クッキーはそのままでも美味しいですが、色とりどりのデコレーションを施すことで、見た目にも楽しめる素敵なお菓子へと変わります。ホームパーティーや贈り物にぴったりの可愛らしいクッキーを作るためには、色付けが重要なポイントです。この記事では、初心者でも簡単に実践できる色付けテクニックを紹介します。クリームやアイシングの色合いを工夫して、オリジナリティ溢れるクッキーを手作りしてみませんか?
食紅とは何か?その利用法について解説
食紅は、食品に赤色を与える目的で使われる着色料です。
お菓子では、クッキーやチョコレート、生クリームなどに使用され、チャーシューやウインナーの彩りにも利用されます。また、かき氷のシロップやジュースにも含まれることがあります。さらに、食紅には天然由来のものと、タールから作られたものがあり、さまざまな種類があります。
食用色素の選び方|手軽に使える商品を見つける方法は?
お菓子作りの際に食紅を購入しようとしても、選び方がわからないことがありますよね。ここでは特に注意すべき3つのポイントに焦点を当てて、食紅の選び方を詳しく説明します。失敗しないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。
目的に応じた「種類」の食紅を選択する方法
食紅には様々な種類が存在します。それぞれの種類に応じた使い方があるため、購入前にどのような用途で使用するのかを考慮しておくことが重要です。ここでは、タイプ別にその特徴を詳しくご紹介いたします。
アイシングに最適な「リキッドジェルタイプ」
アイシングクッキーに鮮やかな赤を加えたい場合、液体やジェル状の食用色素が適しています。卵白と砂糖にこれらを混ぜると、均一に混ざり色ムラが出にくく、美しい仕上がりが期待できます。
使用する際に水で溶かす手間が省けるため、手軽に扱え、初心者でも容易に利用できるのがこのタイプの食用色素です。
生地の彩りに活躍する「粉末タイプ」
パウダー状の食用色素は、生地に色を付けたいときにぴったりです。
液体の色素を使用すると水分量が増えてしまい、生地が思い通りに仕上がらなかったり、メレンゲが上手に泡立たなかったりします。そのため、粉末タイプを使用して生地全体に色を付けるのが賢明です。少しだけ加えることで、優しいパステルカラーを楽しむことができ、さまざまな用途に適しています。
食紅の選び方1. 安全性を重視するなら「天然色素を使用した製品」を選ぶ
食紅の原料について心配する人は多いでしょう。見た目を整えるために、有害な物質を体内に取り込みたくないと考えるのは当然です。
食紅には様々な種類がありますが、大別すると、天然由来のものと合成色素のものに分かれます。合成色素は一般的に、タールなどの石油製品を基にしたもので、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
安全性を優先する場合、植物や昆虫から抽出された天然の色素を選ぶのが賢明です。
食紅を選び方2. 鮮やかに彩りたいなら「セット商品」の利用を
お菓子づくりで色を加えたいと思うときは、赤だけではなくさまざまな色を使いたいと感じることが多いでしょう。
そのような場合、多彩なカラーがセットになっている商品を選ぶと、色づけをより楽しむことができます。
個々に着色料を購入するよりも、セット品の方がコストが抑えられ、品質も良いものを手に入れることができます。様々なカラーを活用して、見た目も楽しいお菓子を作成しましょう。
その他:野菜と果物のパウダー
nacona(野菜パウダー専門店)では、完全無添加の国産野菜パウダーを取り扱っており、ほうれん草、にんじん、かぼちゃといった全17種類の多様な野菜パウダーが揃っています。
安心食品のみつばち一番亭では、栽培期間中に完全無農薬で育てられた野菜のパウダーを提供しています。
イージーファームの野菜パウダーは、無農薬、無添加、無着色を誇り、酵素栽培された小松菜、かぼちゃ、玉ねぎなど10種以上の野菜を取り扱っています。
■ORGANIC GARDENおーがにっくがーでんでは、100%国産有機野菜を原料とした野菜パウダーがあり、にんじん、かぼちゃ、さつまいも、紫さつま芋、ごぼう、たまねぎ、小松菜、ほうれん草の8種を提供しています。
その他の情報:野菜ペースト
野菜ペーストは、赤ちゃんの離乳食だけでなく、さまざまなお菓子作りにも活用できる便利な商品です。皮をむいたりつぶしたりする作業を省けるので、調理が楽になります。スープやサラダ、コロッケ、そして離乳食の基本材料として大変重宝します。
地球畑は、有機栽培野菜を使用したオーガニックの野菜ペーストやベビーフードを提供する専門店です。紫芋やにんじんを使ったペーストは、有機JAS認定を受けた完全無添加の安全な素材です。介護食や離乳食に安心して利用できるのが特徴です。
その他:野菜や果物のジャム
市場には多くのジャムがあり、果物や野菜、栗を使ったものも豊富です。それぞれのジャムを、作るクッキーやスイーツに応じて選ぶのも楽しいかもしれません。つい多めに買ってしまったジャムも、いろいろな方法で活用できます。ジャムの購入時は、保存料や添加物が含まれていることが多いため、成分表を確認し、可能な限り添加物のないものを選ぶと良いでしょう。
こだわりのある輸入食材を扱うお店、Doo-Beeでは、ドイツのオーガニックブランドのジャムが取り扱われています。これらのジャムは「有機JAS認定」を受けており、品質の面でも安心です。
その他:ジュース
野菜や果物のジュースを使うことで、粉末では手に入らない材料を補うことが可能です。ジュースには水分が含まれているため、多少扱いにくく感じるかもしれませんが、ジュースを活用したスイーツのレシピは数多く存在します。特におすすめなのは、濃縮還元されていない果汁100%のストレートジュースです。
例えば、オーガニック自然館で手に入るアップルジュースのほか、クランベリーやトマトジュースなども揃っています。有機JAS認証を受けたテルヴィスの有機ブラッドオレンジジュース720mlは、日本全国から取り寄せられています。
その他:かき氷用シロップ
かき氷シロップは、ゼリーやグミ、クッキーの着色にも使えます。夏に余りがちなシロップの活用法として、こうしたレシピを試してみましょう。
氷屋さんが天然果実で作ったかき氷シロップは、いちごやマンゴー、桃などの7種類の味が楽しめます。天然フルーツを使用したこのシロップセットは、環境に配慮した暮らしにぴったりです。