離乳食 後期 おやつ

離乳食 後期 おやつ

離乳食後期は、赤ちゃんが成長とともに活動量が増え、栄養もたくさん必要になる時期。3回の食事に加えて、おやつを上手に活用することで、必要な栄養をバランス良く補給できます。しかし、市販のおやつは種類が豊富で、どれを選べば良いか迷ってしまうことも。この記事では、離乳食後期のおやつ選びのポイントをご紹介します。赤ちゃんの健やかな成長をサポートしましょう!

離乳食後期のおやつとは?

離乳食におけるおやつは、大人が楽しむお菓子とは異なり、3度の食事だけでは不足しがちな栄養分を補給する、大切な役割を担っています。特に、離乳食後期(生後9ヶ月ごろ)から完了期(1歳~1歳半ごろ)の赤ちゃんは、まだ消化機能が十分に発達していません。そのため、遊び食べや食事のムラも起こりやすく、おやつを上手に活用して必要な栄養をきちんと摂ることが重要です。

おやつはいつから与える?

おやつを始める時期の目安としては、離乳完了期の1歳前後が良いでしょう。この頃になると、3回の食事のリズムが整ってくる赤ちゃんが多く、活発に動き回るようになるため、エネルギーの消費量も増えてきます。しかし、3回の食事で必要な栄養が十分に摂れている場合や、日中に母乳やミルクを欲しがるようなら、無理におやつを与える必要はありません。赤ちゃんの成長具合や食欲、そして活動量などを考慮して、おやつを与えるかどうかを判断しましょう。

おやつの役割:食事の一部として考える

赤ちゃんにとっておやつは、ただのお菓子ではなく、食事の一環として考えることが大切です。3回の食事でどうしても不足しがちな栄養を補うためのものとして捉え、栄養価の高い食材を選ぶようにしましょう。特に、鉄分やカルシウム、ビタミン類などが不足しがちな場合は、それらを強化したベビー用のおやつや、プレーンヨーグルト、旬のフルーツなどを積極的に取り入れるのがおすすめです。

手作りが難しい場合の市販品活用のコツ

赤ちゃんに与えるおやつを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
  • 栄養バランスに優れたもの:バナナやリンゴなどの果物、無糖ヨーグルト、野菜スティック、小さめのおにぎりなど、栄養が豊富で消化にも良いものを選ぶのがおすすめです。
  • 添加物が少ないもの:できる限り、添加物や砂糖、塩分などが少ないものを選ぶのがおすすめです。手作りするのが一番理想的ですが、市販品を購入する際には、原材料表示をしっかりと確認するようにしましょう。
  • アレルギーのリスクに配慮:初めて口にする食材は、少量からスタートし、アレルギー反応が出ないかどうかを注意深く観察しましょう。
  • 手で掴みやすい形状:赤ちゃんが自分で持って食べやすいように、細長いスティック状や、一口で食べられる小さめサイズにカットするなど、形状を工夫しましょう。

おすすめのおやつ:具体例

赤ちゃんにぜひ試してほしいおやつの例をいくつかご紹介します。
  • 果物:バナナ、りんご、みかんなど、旬のものを柔らかく煮る、または生のまま小さく切ってあげましょう。
  • 野菜:さつまいも、かぼちゃ、にんじんなどは、蒸したり、ゆでたりして柔らかくし、持ちやすいスティック状にすると良いでしょう。
  • ヨーグルト:無糖のヨーグルトに、果物やきな粉を少量加えて味に変化をつけてみましょう。
  • おにぎり:小さく握ったおにぎりに、細かく刻んだ野菜や海苔を混ぜ込むと、栄養バランスもアップします。
  • 手作りおやつ:ホットケーキや蒸しパン、おやきなどは、栄養も調整しやすく、安心して与えられます。
市販のベビー用お菓子は手軽ですが、栄養価や添加物をチェックし、できるだけシンプルなものを選ぶのがおすすめです。

おやつの与え方:タイミングと量

おやつをあげるタイミングは、食事と食事の間(午前10時と午後3時ごろ)が良いでしょう。食事の前にあげてしまうと、お腹がいっぱいになり、食事を食べなくなることがあるので注意しましょう。大切なのは食べ過ぎないことと、時間を決めて食べること。食事のリズムやバランスをくずさないよう気をつけて、一日200kcal(キロカロリー)以内を目安にしましょう。お菓子だけでなく、果物や乳製品などもおやつに取り入れるとよいでしょう。おやつと一緒に、麦茶や水などの水分も忘れずに与え、食べ物が喉に詰まらないように注意しましょう。

手づかみ食べ:成長を促す大切なステップ

離乳食後期から完了期には、積極的に手づかみ食べを取り入れてみましょう。手づかみ食べは、指先の訓練になるだけでなく、自分で食べようとする意欲を育て、スプーンやフォークを使う練習にもつながります。赤ちゃんが持ちやすいように、食べやすいスティック状に切ったり、柔らかく調理するなどの工夫をしましょう。食べ物を落としたり、遊び食べをすることもありますが、温かく見守り、自分で食べる力を育ててあげてください。

市販のおやつ:選び方と大切なポイント

市販のベビー用おやつは、外出時や時間がない時に重宝しますが、選ぶ際にはいくつかの注意点があります。以下を参考に、適切に利用しましょう。
  • 対象月齢を確認する:パッケージに記載されている月齢をしっかりと確認し、お子様の成長段階に合ったおやつを選ぶのがおすすめです。
  • 原材料を丁寧にチェックする:できる限り、添加物や砂糖、塩分が少ないものを選ぶように心がけましょう。
  • アレルギーへの配慮を忘れずに:お子様のアレルギーの原因となる可能性のある食材が含まれていないか、必ず確認しましょう。
  • 形状や硬さを考慮する:お子様が安全に噛み砕きやすく、飲み込みやすい形状のものを選ぶのがおすすめです。
市販のおやつは、あくまで補助的なものと考え、手作りのおやつと上手に組み合わせて、栄養バランスの取れたおやつタイムを心がけましょう。

注意点:あげすぎには気をつけましょう!

おやつは、食事をサポートするものとして与えるようにし、与えすぎには十分注意が必要です。おやつでお腹がいっぱいになってしまうと、大切な食事をきちんと食べられなくなることがあります。また、糖分や塩分の過剰摂取は、肥満や虫歯の原因となることもあります。おやつの量や回数を守り、バランスの取れた食生活を送るようにしましょう。

まとめ

離乳食後期の赤ちゃんにとって、おやつは成長を助ける大切な役割を担っています。この記事を参考に、お子様にぴったりのおやつを見つけ、適切な時間と量を守りながら、楽しいおやつの時間を作りましょう。手作りおやつにチャレンジしたり、市販のおやつを賢く利用したりして、お子様の健やかな成長をサポートしていきましょう。

よくある質問

質問1:離乳食のおやつはいつから与えても良いですか?

通常、離乳食が完了に近づく1歳頃からを目安におやつを始めると良いでしょう。ただし、1日3回の離乳食だけでは栄養が足りない場合や、活発に動くようになってエネルギー消費が激しい場合は、1歳になる前でもおやつを検討しても良いかもしれません。

質問2:どんなおやつを与えれば良いですか?

栄養豊富で消化しやすいものが理想的です。例えば、果物やヨーグルト、野菜スティック、小さめのおにぎりなどが良いでしょう。ベビー用のお菓子も便利ですが、中には栄養価が低いものや添加物が気になるものもあるので、原材料をよく確認して選ぶのがおすすめです。

質問3:おやつを与えるタイミングはいつが良いですか?

食事と食事の間、具体的には午前10時頃と午後3時頃が良いでしょう。食事の直前におやつをあげてしまうと、お腹がいっぱいになり、食事の量が減ってしまう可能性があるので、時間を空けるようにしましょう。
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