ブルーベリー 栄養素

甘酸っぱくて美味しいブルーベリーは、その小さな粒に秘められた栄養素が、私たちの美と健康を力強くサポートしてくれるスーパーフードです。目に良いとされるアントシアニンをはじめ、抗酸化作用の高いポリフェノールや、食物繊維、ビタミンなど、現代人に不足しがちな栄養素がたっぷり。毎日の食生活に手軽に取り入れられるブルーベリーの魅力を、栄養成分に焦点を当ててご紹介します。美味しく食べて、内側から輝きましょう。

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新鮮なブルーベリー100グラムあたりに含まれる主要な栄養成分は、概ね以下のとおりです。カロリーはおよそ48kcalです。タンパク質は約0.5グラムです。脂質は約0.1グラムです。炭水化物は約12.9グラムです。ビタミンA(β-カロテン換算)は約55マイクログラムです。ビタミンE(α-トコフェロール)は約1.7ミリグラムです。ビタミンCは約9ミリグラムです。食物繊維は約3.3グラムです。

小さな粒に栄養がぎっしり!

ブルーベリーには、アントシアニンに代表される抗酸化物質、各種ビタミン、そして食物繊維が豊富に含まれています。特に注目すべきは、次の3つの成分です。

・アントシアニン:ポリフェノールの一種であるアントシアニンは、強い抗酸化作用を持ち、植物自身が有害な光から身を守るために生成する成分です。視覚情報伝達に関わるロドプシンというタンパク質の再合成を助ける働きがあり、目の健康維持に役立つと考えられています。

・β-カロテン:β-カロテンもまた、優れた抗酸化作用を発揮し、活性酸素の生成を抑制、除去する作用があります。活性酸素は、適量であれば体内の細菌やウイルスを撃退する有益な存在ですが、過剰に生成されると過酸化脂質を増やし、免疫力低下の原因となることがあります。さらに、β-カロテンは必要に応じてビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を保護し、喉や鼻の健康をサポートします。

・食物繊維:ブルーベリーは、皮や種もまるごと食べられるため、食物繊維を効率的に摂取できます。水溶性と不溶性の食物繊維をバランス良く含んでいるため、便秘解消効果が期待できます。不溶性食物繊維は腸内で水分を吸収して膨張し、腸の蠕動運動を促進して排便を促します。一方、水溶性食物繊維は腸内でゲル状になり、便を包み込んでスムーズな排出を助けます。

おいしいブルーベリーの選び方

最高のブルーベリーを選ぶための秘訣を3つご紹介します。色の濃さと果実の張り具合に注目しましょう。深みのある青紫色で、ピンと張っているものが新鮮な証拠です。しなびていたり、柔らかくなっているものは避けるのが賢明です。ブルーベリーの表面を覆う白い粉、「ブルーム」は、瑞々しさを保つための自然な保護膜です。ブルームがたっぷりとついているものほど、熟していて美味しいサインです。一般的に、大粒のブルーベリーは十分に熟しており、甘みが強い傾向があります。小粒のものは、渋みが感じられるかもしれませんが、ポリフェノールは豊富に含まれています。

おいしいブルーベリーの選び方と味わい方!

この記事では、ブルーベリーの栄養価と、よりおいしいブルーベリーを選ぶためのヒントをお届けしました。健康的な食生活にブルーベリーを加えて、その恵みを享受してください。

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