血液サラサラ飲み物
健康維持のためには、体内の血液がサラサラと流れることが重要です。血液がドロドロになると、様々な健康上の問題が起こる可能性があります。そこで注目されているのが、血液をサラサラにする効果があると言われる特定の飲み物です。この記事では、血液サラサラになる飲み物の種類と効果、摂取のポイントについてご紹介します。
「血液ドロドロ」になる3つの原因
血液がドロドロになる主な原因は3つあります。まず1つ目は脱水状態です。体内の水分が失われると、血液の粘度が高くなり、ドロドロになりやすくなります。夏場の気温上昇や運動時の発汗で失った水分を、こまめに補給することが重要です。
2つ目は肥満や糖尿病です。体内に脂肪や血糖値が過剰にたまると、血液の成分バランスが崩れ、赤血球が変形しにくくなり、血液がドロドロになってしまいます。適度な運動と食事制限で体重を落とし、血糖値を適正に保つことが肝心です。
3つ目は喫煙です。タバコの有害物質には、血液を固まりやすくする作用があり、動脈硬化のリスクを高めるだけでなく、血液をドロドロにする一因となります。禁煙により血液の流れがスムーズになるのです。
このように、生活習慣を見直すことで、血液のドロドロ化を防ぐことができます。規則正しい生活リズム、適度な運動、バランスの良い食事を心がけましょう。
食習慣を改善して血液をサラサラに!
血液をサラサラに保つための食生活のポイントをお教えします。
食事のタイミングを意識する
夕食を早めに済ませ、就寝までの間隔を空けることで体内時計を整え、コレステロールの生成を抑制できます。夕食が遅くなる場合は、分食を心がけましょう。間食は午前中や午後3時頃に取ると良いでしょう。
野菜から食べ始める
ベジタブルファーストで、野菜の食物繊維が脂質や糖の吸収を穏やかにし、満腹感も得られるので食べ過ぎを防げます。
適切な油を選ぶ
飽和脂肪酸を控え、オリーブオイルなどの一価不飽和脂肪酸を中心に摂取することが重要です。適量であれば善玉コレステロールを上げ、血液をサラサラに保つ働きがあります。
また、運動や禁煙、適度な飲酒など、生活習慣の改善にも気を付けましょう。このような取り組みで、血栓のリスクを下げ、健康的な血液を保つことができます。
血液をサラサラにするおすすめの食べ物8選
健康的で活力に満ちた毎日を送るためには、血液をサラサラに保つことが重要です。食生活が乱れがちな現代人こそ、血液をサラサラにする食べ物を意識的に摂取する必要があります。
血液をドロドロにする原因に食生活がかかわっていたように、血液をサラサラにするのも何を食べるかが大きく影響します。以下の働きを持つ食べ物を取り入れましょう。
・悪玉コレステロールや中性脂肪、糖の増加を抑える
・酸化を抑える(抗酸化作用)
・血栓をできにくくする
ここからは、これらの働きを持つおすすめの食べ物を8つご紹介します。栄養バランスを考えながら、ぜひ日々の献立に加えてみてください。
1. 玉ねぎ
玉ねぎには、抗酸化力を高めるポリフェノールのケルセチンが含まれています。皮にも多く含まれるので、煮出してお茶にしても良いでしょう。また、血栓ができるのを防ぐトリスルフィドも含まれます。
2. 納豆
納豆に含まれるナットウキナーゼには血栓を溶かす効果があります。脂質の代謝を促すビタミンB2も豊富で、大豆サポニンには血液中のコレステロールを減らす作用もあります。
3. サバ
サバには、血管の弾力性を高めたり毛細血管を通りやすくするDHAと、中性脂肪を下げて血流を改善するEPAが豊富に含まれています。缶詰など新鮮なうちに加工されたものを利用するのがおすすめです。
4. サケ
サケに豊富に含まれるアスタキサンチンには、強力な抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化を抑え血管のトラブルを予防します。
5. 人参・ブロッコリー・菜の花
これらの野菜に含まれるβ-カロテンには抗酸化作用があり、動脈硬化の予防に役立ちます。油と一緒に摂ると吸収率が高まります。
6. かぼちゃ
かぼちゃには抗酸化作用のあるビタミンEとその働きを高めるビタミンCが含まれています。β-カロテンも豊富で、わたや皮にも栄養があります。
7. 海藻
海藻に豊富なアルギン酸などの水溶性食物繊維は、コレステロールの吸収を妨げ排出を助けます。
8. きのこ
きのこは食物繊維が豊富で、コレステロールや血糖値を下げる働きがあります。椎茸やえのきだけにも様々な血液サラサラ成分が含まれています。
このように、さまざまな食品に血液をサラサラにする働きがあります。上手に組み合わせて、毎日の食事から意識的に取り入れましょう。
血液をサラサラにするためにとりたい飲み物4選
血液をサラサラに保つため、抗酸化作用やコレステロール値を適正に保つ働きのある飲み物を意識的に取り入れましょう。
緑茶、ココア、コーヒー、赤ワインに含まれるポリフェノール類は抗酸化力に優れ、悪玉コレステロールの酸化を防ぎます。ただし、砂糖やカフェイン、アルコールの過剰摂取には注意が必要です。
トマトジュースに豊富なリコピンも強い抗酸化作用を発揮。手軽に栄養を補給できるジュースがおすすめですが、添加物の少ないものを選びましょう。
黒酢には、悪玉コレステロールを抑える効果に加え、赤血球の形状を整え血流を良くする働きもあります。胃腸への刺激を避けるため、水で薄めて飲用するのが賢明です。
最後に、水分補給も欠かせません。脱水は血液の濃度を高め、健康リスクを高めかねません。1日2リットル程度の水分摂取を心がけ、体調に合わせて適宜調整しましょう。
まとめ
血液がサラサラになる飲み物は、体内の老廃物や有害物質を排出する働きがあり、血栓症や動脈硬化症の予防に役立ちます。緑茶やブルーベリー、ナツメグなどのスパイスを利用した飲み物は、血液をサラサラにする効果が期待できます。適量を継続的に摂取することで、血液の流れをよくし、様々な生活習慣病のリスクを下げることができるでしょう。