日本でもおなじみの、フランス発祥の焼き菓子「フィナンシェ」と「マドレーヌ」。 一見同じように見えますが、語源や形、味わいなどに大きな違いがあります。それぞれの特徴と違いを以下にご紹介します。

語源の違い

フィナンシェは、フランス語で「金融家」や「お金持ち」を意味する由来となっています。パリ言葉証券取引所近くのパティスリーで、背広を汚さず手軽に食べられるスイーツとして考案されたことから、この名前が付けられました。

形の違い

フィナンシェは平たい四角の「金塊」のような形をしていますが、マドレーヌはシェル型やカップケーキ型の「マドレーヌ型」で作られるのが一般的です。

材料と味わいの違い

基本的な材料は薄力粉、砂糖、卵、バターと同じですが、フィナンシェは卵白のみを使い、アーモンドパウダーを加えてサクッと軽い食感に仕上げます。 片方のマドレーヌは全卵を使い、ベーキングパウダーを加えてふんわりとした食感さらに、フィナンシェは焦がしバター、マドレーヌは溶かしバターを使う点も味わいを左右します。

フィナンシェ、焦がしバターの芳醇な香りが魅力的な伝統的なお菓子です。卵黄の風味と香ばしいバターの香りが調和し、一口食べればΣになること間違いなしの味わいです。

焦がしバター香るフィナンシェ

生地に卵黄をたっぷり使い、芳醇な焦がしバターの香りが食欲をそそる一品。フィナンシェの魅力は、バターを焦がすことで引き出される芳香な風味にあります。手間はかかりますが、できる喜びは格別です。おやつはもちろん、おもてなしやギフトにもおすすめです。

濃厚抹茶フィナンシェ

抹茶好きにはぜひ一品です。サッと焼き上げたに抹茶の風味が香り立ち、ほろ苦さがアクセントに。食べ始めて止まらなくなる、店頭に勝っても劣らない濃厚な生地です。

ピンク色が可愛いいちごのフィナンシェ

ほんのりピンク色のかわいそうな見た目が魅力的。 いちごの風味が生地に広がり、フィナンシェに新たな彩りを加えます。 お子様のおやつやティータイムのお供に最適な一品で、他の粉末(ココア、抹茶など)でもアレンジ可能です。

爽やかレモンフィナンシェ

しっとりとした生地に、レモンの皮を飾ることでさわやかな味わいが広がります。 焦がしバターの香ばしさとレモンの爽やかさが見事に調和した、おやつにも最適な一品です。 プレゼントにも嬉しいこと間違いなしです。

マドレーヌは、卵とバターの風味が絶妙なハーモニーを奏でる、ふんわりとした食感が魅力の焼き菓子です。一口サイズながら、上品な味わいが堪能できるがこの菓子の逸品です。

焼く前にバターを溶かし、卵と砂糖を加えてよく混ぜます。小麦粉とベーキングパウダーを入れ、しっかりと練り混ぜれば、レモンの皮をそのままに、さわやかな香りがあり、おいしさが引き立ちます。

型にバターを塗った後、生地を流し込み、オーブンで約15分焼けば、きれいな球形に焼き上がります。焼きたてをお召し上がりいただき、ふんわりとした食感とバターの香りが口いっぱいに広がり、ひたすら福の時間がかかります。

【フレーバーアレンジ】

    * フルーツ：レモン、オレンジ、ブルーベリー、ラズベリーなど、お好みのフルーツを加えて爽やかな風味に。

    ※スパイス：シナモン、ナツメグ、カルダモンなどを加えて、風味豊かなマドレーヌに。

    *ハーブ：ローズマリー、ラベンダーなど、ハーブを加えて、大人な風味に。

    ※チョコレート：チョコチップ、カカオニブなどを加えて、リッチな味わいに。

【生地のアレンジ】

    *ヨーグルト：プレーンヨーグルトを加えて、さっぱりとした食感に。

    * リコッタチーズ: リコッタチーズを加えて、濃厚な味わいに。

    ※ナッツ：アーモンド、くるみなどを加えて、食感のアクセントに。

【ト】

    ※アイシング：粉糖を水で溶いて、シンプルなアイシングを。

    ※グラサージュ：チョコレートを溶かして、ツヤのあるグラサージュを。

    * フルーツ: 生のフルーツやドライフルーツをトッピング。

    *ナッツ:スライスアーモンドや砕いたナッツをトッピング。

ナンフィシェは、バターを使わず、卵白と粉で作る蜂蜜の香りが特徴的な焼き菓子です。 一方、マドレーヌは卵と砂糖を本体とし、バターの風味が楽しめる小さなシェル型の焼き菓子です。 フィナンシェが香ばしく軽い食感なのに対し、マドレーヌは濃厚な味わいと柔らかい食感が魅力です。