離乳食を作る際、食材や調味料の選び方は非常に重要です。特に初めての食材は赤ちゃんの健康を左右するため、慎重に選ぶ必要があります。多くの家庭で使われるベーキングパウダーもその一つです。では、離乳食にベーキングパウダーを使用する際の安全性や具体的な使用方法はどのようなものでしょうか。本記事では、ベーキングパウダーの成分や赤ちゃんへの影響、安全に使うためのポイントについて詳しく解説していきます。
離乳食にはいつからベーキングパウダーを使用できる?
ベーキングパウダーの使用は、離乳食では9ヶ月から11ヶ月頃の離乳後期に取り入れるのが良いでしょう。
一方で、離乳中期の7ヶ月から8ヶ月頃に蒸しパンを作る際は、卵を泡立てて生地を膨らませる方法を用いるレシピを選択し、ベーキングパウダーを避けましょう。
どれほどの分量が良い?
ベーキングパウダーはそのままでは食べず、通常は蒸しパンやホットケーキなどに混ぜて使用されます。
ベーキングパウダーを使用する際の適量は、離乳食のレシピを基準にすることがおすすめです。
離乳食として、ベーキングパウダー入りの蒸しパンを与える場合は、食物アレルギーの有無を確認するために、小さな一口から始めて、徐々に量を増やしましょう。
ホットケーキミックスにはベーキングパウダーが含まれています。
蒸しパンなどを手作りする際には、市販のホットケーキミックスを使うことで簡単に作れます。離乳食用の蒸しパンを作る場合、レシピを参考に適切な量を使用しましょう。
離乳食にベーキングパウダーを使っても大丈夫?
離乳食にベーキングパウダーを使用することが安全か否かは、多くの親が抱える疑問です。
特に赤ちゃんの食事安全は最重要です。
結論を先に述べると離乳食にベーキングパウダーを取り入れることは可能ですが、赤ちゃんの発達段階や使用量には注意が必要です。
また、ベーキングパウダーを使用する際のポイントとして、
・一度に大量に与えすぎないこと
・アルミフリーのベーキングパウダーを選択すること
・アレルギーにも配慮し、少量から始めること
これらに留意しながら取り入れると良いでしょう。
健康を意識したベーキングパウダー選択のポイント
少量のベーキングパウダーはほとんど人体に影響しないとされていますが、離乳食や幼児用の食事には、安全かつ適切なものを選びたいと考えますよね。ここでは、ベーキングパウダーを選ぶ際のポイントについていくつかお伝えします。
アルミニウム不使用のタイプを選択する
ベーキングパウダーには重曹の苦みを和らげるため、硫酸アルミニウム(ミョウバン)が含まれていることがあります。しかし、健康への影響が懸念された時期があったため、最近ではアルミが含まれないベーキングパウダーが多く販売されています。これをアルミフリーといい、ミョウバンを使っていないものを指します。購入時には「アルミフリー」や「ミョウバン不使用」と記載された商品を選ぶと良いでしょう。ただし、多くの市販のベーキングパウダーはアルミフリーなので、過度に心配する必要はないでしょう。
添加物の数が少ない商品を選択する
重曹(炭酸水素ナトリウム)や第一リン酸カルシウムを含むベーキングパウダーには、コーンスターチや小麦粉以外の添加物も使用されています。
無添加のベーキングパウダーは見つけにくいため、できるだけ添加物が少ない製品を選ぶことが重要です。
アレルギーを気にする方は、化学合成された農薬や化学肥料を避けたオーガニック原料を使用した製品を選ぶのも良いでしょう。
非遺伝子組み換えであるかを確認する
遺伝子組み換え作物は、害虫や寒さに対する耐性を素早く高めることができるため、海外での栽培面積が拡大しています。その利点が注目される一方で、これらの作物を食することがアレルギーを引き起こす可能性があるという懸念も浮上しています。
また、ベーキングパウダーに使われるコーンスターチや小麦粉、でん粉が遺伝子組み換えでないか確認することも重要です。