緑茶飲み過ぎ
「リラックスしたい時や集中力を高めたいときに一息つくための飲み物」として、日本人に根ざした文化となっている緑茶。その鮮やかな色と香ばしくも穏やかな香りは、私たちを癒し、一日の疲れを洗い流してくれます。しかし、あまりにもその味が気に入ってしまうと、飲み過ぎてしまうことも。そんな「緑茶飲み過ぎ」について、その影響とともに考察していきたいと思います。
緑茶の飲み過ぎってどれくらい?
緑茶の飲み過ぎによるリスク
緑茶の飲み過ぎに関するQ&A
緑茶の摂取についてのQ&Aをご紹介します。
妊婦は一日に何杯まで飲んでも平気?
妊婦がカフェインを摂り過ぎると、胎児の発育に悪影響を与える可能性があります。欧州食品安全機関(EFSA)では、妊婦のカフェイン摂取量として一日に200mgまでを目安としています。例えば、緑茶(玉露)を125ml(湯飲み約2杯分)以上飲むと、この量を超えてしまうので注意しましょう。
緑茶は毎日飲んでもいい?
カフェインやカテキンの過剰摂取を避ければ、緑茶を毎日飲んでも問題ありません。習慣的に一日1杯以上の緑茶を飲むと心疾患の死亡リスクが下がるという研究結果もあります。習慣的に緑茶を飲むなら、玉露よりカフェインが少ない煎茶を選ぶのがおすすめです。
緑茶は飲み過ぎなければ健康にいい?
飲み過ぎには注意が必要ですが、緑茶は身体にさまざまなメリットがある飲み物です。緑茶に含まれるカテキンには、血圧や血糖値を調節する効果があります。また、カフェインは血管内皮の修復を促進する作用があり、血管の健康維持につながると考えられています。
まとめ
一日に適量をこえて緑茶を摂取すると、カフェインによる影響が心配されます。特に寝る前の摂取は睡眠の質を下げることも。また、鉄分吸収の妨げとなるタンニンも含まれるため、食事と一緒の摂取は避けるべきです。それでも、適量に留めれば、緑茶は美容や健康に良い影響をもたらします。