コーンブレッドとは

世界には、地元の風味と伝統が調和した数限りない料理が存在しています。その中で今日私たちが焦点を撃ったのは、美味しさと共にアメリカの歴史を感じることができる食べ物、それが「コーンブレッド」です。舌触りから味わい、そしてその由来まで、今回はこの美味しくてユニークな料理について深く探ります。
コーンブレッドとは
コーンブレッドとは、とうもろこしの粉とベーキングパウダーを使って作る、アメリカの伝統的なクイックブレッドです。
「コーン」と名前が付いているので、とうもろこしが入ったパンを想像しますが、コーンブレッドは、粉状になったとうもろしを使って作られるのが特徴のひとつです。
とうもろこしの粉は、とうもろこしから皮と胃苑を除いて、胃中の部分を粉碎したものです。 粒子の大きさによって下記の3種類に分けられます。
コーングリッツ: 粒が粗く、粉になり切らない気が残っているもの
コーンミール: コーングリッツより粒が細かいもの
コーンフラワー:ほとんど粉末状になっているもの
これらの粉は、コーンブレッドを作るために自由に使えることができます。
コーンブレッドのレシピ
材料(15cmのスキレット1台分)
コーングリッツまたはコーンミール … 50g
薄力粉 … 50g
ベーキングパウダー … 3g
きび砂糖(またはお好みの砂糖) … 40g
牛乳 … 100ml
卵(Mサイズ) … 1個
無塩バター … 30g
下準備
オーブンを予熱
オーブンを焼成温度より20℃高めに熱しておきます(ガスオーブンなら170~180℃、電気オーブンなら180~190℃が目安)。
スキレットまたは耐熱皿を準備する
スキレットにとりあえず油脂(バターやオリーブオイルなど)を塗っておきます。 新しいスキレットの場合は油脂をしっかりなじませてください。 耐熱皿でも代用可能です。
粉類をふるう
薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるいきます。
バターを溶かす
無塩バターを電子レンジや湯せんで溶かしておきます。
牛乳と卵を混ぜる
ボウルに牛乳と卵を入れて、よく混ぜ合わせます。
作る
粉類を混ぜる
ボウルにコーングリッツ(またはコーンミール)、薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖を入れ、ホイッパーやゴムベラでよく混ぜます。
液体をかける
牛乳と卵を混ぜた液体を、粉類に2~3回に分けて加えて、その都度よく混ぜます。
バター添付
溶けて待っていたバターを一度に加え、全体が均一になるようホイッパーで混ぜます。これで生地が完成です。
スキレットに流し込む
準備したスキレットまたは耐熱皿に生地を流し入れます。表面を軽く平らにすると焼き上がりが均一になります。
オーブンで焼く
予熱待ったオーブンで焼きます。
ガスオーブンの場合:170~180℃で22~25分間。
電気オーブンの場合:180~190℃で23~26分間。
焼き色がつき、竹串を刺して生地がついてこれなければ焼き上がりです。
仕上げ
焼きあがったらスキレットごと取り出し、少し冷たくてからカットします。 そのままでも、はちみつやバターを添えてもおいしくお召し上がりいただけます。
まとめ
コーンブレッドは控えめな甘さが特徴で、朝食にもぴったりです。 材料を省くだけで簡単に出来て、忙しい朝でも手軽に挑戦できます。 サラダやスープなど、たっぷりの野菜と一緒に食べれば栄養バランスも良く、満足感のある朝食になります。
さらに、おやつとしても大活躍。 そのままでも十分に美味しくいただけますが、メープルシロップやはちみつをかけると可愛が増してリッチな味わいに。 バターやジャムを添えるアレンジもおすすめです。
冷めてしまった場合は、アルミホイルに包んでオーブンで軽く温めると、ふんわりとした食感と香りがよみがえります。