説ありますが、広く知られているエピソードをご紹介しましょう。
約200年前、菓子職人が多かったエンガディン地方。 フランスやイタリアに出稼ぎに行った彼らが、滞在先でくるみという食材に出会い、地元のバタークッキー生地にくるみを詰めてみたことから、このお菓子が生まれたと言われています。
寒冷な気候が続くエンガディン地方では、日持ちするクッキー生地にナッツを包んだエンガディナーは、体内にエネルギーを蓄えるのに適したお菓子だったのかもしれません。
エンガディナーに似たお菓子がフランスにも存在します。 スイスに近いフランスのドーフィネ地方にあるグルノーブルの伝統菓子で、ドフィノアと呼ばれているものです。 お菓子の歴史には、国をまたぐ交流の痕跡が残っています。

エンガディナーってどうやって作るの?
スイスの伝統的なチーズデザート、エンガディナーの魅力を躊躇せずに一品。アーモンドとチーズの濃厚な風味が絶妙に調和し、一口食べてまた一口が進む美味しさです。
私が初めてこのお菓子の作り方を知ったのは数年前のこと。マスポーカルネチーズを使った柔らかな生地に、香ばしいアーモンドプードルとラムアルコールの風味がアクセントになっています。焼き上げた後は、アーモンドスライスやフルーツソースをかければ一層豪華な味わいに。
以来、このお菓子の大ファンとなり、プレゼント用などに何度も作っています。マンケ型で焼くのがすっきりとしていて好きですが、丸や角のタルト型で作られたものも魅力的です。
作り方は意外と簡単。型にクッキー生地を敷き詰め、別にのばした生地でフタをします。キャラメルヌガーを作り、くるみと混ぜ合わせて中に詰めるだけ。最後にフタをして、表面に模様をつけて焼くだけです。
トヨ型やタルトレット型でもアレンジ素敵です。好みの型を使って、スイス伝統の味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
エンガディナーの切り込み模様(レイエ)には意味がある!
エンガディナーの魅力的な模様、レイエには深い意味が込められています。 切り込みの模様は、雪に気づいた山々の稜線を表現しており、エンガディン地方の人々が大自然の厳しいしさと美しさを織物にじっくり考えてきました。
さらに、レイエには人生の厳しい現実を表す意味も隠されています。しかし、一つ一つの試練が織り込まれることで、素晴らしい芸術作品が受け取られるように、人生の試練を乗り越えることで豊かな人生が実現するという教訓が込められています。
月桂樹の葉は勝利を、太陽の渦巻きは生命力を、ひまわりの格子は栄光を、麦の穂の矢羽は豊穣を象徴するとか。 私が作るのは主に格子模様のマンケ型ですが、時折渦巻き模様のタルト型も作ります。 このように、模様には様々な意味合いが込められているのです。

まとめ
エンガディナーはスイスのエンガディン渓谷の厳しい環境に適応した強健な牛であり、その品種の価値は高く評価されています。この地域固有の品種は、スイスの伝統的な酪農業の象徴として大切にされており、素晴らしい肉や乳製品の生産にも注目しています。先人の知恵と自然との共生が息づく、エンガディナーは地域の誇りでもあります。