ローズマリー乾燥

ローズマリーは古くから親しまれてきたハーブで、料理やハーブティー、エッセンシャルオイルなど幅広い用途があります。新鮮なローズマリーを手に入れるのは理想的ですが、長く楽しむためには「乾燥保存」が便利です。
乾燥させたローズマリーは、香りや風味をそのままに保存でき、必要なときにすぐ使えるのが魅力です。本記事では、ローズマリーの乾燥方法や活用法について詳しくご紹介します。
ローズマリーは乾燥と生では何が違う?
ローズマリーは、生と乾燥のどちらでも使えますが、それぞれに特長があります。
生のローズマリーは、鮮やかな緑とフレッシュな香りが魅力で、マリネやサラダにぴったり。ただし、煮込み料理では灰汁が出るため、短時間の調理に向いています。
乾燥ローズマリーは、香りが穏やかになり、加熱することで甘みが増します。保存性が高く、スープやシチューなど時間をかけて火を通す料理に最適です。香りが弱くなる分、使用量は生の2~3倍が目安。葉が硬いので、細かく刻むと食感がよくなります。
どちらを使う場合も、オリーブオイルと一緒に加熱することで香りが引き立ちます。料理に応じて使い分けることで、風味豊かな一皿に仕上がります。

ローズマリー乾燥方法
ローズマリーは乾燥させることで、長期間保存しやすくなります。
自然乾燥の手順
新鮮なローズマリーを枝ごと収穫します。
ザルに並べて風通しの良い場所で乾燥させます(吊るしてもOK)。
直射日光は避け、湿度が低く、暗くて涼しい場所が理想です。
乾燥には数日~2週間ほどかかり、葉がパリパリになったらOK。
葉を茎から外し、密閉容器に入れて冷暗所で保存しましょう(約1年保存可能)。
電子レンジを使う方法
耐熱皿にクッキングペーパーを敷き、ローズマリーを並べる。
600Wで3分加熱し、まだカリカリでなければ30秒ずつ追加加熱。
乾燥後は密閉容器へ。
オーブンを使う方法
100℃に予熱したオーブンにローズマリーを並べる。
10分ほど加熱し、パリッとしたら完成。
乾燥ローズマリーの保存方法
乾燥させたローズマリーを香りよく保つには、以下のポイントを押さえましょう。
保存容器:密閉できるガラス瓶などがおすすめ。使用後はすぐに蓋を閉めましょう。
保存場所:直射日光や高温多湿を避け、冷暗所で保管します。
使用期限:できれば3か月以内に使い切るのが理想です。風味を保つためにも、使いきれる量だけ乾燥させましょう。

まとめ
ローズマリーは、料理やハーブティー、アロマテラピーに至るまで多彩に活用できる万能ハーブです。特に乾燥させることで長期間の保存が可能となり、必要なときにすぐ使える便利さが魅力です。自然乾燥や電子レンジ、オーブンなど身近な方法で簡単に乾燥できる点も、日常使いにぴったりです。乾燥後は密閉容器に入れ、冷暗所で保管することで香りと風味を長持ちさせることができます。
また、乾燥ローズマリーは香りが凝縮されるため、オリーブオイルに漬け込んだり、ハーブティーにしたりと幅広いレシピに活用可能です。生のローズマリーとは異なる使い方が楽しめるのも魅力のひとつです。
ぜひ、自分に合った乾燥方法と保存方法を見つけて、ローズマリーの豊かな香りと風味を日々の暮らしに取り入れてみてください。
よくある質問
ローズマリー 乾燥 使い方は?
乾燥ローズマリーは、料理や日常生活のさまざまな場面で活用できる便利なハーブです。まず、乾燥ローズマリーの使い方として最も一般的なのは、肉料理や魚料理への香り付けです。例えば、鶏肉や豚肉、ラム肉のソテーやローストに加えることで、ローズマリーの爽やかな香りが素材の旨味を引き立てます。また、オリーブオイルに乾燥ローズマリーを漬け込んでローズマリーオイルを作れば、サラダやパン、グリル料理の風味付けにも重宝します。
さらに、乾燥ローズマリーはパンやクッキーの生地に混ぜ込むことで、焼き上がりに独特の香りを楽しむことができます。特にフォカッチャやクッキーなどのレシピでは、乾燥ローズマリーの葉を細かく刻んで生地に加えるのがポイントです。バターと合わせてローズマリーバターを作り、パンに塗ったり料理に添えたりするのもおすすめです。
飲み物としては、乾燥ローズマリーを使ったハーブティーも人気があります。ティースプーン1杯程度の乾燥ローズマリーに熱湯を注ぎ、5分以上しっかり蒸らすことで、苦味が少なく香り豊かなハーブティーが完成します。
料理以外の活用法としては、乾燥ローズマリーと塩を混ぜてバスソルトにしたり、重曹と合わせてサシェを作り、消臭や防虫対策に使う方法もあります。ローズマリーの香りは虫が嫌うため、クローゼットや靴箱などの消臭・防虫にも役立ちます。
乾燥ローズマリーは密閉容器に入れて保存すれば、香りを長く楽しむことができ、日常のさまざまなシーンで活用できる万能なハーブです。