近年、健康的な食生活が注目されるようになり、糖質制限に関心が高まっています。しかしながら、甘いものが恋しくなることもあるでしょう。そんな時でも、糖質の少ないお菓子を選べば、健康を気にかけながらも、おいしく満足できます。糖質オーバーを心配することなく、気分転換に最適なお菓子をご紹介します。
低糖質なおやつの選び方
糖質10g以下が低糖質おやつの基準となります。一日の糖質摂取量は70〜130gが目安で、おやつに割り当てられる糖質量は20g前後です。コンビニやスーパーでは、「ロカボ」や「低糖質」と表記された商品を探すのがおすすめです。 商品の栄養成分表示をしっかりチェックすることが重要です。糖質はもちろん、タンパク質や食物繊維の量も確認しましょう。表示上の「糖質」と「糖類」の違いにも注意が必要です。「糖類」は糖質の一部であり、砂糖やブドウ糖などを指します。 「糖類オフ」は、比較対象品より100g当たり5g以上糖質が低減され、その割合が25%以上の場合の表記です。一方の「糖質オフ」には明確な基準がなく、販売者の責任で表示されています。また、「糖類ゼロ」と表記されていても、実際には100g当たり0.5g未満の糖質が含まれている可能性があります。 このように、表示の違いに注意を払いながら、栄養成分表示から適切な低糖質おやつを選ぶことが大切です。
低糖質なおやつ・お菓子
ここが低糖質おやつのご紹介です。 ゼリー(寒天)は、食物繊維が豊富で糖質がほとんど含まれていません。特にコーヒーゼリーや寒天ゼリーは100g当たりの糖質量が8~10g程度と控えめです。ヨーグルトも低糖質で、カルシウムやビタミンも豊富です。低糖質と書かれているものは100g当たり10g未満の糖質です。 チーズは高タンパク低糖質で、ナチュラルチーズやプロセスチーズともに糖質がほとんど含まれていません。低GI食品でカルシウム源にもなります。 ナッツ類も基本的に糖質が少なく食物繊維が豊富です。素焼きのくるみやマカデミアナッツは100g当たりの糖質量が少なめです。ただしカシューナッツやピスタチオは10g以上の糖質が含まれるので注意が必要です。 おつまみでは肉や魚を使った低糖質な商品や塩味のお菓子がおすすめです。サラミやビーフジャーキー、魚肉ソーセージなどがよいでしょう。ただし塩分が高いため過剰摂取には気をつけましょう。
意外に高糖質!気を付けるべきお菓子やおやつは?
糖質制限中のおやつ選びには、意外な落とし穴があります。健康的に見えるお菓子でも、実は糖質が高い場合があるのです。フルーツや乳製品、小麦粉を使った菓子など、一見控えめな印象の食品にも要注意です。 例えば、果物は栄養価が高いものの、種類によっては意外な高糖質品もあります。マンゴーやバナナ、ぶどうなどは100gあたり15g以上の糖質を含んでいます。また、カロリーメイトは1本で約10gの糖質がありますが、食べ過ぎると糖質オーバーになる恐れがあります。 さらに、糖類ゼロと表記されているお菓子でも、100gあたり0.5g以下の糖類が含まれている場合があります。飲み物などで大量に摂取すると、気づかぬうちに糖質を過剰に摂ってしまう可能性があります。 健康志向の高まりから低糖質商品が増えていますが、油や小麦粉を使った菓子パンやドーナツ、せんべいなども油脂と糖質の両面で気をつける必要があります。外食時のデザートも要チェックです。お菓子や飲み物の栄養成分表示を確認し、過剰な糖分摂取に注意を払うことが大切です。
低糖質おやつまとめ
健康志向の高まりから、低糖質なおやつが注目されています。糖質制限をしながらも、おいしくて満足感のあるおやつを楽しみたい方におすすめの商品をご紹介します。 まずはナッツ類がおすすめです。くるみやアーモンド、カシューナッツなどは、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、おなかも満たしてくれる低糖質な間食です。また、カカオ分が高いチョコレートもコクのある味わいで糖質を抑えられます。 さらに、低糖質のクッキーやミルクアイスなど、甘いおやつでも糖質を控えめに抑えた商品が多数ラインナップされています。いくつかのアイテムを組み合わせることで、満足感のある低糖質なおやつタイムが過ごせます。表記に注意しながら、おいしくて健康的な低糖質おやつを見つけて、糖質制限生活をさらに楽しみましょう。
まとめ
おからクッキーはたんぱく質が豊富で、ビスケットやクラッカーよりも糖質が控えめです。ナッツ類は食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、小腹を満たしてくれます。低糖質の板チョコレートは、ほろ苦い味わいが大人の味覚に合います。糖質の気になる方におすすめのお菓子は、素材をしっかり見極めることが大切です。おいしさと健康を両立できる選択肢はたくさんあります。