ひんやりとしたスイーツとして注目を集める「冷やし焼き芋」。焼き芋といえば、秋冬のあたたかいイメージが強いですが、冷やして食べることで全く新しい味わいが楽しめます。しっかりと甘さが引き立ち、更に健康的なスイーツとなった冷やし焼き芋は、そのカロリーの低さも魅力の一つ。ダイエット中のおやつにもぴったりなこの冷たいデザートが、どのような新しい楽しみ方を提供するのか、その魅力を探ってみましょう。
冷やし焼き芋におけるカロリーの概要
冷やし焼き芋のカロリーは、300gあたり453kcalです。100gで見ると151kcalとなります。
焼き芋はビタミンB6、パントテン酸、ビタミンC、葉酸、ビタミンE、銅、カリウムなどの豊富な栄養素を含んでいます。ペースト状の焼き芋に砂糖を加えるとサツマイモ餡に変えられ、さつまいもパンやサツマイモタルトなどのレシピに活用可能です。
冷やし焼き芋のPFCバランスとカロリー
先にも述べたとおり、冷やし焼き芋のカロリーは、300gあたり453kcalです。100gで見ると151kcalとなり、80kcalに対するおおよその重量は52.98gです。炭水化物の含有量は117gで、その中の糖質が103.5g、たんぱく質が4.2g、脂質が0.6gです。さらに、ビタミン・ミネラルの面ではビタミンB6とパントテン酸が豊富に含まれています。
さつまいもを焼くと糖質は増加するのか
焼き芋にしても、カロリーや糖質は変わりません。
焼くことで成分が濃縮され、見た目上カロリーや糖質が増えたように見えるのは、水分が減少するからです。
焼き芋とスイーツの糖質の違い
冷やし焼き芋と砂糖の多いスイーツでは、含まれる糖質の種類が異なります。
冷やし焼き芋に含まれる糖質はでんぷんで、砂糖を多用したスイーツにはショ糖と呼ばれる糖類が主要です。
どちらも1gあたりのカロリーはほぼ同じですが、血糖値への影響は異なります。
でんぷんは血糖値を比較的緩やかに上げますが、ショ糖は急に上昇させる特徴があります。
そのため冷やし焼き芋は、甘いものを食べたいが血糖値を気にする方には嬉しい食材といえます。
ただし冷やし焼き芋も過剰に食べると血糖値が上がるので、摂取量には注意が必要です。
冷やし焼き芋はダイエットに役立つのか?
冷やし焼き芋を食べることで直接的に体重が軽くなるわけではありませんが、温かい焼き芋と比べればカロリーが抑えられるでしょう。
理由としては、さつまいもに含まれるでんぷんの存在です。
一度加熱されたでんぷんを冷却すると、レジスタントスターチと呼ばれる体内に吸収されにくい成分に変わるためです。
冷やした焼き芋はスイーツのような味わいがあるので、味覚的にもおすすめできる食べ方です。
冷やし焼き芋のカロリーを抑えて楽しむ方法
冷やし焼き芋は、血糖値を気にしたりダイエット中で糖質を制限している方にも食べられます。
ただし、さつまいもは他のいも類と比べて糖質が多いため、食べる量には気をつける必要があります。
糖尿病の方などで血糖コントロールに取り組んでいる方は、冷やし焼き芋を食べる量について事前に主治医と相談すると安心です。
個人で糖質制限をしている方は、他の食材との組み合わせに注意するとよいでしょう。